あなたがふだんからノーマークだったり眼中にないものが思わぬ高値を付けたりすることはふつうにあります。ですが投資のプロはブレたりしません。「まあそんなこともあるよな」としか捉えないのです。宝くじに当たった人の8割が破産するのは投資の準備が全くないからです。当たってから投資先を探すからです。投資家はまず枠を決めます。「この中からしか買わない」と枠を決めておくんです。もちろんいつどれくらいのお金が入るかはわかりませんから厳密に決める必要はありません。あくまでもざっくりと決めておくんです。例を挙げるとアンティークコインと腕時計は価格帯が似ておりますが、私は腕時計をお勧めしません。「いやふつうは腕時計いくだろ?」と思った方もいるでしょう。確かに人前に出る機会の多い方はそれでいいかもしれませんが、私は「いざという時に売れるか?」わからないものには投資しないんです。アンティークコインにはオークション代行がありますし、まともなところで買えば問題ないと思います。投資に見栄はいりません。出口戦略の方が大事です。腕時計は貴金属や不動産に近いですが、これらにはETFや投信があります。ですが残念ながら腕時計にはETFや投信がありません。もちろん盗難や紛失のリスクもあります。更に言うと「投資のセンスが磨かれるか?」正直かなり疑問です。むしろ金銭感覚がマヒして沼にハマるんじゃないか?という懸念がぬぐえません。私だって若いころは腕時計に惹かれた時期がありました。ですがあまりにも貧しい時代が長すぎたせいか、欲しいものがなくなってしまいましたね。「枠が決まるか?」も意外と大事です。宝くじを買うにしてもまず店員に聞くようでは当たりませんよ。店員に聞いてもいいのは買い方や当せんしたかどうかわからない時くらいのものです。投資は主婦の買い物じゃありませんから。「いつまで経っても枠が決まらないもの」とか「欲しいものが無限に湧き出るもの」は避けた方がいいでしょう。枠を決めずに買うのはやめた方がいいです。「単純に値上がりしそうだから」では動機として弱いです。ハッとしない。ワクワクしない。日本人が内輪だけでワイワイやっているものはなるべく避けるか後回しでいいでしょう。日本株はジャパンディスプレイしか買わないとか。投資は予め枠を決めないとどんどん脇道に逸れていくものです。