第1回/全12回
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第1回 商標とは何か?なぜ商標登録が必要なのか
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連載一覧
▶ 第1回(現在の記事) 商標とは何か?なぜ商標登録が必要なのか
□ 第2回 その名前、本当に商標登録できますか?―登録できる名前・できない名前
□ 第3回 「同じ名前じゃないから大丈夫」は危険です!―商標調査が必要な本当の理由
□ 第4回 J-PlatPatを使って商標を調べてみよう!―初めてでもできる商標検索の基本
□ 第5回 J-PlatPat実践編―実際に商標を検索してみましょう!
□ 第6回 商標登録で一番重要!「指定商品・指定役務」とは何でしょうか?
□ 第7回 「区分」と「類似群コード」は何が違うの?―初心者が一番混乱しやすいポイントをやさしく解説
□ 第8回 いよいよ出願!―商標登録までの流れを全体で理解しましょう
□ 第9回 商標登録願を作ってみよう!―実例を使って願書の内容を一緒に確認します
□ 第10回 商標を出願したらどうなる?―出願から登録までの流れを分かりやすく解説
□ 第11回 拒絶理由通知が届いても慌てない!―「登録できません」という通知ではありません
□ 最終回(第12回) 商標登録後こそが本当のスタート!―商標権を長く守るために知っておきたいこと
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この連載について
この連載では、「弁理士に依頼しなくても、自分で商標出願ができるようになること」を目標に、商標制度の基礎から出願手続、登録後の管理までを全12回で分かりやすく解説します。
専門用語はできるだけ使わず、初めて商標登録に挑戦する方にも理解しやすい内容を目指しています。ぜひ第1回から順番に読み進めていただき、ご自身のブランドづくりにお役立てください。
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商標登録は自分でもできる!初心者向け商標出願マニュアル【第1回】
商標とは何か?
なぜ商標登録が必要なのか商標とは何か?
なぜ商標登録が必要なのか?
「商標登録って聞いたことはあるけれど、何を登録するの?」
「商標登録は会社がするもので、自分には関係ない。」
そのように思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、商標登録は大企業だけのものではありません。
個人事業主、ネットショップの運営者、飲食店、美容室、クリニック、YouTubeチャンネルの運営者、アプリの開発者など、多くの方が商標登録を利用しています。
また、商標登録は専門家(弁理士)に依頼しなくても、自分で行うことができます。
もちろん、専門家に依頼した方がよいケースもありますが、比較的シンプルな商標であれば、ご自身で出願し、登録を受けられるケースも少なくありません。
そこで、このブログでは、
「商標について全く知らない方でも、自分で商標登録ができるようになること」
を目標に、できるだけ分かりやすく商標登録の方法を解説していきます。
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商標とは何でしょうか?
商標とは、一言でいうと、
「自分の商品やサービスを他人のものと区別するための目印」
です。
例えば、
• お店の名前
• 商品名
• サービス名
• ブランド名
• アプリ名
• ロゴマーク
• キャラクター
• キャッチコピー(一定の場合)
などが商標になることがあります。
例えば、
ある町に「さくらベーカリー」というパン屋さんがあるとします。
お客様は「さくらベーカリー」という名前を見て、
「あのおいしいパン屋さんだ。」
と認識します。
つまり、お店の名前そのものが、お客様にお店を識別してもらうための目印になっています。
これが商標です。
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商標登録すると何ができるのでしょうか?
商標登録をすると、その商標を指定した商品やサービスについて、法律によって保護してもらえるようになります。
例えば、「さくらベーカリー」をパンについて商標登録した場合、他人が同じような名前を使ってパンを販売すると、使用の中止を求めたり、場合によっては損害賠償を請求したりできることがあります。
つまり、長い時間をかけて育てたブランドを守ることができるのです。
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商標登録しないとどうなるのでしょうか?
「まだ小さなお店だから大丈夫。」
「売れてから考えよう。」
そう思って商標登録を後回しにすると、思わぬトラブルになることがあります。
例えば、次のようなケースです。
ケース1 他人に先に登録されてしまった
何年も使っていた店名について、自分は商標登録をしていませんでした。
ところが、別の人が同じ名前を商標登録してしまいました。
その結果、自分が店名を変更しなければならなくなる可能性があります。
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ケース2 知らないうちに他人の商標を使っていた
苦労して考えた商品名が、実は既に他人の登録商標だったというケースもあります。
そのまま販売を続けると、使用の中止を求められたり、損害賠償を請求されたりする可能性があります。
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ケース3 ブランドを作り直すことになった
店名や商品名を変更すると、
• 看板
• 名刺
• パンフレット
• ホームページ
• SNS
• 商品パッケージ
などをすべて変更しなければならないこともあります。
ブランドが定着しているほど、その損失は大きくなります。
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商標登録にはどれくらい費用がかかるのでしょうか?
商標登録には、特許庁に支払う手数料が必要です。
また、弁理士に依頼する場合は、その報酬も必要になります。
「商標登録は高そう」と思われるかもしれませんが、ブランドを変更する費用や、他人とのトラブルによる損失を考えると、早めに商標登録をしておくことが結果的に費用を抑えられる場合も少なくありません。
特許庁へ納付する商標登録の費用は以下の通りです。
・商標登録出願 3,400円+(区分数×8,600円)
・商標登録料 区分数×32,900円
区分については第7回で詳しく説明します。
上記の費用の他、紙で書類を提出する場合には、電子化手数料として「手続1件につき2,400円に書面1枚につき800円を加えた額」の納付が必要です。
なお、手数料は改定されることがありますので、最新の金額は特許庁の公表資料をご確認ください。
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このブログでは何を学べるのでしょうか?
商標登録には専門用語が多く、「難しそう」と感じる方も少なくありません。
しかし、一つずつ順番に学んでいけば、決して理解できないものではありません。
このブログでは、
• 商標登録できる名前・できない名前
• 出願前に調べる方法
• 商品やサービスの選び方
• 実際の出願方法
• 拒絶理由通知が届いたときの対応
• 商標登録後に気を付けること
などを、実際の画面や具体例を交えながら解説していきます。
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自分でできることと、弁理士に依頼した方がよいこと
このブログでは、「何でも自分でやりましょう」とお勧めするつもりはありません。
例えば、全国展開を予定しているブランドや、新しいサービス名、海外での展開を考えているブランドなどは、最初から弁理士に相談した方が結果的に安心な場合もあります。
一方で、
「まずは自分で調べてみたい。」
「商標制度を理解した上で、依頼するかどうか決めたい。」
という方も多いと思います。
そのような方に向けて、商標制度をできるだけ分かりやすく解説していきます。
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次回予告
次回は、
「その名前、本当に商標登録できますか?―登録できる名前・できない名前」
をテーマに解説します。
実は、「思いついた名前だから登録できる」というわけではありません。
商標法には登録できない商標についてのルールがあり、これを知らずに出願すると、登録を受けられないことがあります。
初心者の方にも分かりやすいよう、実例を交えながらご紹介します。
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商標登録についてご相談をご希望の方へ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、皆さまの商標登録のお役に立てば幸いです。
この連載では、「できるだけご自身で商標出願ができるようになること」を目的として、商標制度や出願方法について分かりやすく解説しています。
一方で、実際に出願を進めると、
• この商標は登録できる可能性があるだろうか?
• J-PlatPatの検索結果をどのように判断すればよいのだろうか?
• 指定商品・指定役務はこれで十分だろうか?
• 拒絶理由通知が届いたが、どのように対応すればよいのだろうか?
など、判断に迷う場面も少なくありません。
そのような場合には、弁理士へ相談することで、疑問や不安を解消しながら手続きを進めることができます。
私は、商標登録を専門とする弁理士として、
• 商標登録の可能性に関するご相談
• J-PlatPatを用いた先行商標調査
• 指定商品・指定役務のご提案
• 商標登録の出願書類の作成
• 拒絶理由通知への応答書類の作成
• 商標に関する各種ご相談
などを承っております。
「まずは相談だけしてみたい」「自分で進められるところは進めたい」という方からのご相談も歓迎しております。
ご興味のある方は、ぜひ下記のサービスページをご覧ください。
▶ ココナラで商標登録のサポートを提供しています
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回も、商標登録について分かりやすく解説していきます。
筆者プロフィール
弁理士 伊藤隆治
• 弁理士として商標・特許業務に従事
• 商標出願・拒絶理由通知対応を多数経験
• 初めて商標登録される方へのサポートを得意としています。