後悔のない生き方していますか?〜高齢者看護の現場で見つけた、人生のヒント〜

記事
コラム
「もっと〇〇しておけばよかったなぁ」
「なんであの時、やらなかったんだろう」

 高齢者看護の仕事をしていると、人生の終盤を迎えた方と日々向き合うことになります。
 その中でよく耳にするのが、こうした「後悔」の言葉です。

 ある方は、穏やかな表情で話されました。
「若い頃、海外に行きたかった。でも、仕事もあったし、家庭もあったし、行けない理由ばかり考えてたら行けなくなってた。
行ける時間って意外と短かったってわかってなかったよ。」

 またある方は、奥様の亡くなられた日に涙を浮かべながら
「もっと素直に“ありがとう”って言っておけばよかった。照れくさくて、結局言えなかった。今は伝えようが無くて気付いても言えないよ…」と。

 このような「後悔」をする方はたくさんいらっしゃいました、
ほとんどの方が何かしらの「後悔」している事を口にしていて、その「後悔」の多くは「やったこと」ではなく、「やらなかったこと」なんです。

 「無理してでもやるんじゃなかった」なんて言葉よりも、
「もっとやっておけばよかった」という言葉が、圧倒的に多いのです。
 人は、「行動して失敗した事」よりも、「行動しなかった事、その記憶」に苦しむんだということを、私はこの仕事を通じて学びました。

 私自身も、ふと考えることがあります。
もし今この瞬間に、人生の終わりが近づいているとしたら、
「やり残したこと」はないだろうか?
「本当はやりたかったのに」と思うことは、ないだろうか?

 日々に追われ、忙しく過ごしていると、やりたいことや、大切にしたい思いが、いつの間にか後回しになってしまいます。

 でも、時間は確実に流れています。
「いつかやろう」は、もしかしたら「永遠にやらない」かもしれない。
そして何かしらの病気や事故などで「やれなくなる」かもしれない。

 もちろん、私たちの人生には責任もあれば、仕事や家庭などの状況もあります。
 全てをすぐに叶えることは難しいかもしれません。
でも、ちょっとだけでも、自分の「本当の気持ち」に目を向けてみる。
小さな一歩でも、踏み出してみる。
それだけで、未来は少しずつ変わっていくはずです。

 今、あなたの心に浮かぶことはなんですか?
・あの人に感謝を伝えたい
・ずっと夢だったことにチャレンジしたい
・行きたい場所へ旅をしたい
・会いたい人に会いに行きたい

 どんなことでもかまいません。
「やりたい」と思った気持ちを、大切にしてください。
 やらなかった後悔は、人生の最後にとても重くのしかかってきます。

 でも、今ならまだ間に合います。
「今できることを、今やる」
その積み重ねが、きっとあなたの人生を変えてくれる。

 少しでもあなたの気持ちに素直に動ける事、
そして、「やってよかった」と思える未来が来ればいいなと思い書いてみました。

 たくさんの方が伝えてくれた「あなたは後悔しないように生きてね」という言葉を大切にして、私は後悔の無い今を生きています。

 読んでいただいたあなたも後悔なく生きれる事を、心から願っています。
読んでいただきありがとうございました!
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