第5回/全12回
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第5回 J-PlatPat実践編―実際に商標を検索してみましょう!
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連載一覧
✅ 第1回 商標とは何か?なぜ商標登録が必要なのか
✅ 第2回 その名前、本当に商標登録できますか?―登録できる名前・できない名前
✅ 第3回 「同じ名前じゃないから大丈夫」は危険です!―商標調査が必要な本当の理由
✅ 第4回 J-PlatPatを使って商標を調べてみよう!―初めてでもできる商標検索の基本
▶ 第5回(現在の記事) J-PlatPat実践編―実際に商標を検索してみましょう!
□ 第6回 商標登録で一番重要!「指定商品・指定役務」とは何でしょうか?
□ 第7回 「区分」と「類似群コード」は何が違うの?―初心者が一番混乱しやすいポイントをやさしく解説
□ 第8回 いよいよ出願!―商標登録までの流れを全体で理解しましょう
□ 第9回 商標登録願を作ってみよう!―実例を使って願書の内容を一緒に確認します
□ 第10回 商標を出願したらどうなる?―出願から登録までの流れを分かりやすく解説
□ 第11回 拒絶理由通知が届いても慌てない!―「登録できません」という通知ではありません
□ 最終回(第12回) 商標登録後こそが本当のスタート!―商標権を長く守るために知っておきたいこと
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第4回 J-PlatPatを使って商標を調べてみよう!―初めてでもできる商標検索の基本
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第6回 商標登録で一番重要!「指定商品・指定役務」とは何でしょうか?
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ここまでのポイント
第1回では、「商標とは何か」「なぜ商標登録が必要なのか」という基本を学びました。
第2回では、「登録できる名前・できない名前」の考え方を理解しました。
第3回では、「商標調査が必要な理由」と「似た商標も問題になること」を学びました。
第4回では、J-PlatPatを使った基本的な商標検索の方法をご紹介しました。
第5回では、実際にJ-PlatPatで商標を検索し、検索結果の見方や確認すべきポイントを実践的に学びます。
次回からは、商標出願で最も重要なテーマの一つである「指定商品・指定役務」について解説します。商標調査ができても、指定商品・指定役務の選び方を誤ると、十分な権利を取得できないことがありますので、ぜひ続けてご覧ください。
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商標登録は自分でもできる!初心者向け商標出願マニュアル【第5回】
J-PlatPat実践編
実際に商標を検索してみましょう!
前回は、J-PlatPatを使った基本的な検索方法をご紹介しました。
今回は、実際にJ-PlatPatを使って商標を検索してみましょう。
この記事を読みながら、ご自身のパソコンでJ-PlatPatを開き、一緒に操作していただくことをおすすめします。
検索に慣れることが、自分で商標出願を行うための第一歩です。
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検索例1 「スターバックス」を検索してみる
まずは、多くの方が知っているブランド名で検索してみましょう。
J-PlatPatの検索欄に
スターバックス
と入力して検索します。
すると、多くの検索結果が表示されます。
ここで注目していただきたいのは、
• 商標
• 権利者
• 指定商品・指定役務
• 登録番号
• 登録状態
です。
著名ブランドは、一つの商標だけではなく、複数の商標登録を受けていることが分かります。
これは、事業の拡大に合わせて、さまざまな商品やサービスについて商標権を取得しているためです。
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検索例2 「ユニクロ」を検索してみる
次に、
ユニクロ
を検索してみましょう。
検索結果から登録番号をクリックして登録内容 を見ると、
衣類だけではなく、
さまざまな商品・サービスについて商標登録されていることが分かります。
ここで覚えていただきたいのは、
一つの商標で、複数の商品・サービスを指定できる
ということです。
第6回で詳しく説明しますが、これが「指定商品・指定役務」という考え方です。
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検索例3 思いついたブランド名を検索してみる
今度は、ご自身が考えているブランド名を入力してみましょう。
例えば、
「○○キッチン」
「△△ラボ」
「◇◇プラス」
などです。
検索結果が表示されたら、
「同じ商標があるか」
だけを見るのではなく、
次の点も確認してください。
• どの商品・サービスについて登録されているか
• 登録中か、権利が消滅しているか
• 自分が使いたい分野と重なっているか
このような視点で見ることが大切です。
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検索結果が0件でした!
「検索結果は0件でした。
これなら登録できますよね?」
このようなご質問をいただくことがあります。
しかし、
まだ安心はできません。
例えば、
「サクラベーカリー」
で検索して0件だったとしても、
• さくら
• SAKURA
などが登録されているかもしれません。
商標調査では、
「類似する商標をどのように検索するか」
がとても重要です。
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称呼を変えて検索してみましょう
例えば、「さくらベーカリー」に類似する商標を発見するためには、以下の称呼についても調査を行います。
・「ベーカリーサクラ」
・「サクラ」
・「ベーカリー」
このように
・商標の一部の称呼
・前後を入れ替えた称呼
調査を行うと類似する商標が発見されることがあります。
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弁理士は検索結果のどこを見ているのでしょうか?
検索結果が表示されると、
初心者の方は、
「たくさん表示されていてよく分からない。」
と思われるかもしれません。
実は、弁理士も最初からすべてを見るわけではありません。
私はまず、
① 商標
② 指定商品・指定役務
③ 権利の状態
④ 権利者
の順に確認します。
そして、
「自分が出願したい内容と関係がありそうか」
を判断します。
つまり、
検索件数が多いこと自体は問題ではありません。
重要なのは、
自分の商標と関係があるものがあるかどうか
です。
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初心者がよくある失敗
商標調査でよくある失敗をご紹介します。
失敗① Googleだけで調べる
Google検索では商標登録の有無は分かりません。
必ずJ-PlatPatでも調査しましょう。
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失敗② 一度しか検索しない
検索条件を変えるだけで、新しい商標が見つかることがあります。
複数回検索することをおすすめします。
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失敗③ 商品・役務(サービス)を確認しない
同じ商標でも、指定商品・指定役務が異なれば、直ちに問題になるとは限りません。
商標名だけで判断せず、どの商品・役務について登録されているのかも確認しましょう。
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ワンポイントアドバイス
J-PlatPatは、商標調査を行う上で非常に便利なサービスです。
しかし、J-PlatPatは、
「登録できるかどうか」を教えてくれるサービスではありません。
検索結果を見て、
「この商標は自分の出願に影響するのだろうか。」
と判断するための情報を提供してくれるサービスです。
商標が似ているかどうかは、
• 見た目
• 読み方
• 意味
を総合的に判断する必要があります。
判断に迷う場合は、無理に結論を出さず、弁理士に相談することも一つの方法です。
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まとめ
今回は、J-PlatPatを使って実際に商標を検索する流れをご紹介しました。
商標調査では、
• 称呼を変えて検索する。
• 指定商品・指定役務も確認する。
• 「検索結果0件=登録できる」と考えない。
この4点を意識するだけでも、調査の精度は大きく向上します。
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次回予告
次回は、
「商標登録で一番重要!「指定商品・指定役務」とは何でしょうか?」
について解説します。
「パン屋なら『パン』だけを指定すればよいのでしょうか?」
「アプリやオンラインサービスは何を指定すればよいのでしょうか?」
初心者の方が最も悩むポイントを、できるだけ分かりやすくご説明します。
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商標登録についてご相談をご希望の方へ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、皆さまの商標登録のお役に立てば幸いです。
この連載では、「できるだけご自身で商標出願ができるようになること」を目的として、商標制度や出願方法について分かりやすく解説しています。
一方で、実際に出願を進めると、
• この商標は登録できる可能性があるだろうか?
• J-PlatPatの検索結果をどのように判断すればよいのだろうか?
• 指定商品・指定役務はこれで十分だろうか?
• 拒絶理由通知が届いたが、どのように対応すればよいのだろうか?
など、判断に迷う場面も少なくありません。
そのような場合には、弁理士へ相談することで、疑問や不安を解消しながら手続きを進めることができます。
私は、商標登録を専門とする弁理士として、
• 商標登録の可能性に関するご相談
• J-PlatPatを用いた先行商標調査
• 指定商品・指定役務のご提案
• 商標登録の出願書類の作成
• 拒絶理由通知への対応
• 商標に関する各種ご相談
などを承っております。
「まずは相談だけしてみたい」「自分で進められるところは進めたい」という方からのご相談も歓迎しております。
ご興味のある方は、ぜひ下記のサービスページをご覧ください。
▶ ココナラで商標登録のサポートを提供しています
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回も、商標登録について分かりやすく解説していきます。
筆者プロフィール
弁理士 伊藤隆治
• 弁理士として商標・特許業務に従事
• 商標出願・拒絶理由通知対応を多数経験
• 初めて商標登録される方へのサポートを得意としています。