カタカナでは表せない、th の発音です。
私が思うに、英語の発音の中で、最も簡単なんじゃないでしょうか?
カタカナでは表せないので、日本語では「シ」にしちゃったりしますよね。
r の発音やら、a の発音やらは、舌を丸めたり唇を大げさに動かさないといけないので、結構難しい。
a は、単語によっても違います。
こういうのは、口腔や舌の使い方が日本語とは違うので、練習してもすぐにはなかなかうまくなりません。
それに対して th の発音は、舌を噛めばいいのです。
簡単でしょ?
舌を嚙みながら「シンク」と言えば
think になります。
「ゼイ」と言えば
they になります。
簡単なのに、やらない人が多いんじゃないかな。。。
と思います。
皆さん r と l にはやたら敏感で、結構練習すると思いますが
結構英語としては話の出来る、中上級の方でも
ゼイ、ゼア、ゼムとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。
私は昔の子供ですから、初めて英語の勉強をしたのは
中学に入ったころで、ネイティブの先生なんておられませんでした。
しかしそれでも th は舌を噛みましょう、とは言われていたんですよね。
その頃の英語の先生方は、まず会話ができませんでした。
しかしながら、私は英語だけの塾に行ったんです。
これは私の意志でも、親の意思でもありません。
私の母が、その大人気の塾に行くには、早くしないといっぱいになってしまうと誰かから聞いてきて、慌てて申し込んだため、行くことになった、というだけでした。(笑)
その塾は、先生の家の一部を開放したような、ものすごく小さな塾でした。
そのため「早くしないといっぱいになっちゃう」んですね。
けど、その先生というのは、米軍基地で通訳をやっていた方だったんです。
教え方もうまかったし、何しろ「英語が喋れる人」でしたから
発音にはうるさかったんです。(笑)
th はなんと言っていたか覚えていないのですが
v は「下の唇上の歯」っておっしゃっていました。
まあ、下唇を上の歯で噛むような形、ですよね。
ある時、私は v のことを「ビー」って読んだんです。
下の唇上の歯。。。ではなかったので、これでは b ですよね。
先生は、それは違うと教えてくださいました。
これもカタカナでは表せないので
日本語では「ブイ」って書くんですね。
そんなわけもあって。。。
I'm very obsessive about pronunciation.
なんです。(笑)
以前、私の美容師さんと話していたら
なんか外国の方と、映画の「アバター」の話になって
「アバター」が通じなかった、と言っていました。
まあ。。。
avatar ですからね。
下の唇上の歯。。もそうだけど
アクセントも違いますので、通じませんよね。(笑)
で、最初の話に戻りますが。。。
せっかく英語が話せるのに
th の発音をやらないのは、本当にもったいないと思います。
簡単なうえに、それができるとぐっとうまく聞こえるんですよ。(笑)
おまけに、相手に通じる英語になります。
そのうえ「できない」と言う人は、いないでしょう。まず。。。
ひとつ、おもしろい動画があったんですけど。。。
船が沈んでいくんです。
We are sinking!!!
と言っているのですが、相手が英語圏の人じゃなかったので
What are you thinking?
と、その緊急事態に尋ねていました。(笑)
つまり、sinking と thinking の区別がつかなかった、という訳です。
th の発音は、真っ先に習慣づけるべきだと思います。
恥ずかしいからやらないの?
いや。。。私は「アイ シンク」「ゼイ、ゼア、ゼム」の方がよっぽど恥ずかしいと思います。