占いジプシーが危険な理由

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占い
こんにちは。
スピリチュアルカウンセラーの*Sheena*です。

私にご依頼くださる方の中には、「以前別の人に鑑定をしてもらったときは○○と言われたんですけど…」というお話をされる方がたまにいらっしゃいます。
もちろん、占い師・スピリチュアリストごとに得意分野は異なるのでいろいろな人に鑑定を依頼するのは悪いことではありません。
しかし、短期間に同じ内容を複数回(同じ占い師に依頼することも含む)依頼するのは、はっきり言って危険です。
それは「占いジプシー」への入り口になる行為だからです。

※「ジプシー」は彼ら自身の自称ではなく、ロマ等への言い換えが試みられています。また、そもそもある民族の名称をネガティブな比喩として用いることへの問題もあると理解しています。しかしここでは伝わりやすさを優先し、一般に膾炙している「占いジプシー」という言葉で統一させていただきます。


占いジプシーとは?

占いジプシーという言葉を聞いたことがない方のために、まずは説明いたします。
占いジプシーとは、占いを受けることに依存し、かつ特定の占い師に依存するのではなく「よりよい、より本物の」鑑定内容を求めて占い師を転々としている状態です。
ここでいう「占い」は占星術やタロット等だけではなく、スピリチュアルカウンセリングやヒーリング、まじない等も含みます。(ココナラの「占い」カテゴリに入るものはすべてそうだと思ってください)

そんな占いジプシーになると、どんな危険があるのでしょう?

危険性1.正しい鑑定結果も信じられなくなる

占いジプシーの危険性のひとつは「正しい鑑定結果すら信じづらくなる」ことです。
占い師を転々とするとどんどん目が肥えていき、なおかつ「この人は本物じゃない」と切り捨てた回数が多いので、ちゃんとした占い師ですら「本物じゃないのでは…?」と疑いの目でみてしまいます。
その状態で鑑定結果をもらっても、心から信じる気にはなれません。そのため、鑑定結果のアドバイスに従うにしても中途半端になり、結果として状況が好転しない(=外れる)ことになります。
正しい鑑定結果を、自分で間違ったものにしてしまうのです。


危険性2.鑑定結果の都合のいいところだけつまみ食いするクセがつく

ふたつ目の危険性は、複数の鑑定結果の都合のいいところだけそれぞれピックアップして採用するクセがついてしまうことです。
たとえば、今付き合っている彼との結婚運を2人の占い師に占ってもらったとします。
占い師Aは「彼とは結婚できますよ。でも不倫する可能性があるかも…」と言い、占い師Bは「彼には結婚願望がないから難しい。でも恋人同士としてならお互い一途に長く付き合っていけますよ」と言いました。
当たり前ですが、この占い結果は相反するのでどちらかまたは両方を「本当ではない」としなくてはなりません。

しかし占いジプシー状態の人はこう考えます。
「結婚できるし、お互い一途に長く付き合えるんだ!!!」
そしていざ結婚してみて(あるいは結婚しようとしたけどうまく進まなくて)、頭の中で都合よく合成された占い結果のとおりにいかない現実を見て「あの占い師たちは偽物だった!?」と嘆き、別の占い師を探すのです…。


占いジプシー化を避けるには?

さて、占いジプシーにならないためには、どうしたらいいのでしょうか。
まずあらゆる依存に言えることですが、依存は接触回数が多いほどなりやすく深刻化しやすいです。なので、占いを受ける回数自体がむやみに増えないようにします。
そして、同時期に複数の鑑定内容を比べられないようにします。こうすれば都合のいいピックアップを避けやすくなります。

この条件を満たすルールはシンプルです。
「ひとつの問題には一時に一人の占い師だけに占ってもらう」
「一度占ってもらった内容は、最低3ヶ月経つまで同じ占い師にも再度依頼しない」
これだけ。

日本に生まれ育った人にとってもっとも身近な占いは神社にある「おみくじ」だと思います。
おみくじも、「二度引くな」って言われますよね。
占いも同じです。人生を輝かせるために占いを使いたいなら、二度引きはやめておきましょう。


(補足)占いでセカンドオピニオンが有効ではない理由

医療の世界では「セカンドオピニオン」というものがあります。
あるお医者さんから受けた診断結果や治療方針に納得がいかなかったり懸念点がある場合に、別のお医者さんからも診察を受けて別の角度から意見をもらうことです。より多角的な診療方針を検討したり、安心して治療を受けられるようになったりします。
これは医療においては非常に有効ですが、占い・スピリチュアルの世界でセカンドオピニオンを採用するのは占いジプシー化のリスクの方が大きいだろうと考えています。

なぜなら、占いの世界は医療のように体系立てて証拠をもって積み上げられ、施術者(占い師・医者)同士が同じように参照できる学説や論文等がないからです。
たとえば医療であれば、ある検査結果について意見が真逆になったとしても、検査結果の数値自体は同じものを見て議論ができます。
一方、占いでは合っているか間違っているか議論する共通の土台すらないことが多いです。(同じ流派の占星術同士なら可能ですが、西洋占星術と四柱推命とかだと難しいでしょう。私のようなガイドチャネリングに至っては一切の証拠がありません)

占いの環境で複数の結果を比べるのは、「正しい方を選ぶ」ではなく「より好みの方を選ぶ」になる可能性が高いです。それが悪いこととは言えませんが、占いジプシー化のリスクを考えるとやはりおすすめできません。
それでしたら、たとえばDMで疑問点を聞くなどして占い師選びに全身全霊をかけたほうが時間もお金も節約できてお得かと思います。


以上、占いジプシー化は危険だよというお話でした。
ココナラ占いカテゴリの売り上げを減らしそうなブログを書いてしまいましたね…。(あとこの話は私の売り上げも間接的に減るんですが、占いジプシー状態の依頼者様を量産してお金が増えてもなあ…と思ってます)


お読みくださってありがとうございました!
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