看護師はどこでも働ける。だからこそ、職場の魅力をもっと見える化した方がいい

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コラム
看護師は、働ける場所がたくさんあります。

病院、施設、訪問看護、クリニック、介護の現場。
資格があることで、選択肢は多い。

それは看護師にとって、大きな強みだと思います。

でも、長く務めた病院を退職して改めて仕事を探す立場になって感じたことがあります。

働ける場所は多い。
でも、自分に合う職場を選ぶための情報は、思っていた以上に少ない。

これが、私が強く感じたことでした。

長く勤めた職場を離れて、次の職場を探そうとしたとき、求人情報をいろいろ見ました。

給料。
勤務時間。
休日。
夜勤の有無。
通勤距離。
福利厚生。

そういった条件は、求人票を見ればある程度わかります。
もちろん、条件は大事です。
生活がありますし、働き方にも関わります。

でも、本当に知りたいことは、そこだけではありませんでした。

その職場には、どんな人が働いているのか。
どんな空気感があるのか。
管理者はどんな思いで現場を見ているのか。
スタッフ同士はどんな関係性なのか。
新人や中途で入った人を、どう受け入れているのか。
患者さんや利用者さんに、どんな姿勢で関わっているのか。

こういう部分こそ、実際に働き続けられるかどうかに大きく関わってくると思います。

けれど、求人票だけではそこまで見えません。

ホームページを見れば、理念や会社の思いが書かれていることもあります。
でも、それはあくまでも画面に映っている言葉です。

その理念が、実際の現場でどう大切にされているのか。
スタッフの関わり方に表れているのか。
日々の仕事の中に根づいているのか。

そこまでは、外から見ただけではなかなかわかりません。
面談に行けば、話を聞くことはできます。

ただ、1回の面談だけで、その職場の空気感や人間関係、日々の雰囲気まで感じ取るのは難しいと思います。
結局、働く側は限られた情報の中で判断することになります。

家から近い。
勤務時間が合う。
給料が希望に近い。
休みの条件が合う。

そういった条件で選ぶことになります。
もちろん、それが悪いわけではありません。

でも、条件だけで選んだ職場が、自分に合う場所かどうかは、働いてみるまでわからない。
ここに、看護師の職場選びの難しさがあるのではないかと思います。

看護師は、手に職がある仕事です。
だからこそ、どこでも働ける。
でも、どこでも働けるからこそ、どこで働くかを選ぶのが難しい。
この矛盾のようなものを、私は改めて感じました。

そしてこれは、働く側だけの問題ではないと思います。

病院や施設、訪問看護ステーションなどの現場にも、外に伝わっていない魅力がたくさんあります。

丁寧に関わっているスタッフさん。
利用者さんの小さな変化に気づく人。
忙しい中でも声をかけ合っているチーム。
新人さんを気にかける先輩。
現場を良くしようと考えている管理者。
その職場に流れている、独特のあたたかさ。
こういうものは、現場の中には確かにあります。

でも、外からは見えにくい。
求人票には載りにくい。
ホームページの理念だけでは伝わりにくい。
面談の短い時間だけでは感じ取りにくい。

だからこそ、医療・介護・福祉の現場は、もっと自分たちの魅力を見える化してもいいのではないかと思います。

それは、派手に見せるということではありません。

良く見せようとして、きれいな言葉だけを並べることでもありません。
大切なのは、普段の現場の中にあるものを、伝わる形にすることです。

どんな人が働いているのか。
どんな思いで関わっているのか。
どんなチームなのか。
何を大切にしているのか。
どんな雰囲気の中で仕事をしているのか。
そういう情報が少しでも見えるだけで、働く側、仕事を探してる側は判断しやすくなります。

この人たちと働いてみたい。
この雰囲気なら自分に合いそう。
この考え方には共感できる。
ここなら、自分の経験を活かせるかもしれない。

そう思える材料が増えるからです。
逆に、情報が少ないままだと、働く側は条件だけで判断するしかありません。
そして、入ってから初めて職場の空気を知ることになります。

それでは、働く側にとっても、受け入れる側にとっても、もったいないことが起きやすいと思います。

今は、どの業界でも人の魅力が大切になってきています。
医療や介護の現場も同じです。

患者さんや利用者さんが主役であることはもちろんですが、そこで働くスタッフ一人ひとりも、その職場をつくっている大切な存在です。
その人たちの思いや関わり方、職場の空気感が伝わることで、求人票だけでは届かなかった魅力が届くようになる。

私はそう感じています。

SNSや動画は、そのための手段の一つです。

ただ投稿すればいい。
ただ動画を出せばいい。

そういう話ではありません。

何を伝えるのか。
誰に届けるのか。
どんな言葉なら伝わるのか。
どこまで見せるのか。

そこを考えながら、職場の魅力を少しずつ見える形にしていくこと。
それが、これからの医療・介護・福祉の現場には、もっと必要になるのではないかと思います。

看護師は、どこでも働ける。

それは大きな強みです。
でも、どこで働くかを選ぶためには、条件だけでは足りません。
その職場にどんな人がいて、どんな空気が流れていて、何を大切にしているのか。
そこが見えることで、働く側は選びやすくなります。

そして、職場側も、自分たちの思いや雰囲気を知ったうえで来てくれる人と出会いやすくなるはずです。

医療・介護・福祉の現場には、まだ外に伝わっていない魅力がたくさんあります。

その魅力を、もっと見える形にしていくこと。

求人票だけでは伝わらない職場の空気感を、言葉や写真や動画で届けていくこと。

それが、これからの働き方や職場選びにおいて、とても大切になっていくのではないかと思います。

私自身も今、動画や発信を通して、会社や現場の魅力を見える形にするサポートをしています。

ただ、私がやりたいのは、きれいな動画を作ることだけではありません。

その場所にどんな人がいて、どんな思いで働いていて、どんな空気が流れているのか。

そこを丁寧に聞き取り、言葉や動画に変えて、外に伝わる形に整えていくこと。

看護師として現場を見てきた経験があるからこそ、医療・介護・福祉の現場にある、まだ言葉になっていない魅力をすくい上げられるのではないかと思っています。

職場の魅力は、最初から特別なものとして外に見えているわけではありません。

日々の関わりの中にあり、働く人の表情の中にあり、患者さんや利用者さんへの向き合い方の中にあります。

その魅力を、必要としている人に届く形にすること。

そんな事が大切なんだろうなと思っています。
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