私はこれまで実習指導者として何度も臨床実習に携わらせていただきました。実習指導者研修を受けて、看護師を目指す方の応援が出来たら良いなと思い、病院という場所で。
今改めてその頃を振り返ってみて、
看護学生ってどんな悩みがあるのだろう?と調べた所、
怒られた時にどうしたら?
という投稿をいくつも見たので自分なりの見解を書きます。
看護実習中に指導者や先輩看護師から怒られてしまい、
「どうすればいいの?」と悩む気持ちはとてもわかります。
自分も20年以上前になりますが、学生を経験したので。
そして、いろんな看護師さんが居るので、いろんな考え方があります。
だからいろんな正解があると思います。
実際の看護の現場を経験する事と、人と関わる事を経験する事、
看護実習は、これまで学んだ知識だけではなく、実践力を身につける大切な場です。
そして、これまで学校では体験できなかった病気と向き合う人の現実を知る場でもあります。
慣れない環境で慣れない実習。
時には悩み、時には落ち込んでしまうこともあるでしょう。
私が指導者として、実習生が成長できるように指導する立場からお伝えしたいのは、
「怒られること=ダメな看護学生ではない」
ということです。その理由を書いて行きますね。
1.なぜ怒られるのか?
指導者や現場の担当看護師が実習生に厳しく接するのには、いくつかの理由があります。
・患者さんの安全を守るため
看護は人の命に関わる仕事です。
ちょっとしたミスが患者さんの命に関わることもあります。
そのため、危険な行動や誤った判断には厳しく指導する事があります。
・責任感を持って欲しい
学生のうちは「まだ勉強中」という意識が強いかもしれませんが、
現場では「看護師の一員」として患者さんと関わります。
責任感を持ち、主体的に行動して欲しいという思いがあります。
そしてその実習先でしか出来ない経験があるので、一つでも多く経験して欲しいのです。
・将来のために成長してほしいから
学生のうちは失敗しても教員や指導者が周りに居るので学生のうちに失敗を経験し、そこから学ぶことを体験して欲しいのです。
看護師として働く中で想定しない事が起こる事がたびたびあります。
その時に冷静になりどう対応していくのかが大切です。
だからこそ指導者は、実習を通して経験をしてもらい、「成長できる場」を提供しようとしています。
2.怒られたときの対処法
怒られると落ち込んでしまうのは当然のこと。
でも、その後の行動が大切です。
・まずは冷静になる
怒られた直後はショックで気持ちが乱れることもあるでしょう。
深呼吸して、感情的にならないようにしましょう。
・指導の内容を振り返る
何が問題だったのか、どう改善できるのかを整理することが大切です。
可能なら、メモを取って振り返るのも良いでしょう。
・質問して確認する
指導者の意図がわからなかったり、理解が不十分だと感じた場合は、素直に「どのようにすればよかったのか?」と尋ねてみましょう。誠実な態度で学ぶ姿勢を見せることで、指導者もより丁寧に教えてくれるはずです。
・切り替えて次に活かす
失敗したことを引きずりすぎず、次にどう活かせるかを考えましょう。
なぜその失敗をしたのか?を振り返り「同じミスをしないようにする」ことが、成長への第一歩です。
3.指導者の本当の気持ち
指導者も、怒ることが目的ではありません。
というか怒らなくて済むなら怒りたくはありません。
相手を怒る事は怒る立場の人も辛いのです。
でも多くの指導者は、「成長して欲しい」という思いを持って、厳しい言葉をかけているのです。
あなたの成長を願って。
怒られたときに「自分はダメな看護学生だ」と思うのではなく、
「成長のチャンスをもらえた」と考えてみてください。
あなたの成長を本気で願っているからこそ、厳しく指導しているのです。
4.どうしても辛いときは無理しない
何度も怒られて辛い時もあると思います。
そんな時は先生に相談して対応を考えるのも大事だと思っています。
自分の心を守る事も大切です。
まとめ
看護実習で怒られたときは、「なぜ怒られたのか?」を冷静に振り返り、指導者の意図を理解することが大切です。
そして、気持ちを切り替え、次に活かすことができれば、それは確実にあなたの成長に繋がります。
実習は大変ですが、指導者の言葉を前向きに受け止め、一歩ずつ進んでいきましょう。
頑張るあなたを私は応援しています!