変身なんてしなくても、あなたは素敵だ。

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私は学生の頃、自分は大学を卒業したらバリバリ働くんだ!と考えていました。
しかし、蓋を開ければ双極症になって、短時間パートもできません。

「バリバリ仕事ができる自分」「働いて輝いている自分」を想像して、そう変身できたらいいなと思うことはよくあります。

でも、私から「双極症」の部分はもう決して取り除くことができないのですから、変身のしようがありません。

だったら、世界の方が変わらないものかと思ってしまったりもします。
週に1日3時間だけで雇ってくれないかな。
オフィスワークがいいな。
家から近所の職場がいい。
時給は高い方がいい。

などなど、要望は尽きません。
もちろん、そんな都合のいい変化が急に世の中に現れるわけがない。

で、よくよく考えてみたんですよね。
この世界の方が変わってほしい、という願望を。

ざっくりいえば、「今の私をありのまま受け止めてほしい」と思っているのでは?と考えました。

つまり、私はありのままの姿で受け入れられていない、今の世界で生きていくためには、今の私じゃダメだと思っているということです。

双極症じゃダメ、朝起きるのが苦手なのもダメ、まともに企業で働いた経験がないのがダメ、家事が好きじゃないのもダメ…。

でも、本当にダメなんでしょうか。
というか、こんなに自分のことをダメと思っていて良い人生になるんでしょうか。

私は、私の望む良い感じな人生になるとは思えませんでした。

まず、私が私を許して好きにならなくては。
でも、気合いじゃ自分を好きにはなれない。
じゃあ、どうしよう。

私は今まで自分をダメだダメだといじめてきたのだと仮定すると、逆のことをしてみればい良いのではないかと思い至りました。

「良い子良い子、よく頑張っているよ」と褒める。
「あれは悲しかったよね、あれじゃ怒るのも当然だよね」と感情を認める。
甘いものが好きだから、甘い飲み物を入れて自分の心身をケアする。

そんなことが思いつきました。

最近はそうやって自分を大切にできるようになってきましたが、私に実際自信をつけてくれたのは家族です。
夫は双極症の私に好きだと言ってくれますし、娘からは絶大なる信頼と好意を感じます。

娘のぐずぐずに付き合ったり、寝かしつけたりすることが夫より得意なことも自信になりました。

特に幸せを感じるのは、私が作った食事を夫と娘が美味しそうに食べてくれる時です。
バクバクと食べる二人を見ると、「作ってよかった」と思います。

そういう幸せや、育児での自信が私が私を認める土台となりました。
せっかく夫と娘が好きだと言ってくれる私を「ダメなやつだ」といじめるのは、ふたりに失礼だと思えるようになったのです。

そういう意味では遠回りをしたというか、間接的に好きになったというか、全てが自力ではなかったというか。

自分が情けないと思う自分を急に大切にしたり、急に許したりするのも難しいことだと思います。
でも、自分とは違う人間から許してもらったり、大切にしてもらったりすると、自分も自身に対して同じ扱いをしても良いのかもと感じ始めます。

だから、今の自分を今のまま好きになるきっかけの一つとして、私のサービスを使ってくれたら嬉しいなと思っています。


「自分は頑張っている」「むしろ頑張りすぎだから力を抜いた方がいい」「こんな良いところを自分は持っていたんだ」そんな発見から、「私は大切にされていい人間なのかもしれない」と思ってほしいのです。

そして最終的には変身なんてしなくても自分を好きになってほしい。
あなたはあなたのままで素敵だと気づいて、胸を張って生きてほしい。

私も私の全てが好きだというわけではありません。
まだ時々「正社員になれたらいいのに」と思ってしまいます。

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