第4回/全12回
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第4回 J-PlatPatを使って商標を調べてみよう!―初めてでもできる商標検索の基本
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連載一覧
✅ 第1回 商標とは何か?なぜ商標登録が必要なのか
✅ 第2回 その名前、本当に商標登録できますか?―登録できる名前・できない名前
✅ 第3回 「同じ名前じゃないから大丈夫」は危険です!―商標調査が必要な本当の理由
▶ 第4回(現在の記事) J-PlatPatを使って商標を調べてみよう!―初めてでもできる商標検索の基本
□ 第5回 J-PlatPat実践編―実際に商標を検索してみましょう!
□ 第6回 商標登録で一番重要!「指定商品・指定役務」とは何でしょうか?
□ 第7回 「区分」と「類似群コード」は何が違うの?―初心者が一番混乱しやすいポイントをやさしく解説
□ 第8回 いよいよ出願!―商標登録までの流れを全体で理解しましょう
□ 第9回 商標登録願を作ってみよう!―実例を使って願書の内容を一緒に確認します
□ 第10回 商標を出願したらどうなる?―出願から登録までの流れを分かりやすく解説
□ 第11回 拒絶理由通知が届いても慌てない!―「登録できません」という通知ではありません
□ 最終回(第12回) 商標登録後こそが本当のスタート!―商標権を長く守るために知っておきたいこと
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第3回 「同じ名前じゃないから大丈夫」は危険です!―商標調査が必要な本当の理由
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第5回 J-PlatPat実践編―実際に商標を検索してみましょう!
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ここまでのポイント
第1回では、「商標とは何か」「なぜ商標登録が必要なのか」を学びました。
第2回では、「登録できる名前・できない名前」の基本的な考え方を理解しました。
第3回では、「同じ商標だけでなく、似た商標も問題になること」や、「出願前に商標調査を行う重要性」を学びました。
第4回では、その知識を踏まえ、特許庁が提供する無料の検索サービス「J-PlatPat」を使って、商標を検索する基本的な方法を身につけます。
次回は、実際の商標を題材にしながら、検索結果の見方や、弁理士がどのような視点で検索結果を確認しているのかを解説します。
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商標登録は自分でもできる!初心者向け商標出願マニュアル【第4回】
J-PlatPatを使って商標を調べてみよう!
初めてでもできる商標検索の基本
前回は、商標出願の前に「先行商標調査」が必要な理由をご説明しました。
今回は、実際に特許庁が提供している無料の検索サービス「J-PlatPat(ジェイ・プラット・パット)」を使って、商標を検索する方法をご紹介します。
初めて利用する方でも迷わないように、基本的な検索方法を順番に見ていきましょう。
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J-PlatPatとは?
J-PlatPatは、特許庁が提供している無料のデータベースです。
このサービスを利用すると、
• 商標
• 特許
• 意匠
• 実用新案
などの情報を検索できます。
今回は、その中の「商標検索」を利用します。
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まずはJ-PlatPatにアクセスしましょう
インターネットで「J-PlatPat」と検索するか、下記URLから特許情報プラットフォームのトップページを開きます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
トップページにはさまざまな検索メニューがありますが、商標を調べる場合は「商標」のメニューを選択します。
その後、「商標検索」を開きます。
ここから検索を始めます。
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商標を検索してみましょう
例えば、
「さくらベーカリー」
という商標を調べたい場合を考えてみます。
まず検索画面の「商標(検索用)」の右側の「v」のマークをクリックします。
次に「称呼(類似検索)」を選択します。
「さくらベーカリー」の読み方をカタカナで「サクラベーカリー」と入力し、
ページ下部の「検索」をクリックします。
検索結果には、条件に一致する商標が一覧で表示されます。
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検索結果で確認したい3つのポイント
検索結果には多くの情報が表示されますが、初心者の方は、まず次の3つを確認してください。
① 商標
まずは、どのような商標が登録・出願されているのかを確認します。
自分が登録したい商標と同じものや、似ているものがないかを見てみましょう。
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② 指定商品・指定役務
同じ商標でも、登録されている商品やサービスが異なる場合があります。
例えば、
「さくら」
という商標が、
• パン
• 自転車
• 衣類
のいずれについて登録されているかによって、判断が変わることがあります。
検索結果を開いたら、どの商品・サービスについて登録されているのかを確認するようにしましょう。
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③ 登録状態
検索結果には、その商標が現在どのような状態にあるかも表示されます。
例えば、
• 出願中
• 登録済み
• 権利が消滅している
などです。
権利が消滅している商標は、現在も有効な商標とは扱いが異なる場合があります。
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検索するときのコツ
初心者の方が最初に行う検索としては、次のような方法がおすすめです。
例えば、
「さくら」
という商標を調べる場合は、
• さくら
• サクラ
• SAKURA
のように、表記を変えて検索してみましょう。
また、
「○○カフェ」
という名称なら、
「○○」
だけでも検索してみることをおすすめします。
思わぬ類似商標が見つかることがあります。
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よくある勘違い
ここで、初心者の方がよく勘違いするポイントをご紹介します。
「検索結果が0件だったから安心」
これは必ずしも正しくありません。
検索条件によっては、似た商標が表示されないことがあります。
また、読み方や意味が似ている商標は、入力した文字だけでは見つからないこともあります。
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「Googleで検索して出てこなかった」
Google検索は商標調査ではありません。
Googleで見つからなくても、商標登録されている場合があります。
商標を調べるときは、必ずJ-PlatPatを利用しましょう。
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「会社が存在しないから登録できる」
会社が存在するかどうかと、商標登録されているかどうかは別の問題です。
会社名が商標登録されていないこともあれば、逆に会社名とは異なるブランド名が商標登録されていることもあります。
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ワンポイントアドバイス
J-PlatPatは非常に便利なサービスですが、検索の仕方によって結果が変わることがあります。
検索結果に表示された商標が、必ずしも自分の商標登録の障害になるとは限りません。
逆に、検索結果に表示されなくても、登録が認められない場合もあります。
J-PlatPatは「登録できるかどうか」を判断してくれるサービスではなく、「判断するための情報を調べるサービス」と理解しておきましょう。
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まとめ
今回は、J-PlatPatを使った基本的な商標検索の流れをご紹介しました。
最初は難しく感じるかもしれませんが、何度か検索を繰り返すうちに、自然と使い方に慣れてきます。
大切なのは、
• 同じ商標だけでなく、似た商標も意識すること
• 指定商品・指定役務を確認すること
• 検索結果を鵜呑みにせず、慎重に判断すること
です。
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次回予告
次回は、
「J-PlatPat実践編―実際に商標を検索してみましょう!」
初心者の方でも理解できるように、J-PlatPatを使用した商標の調査を分かりやすくご説明します。
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商標登録についてご相談をご希望の方へ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、皆さまの商標登録のお役に立てば幸いです。
この連載では、「できるだけご自身で商標出願ができるようになること」を目的として、商標制度や出願方法について分かりやすく解説しています。
一方で、実際に出願を進めると、
• この商標は登録できる可能性があるだろうか?
• J-PlatPatの検索結果をどのように判断すればよいのだろうか?
• 指定商品・指定役務はこれで十分だろうか?
• 拒絶理由通知が届いたが、どのように対応すればよいのだろうか?
など、判断に迷う場面も少なくありません。
そのような場合には、弁理士へ相談することで、疑問や不安を解消しながら手続きを進めることができます。
私は、商標登録を専門とする弁理士として、
• 商標登録の可能性に関するご相談
• J-PlatPatを用いた先行商標調査
• 指定商品・指定役務のご提案
• 商標登録の出願書類の作成
• 拒絶理由通知への対応
• 商標に関する各種ご相談
などを承っております。
「まずは相談だけしてみたい」「自分で進められるところは進めたい」という方からのご相談も歓迎しております。
ご興味のある方は、ぜひ下記のサービスページをご覧ください。
▶ ココナラで商標登録のサポートを提供しています
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回も、商標登録について分かりやすく解説していきます。
筆者プロフィール
弁理士 伊藤隆治
• 弁理士として商標・特許業務に従事
• 商標出願・拒絶理由通知対応を多数経験
• 初めて商標登録される方へのサポートを得意としています。