前回の記事では、相場という名の「戦場」に、防御も知らずに飛び込む危うさについてお話ししました。地雷原をノーガードで走れば、どうなるかは明白ですよね。
さて、今回はさらに踏み込んだ「自爆の技術」をご紹介……といきたいところですが、この病に苦しみ、戦地で散っていく志願兵があまりに多いため、今回は特別にその「正体」と、命を繋ぎ止めるための「治療法」を併せてお伝えします。
その名は、不治の病……「ポチポチ病」。
「チャンスじゃないのは分かっているのに、なぜかエントリーボタンを押してしまう」
「負けを取り返そうとして、気づけば熱くなって連打していた」
心当たりはありませんか? なぜ私たちは、自分から地雷を踏みに行くような真似をしてしまうのか。その恐ろしい正体を暴き、克服するための処方箋をお出しします。
1. 戦場で「待てない」兵士が真っ先に狙撃される理由
想像してみてください。あなたは今、敵軍が潜むジャングルの真ん中にいます。 プロの狙撃手は、ターゲットが確実に射程に入るまで、何時間でも、時には数日間も息を殺して待ち続けます。
一方、真っ先に命を落とす兵士はどうでしょう。 「退屈だ」「早く戦果を上げたい」「何もしないのは怖い」……そんな焦燥感に駆られ、茂みが少し揺れただけで銃を乱射してしまいます。
無音の恐怖に耐えられない
相場には「何もしないのが正解」という時間が大半を占めます。しかしポチポチ病の人は、画面を見て何もしていない状態を「機会損失」だと勘違いし、自ら敵に居場所を教えるように無意味な弾丸(資金)をバラ撒くのです。
「戦っている実感」という罠
エントリーボタンを押すと、脳内にはアドレナリンが放出されます。勝っても負けても、その「刺激」が欲しくてボタンを押してしまう。これこそが投資家がギャンブラーに成り下がる瞬間です。
2. 「チャンス」に見えてしまう幻覚の正体
ポチポチ病の末期症状になると、どんなチャートも「チャンス」に見えてくるようになります。これは、脳が強引に理由を後付けしている状態です。
根拠のねじ曲げ
自分が「買いたい」と思った瞬間に、それっぽい理由を必死に探し始めます。「さっきより下がったから」「なんとなく反発しそうだから」……。
これらは戦略ではなく、ただの「願望」です。
自爆スイッチの連打
一度負けると、その損失を「次の1回」で取り返そうとします。しかし、焦った状態での判断力は、酔っ払いが運転しているようなもの。
1発外せば2発、2発外せば4発と、自爆スイッチを連打し、気づいたときには弾薬庫(口座残高)が空っぽになっています。
これに関してはマーチンゲール法という恐ろしいものがありますが、いずれ記事で紹介します。
3. データという「暗視スコープ」で幻覚を打ち消す
ここで、私が提供しているデータ分析の話を少しさせてください。 なぜ私が「過去の統計データ」にこだわるのか。それは、人間の脳が嘘をつくからです。
感情に支配された脳は、都合のいい幻覚を見せます。しかし、数字は嘘をつきません。
「なんとなく」を「事実」で黙らせる: 脳が「今、上がりそう!」と叫んでいても、データが「この時刻の陽線確率は30%以下だ」と示していれば、踏みとどまるきっかけになります。
敵がいない場所を歩く
私が提供しているデータは、いわば「戦場の暗視スコープ」です。闇雲に銃を撃つのではなく、過去の統計から「今は敵が多い(=勝率が低い)時間帯だ」と判断できれば、無駄な弾丸を撃たずに済みます。
というより無駄な弾丸を食らわずに済むといった方がいいかもしれませんね。
データから割り出したエントリーポイント(時刻)のみエントリーするのでそもそもポチポチ病になりようがありません。陽線が予想されるポイントで自分の手法や判断においても陽線だという場合のみエントリーする。
これだけでも有益だなと思っています。逆に自分が陽線だと判断してもデータ分析の結果、陰線になりやすい時刻であれば矛盾するのでエントリーを控えます。
これが私が研究しているアノマリー手法です。
4. ポチポチ病を克服するための「処方箋」
さて、ここからは具体的な治療法です。この病を治すには、精神論だけでなく「仕組み」で自分を縛る必要があります。
① 「待ち」を「攻撃」と定義し直す
「エントリーしていない=負けている」という思考を捨ててください。戦場において、敵がいない場所で弾を撃たないのは「節約」ではなく「高度な戦術」です。「今日は一発も無駄打ちしなかった」という実績を、自分自身の勝利としてカウントしましょう。
② エントリー前の「30秒ルール」
「あ、チャンスだ!」と思ってから、ボタンを押すまでに必ず30秒間、画面から目を離して深呼吸してください。ポチポチ病の正体は「反射」です。一呼吸置くだけで、脳のバグ(興奮)は驚くほど冷静になります。
自分の思考を見つめましょう。エントリールールにちゃんと従っているのか、自分がエントリーしたいだけなのか見えるようになれば勝ちです。
③ 「データという根拠」がないならマウスを捨てる
「なんとなく」で引き金を引くのは、目隠しをして銃を撃つのと同じです。 私の提供しているアノマリー手法のように、「過去の統計でこの時間は陽線確率◯%」という客観的な事実がある時だけマウスを握る。それ以外の時間は、マウスを物理的に手の届かない場所に置くくらいの工夫が必要です。心が強くなるまでは本当にそのくらいやった方がいいです。
これは他の手法においても同じです。
ルールを守ることは自分を守ることにつながります。
④ 1日の「最大損失」と「取引回数」を物理的に制限する
「あと1回だけ……」が破滅の入り口です。 「今日は3回まで」「◯円負けたらPCを閉じる」というルールを紙に書いて、ディスプレイの横に貼ってください。ルールを破ったらその日は戦格。
自分を律することができない兵士に、勝利の女神は微笑みません。
これについてはこれまでに多くの投資家たちが口をそろえています。
自分で決めたルールも守れないならば投資なんてやるべきではないとすら思います。
まとめ
ポチポチ病は、あなたの「欲」や「焦り」を餌にして増殖します。
商材屋が売る「魔法の杖」を振り回す前に、まずは自分の指をコントロールする術を身につけてください。
魔法の杖が本当に有益なものだとしても振り時ってものがありますからね。
数字という客観的な事実に基づいた「戦場の地図」があれば、迷いは消えます。 私がお客様と共有しているのは、単なる「数字」ではなく、「今は戦わなくていい」という心の平穏なのかもしれません。
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上がるか下がるかの二択において統計で勝率を上げることを目的としてますのでバイナリーオプションとは特に相性が良く、リストに従ってエントリーするだけで初心者でもすぐに実践できます。実践しながらFXの基礎を学ぶことができるのも大きなメリットです。
次回は、負け組をさらに追い詰める最終兵器、「お祈りとマーチンゲールのハーモニー」についてお話ししましょう。
MarieFX