私は心理カウンセラーでもありますが、ある時期からひとりカラオケ、いわゆるヒトカラをするようになりました。
オンラインでひそひそ話をするのにはカラオケボックスが便利だったので、しばしば仕事で使っていたのですが、余った時間がもったいないので試しに歌ってみたのがきっかけでした。
元々、歌を歌うことは嫌いでした。人前で歌うなんて恥ずかしいし、歌なんてたいして難しいことではないし、歌うことに何の価値もないと思っていました。
でも、その認識が浅はかだったと今は思います。
歌うことには様々な効果が
よく言われることですが、歌うことは健康効果が高いです。
大きく息を吸ったり吐いたりと呼吸器関係の筋肉が発達するし、腰も鍛えられるし、心理面でもストレス発散につながります。
歌を歌うことはスポーツの一種だと思っています。
それくらい全身の筋力や運動神経を使います。そして、心地よく疲れます。
歌うと喉から上の筋肉を激しく使うので、老け顔になりにくくなりますし、声の老化防止の効果もあります。
このように、歌うことはいいことずくめではありますが、抵抗感を持つ方は多いでしょう。
歌うのは恥ずかしいという人は多いです。自分は下手だから、とかもよくあります。
一人で歌うのなら?
いやいや、一人で歌うことが恥ずかしいのだよ、という人もいます。歌は大勢で歌うもんだと言うご意見はよくあります。
でも、一人で歌う楽しみや有用性も知って欲しいです。
私のカラオケ活用法は、一人で歌う、いわゆる「ヒトカラ」ですが、ヒトカラをたしなむ人は徐々に増えているそうですよ。
自分の歌声を録音して聞いてみよう
カラオケと言えばDAMかJOYSOUNDですが、私はDAMのサービスである「DAMとも」のご利用をお勧めします。
「DAMとも」に無料で登録すると、歌うたびに自分の歌声とBGMの録音が可能となり、その録音データをネットにアップロードしてスマホなどの端末で自由に聴くことができます。
プロが歌っているのと近い状態で自分の歌声を聞いてみると、自分がイメージしている声と実際の自分の声との違いに違和感を感じます。これがとても重要です。
自分はこんな声だったのか!?
とイヤな気分になったりもします。でもその現実に気がつくことが大事なのです。
そして、どうしたらもっと聴き心地のよい声になるか、を私は追及しました。
というのも、私は心理カウンセラーなので、声が与える影響を重視していたからです。
対話において声の出し方はとても重要
「イケボ」という言葉がありますが、聞き心地のよい声というものがあります。
生まれつきなのだから仕方がないよ、なんてあきらめないでください。
声の出し方にはいろいろあって、コツがつかめると誰でも穏やかな声を出すことができるようになります。
歌を歌っているうちに徐々に習得できますが、歌の練習にはYOUTUBE動画を参考にするとよいでしょう。
皆さんは楽曲を聞いていて癒されることがありますよね。
上手な歌声には癒しの効果があります。
ならば、対話において同じ効果を持たせたらどうなるか。
好感度があがります。逆に、不愉快なストレスを与える声では、とりあえず好感度が下がります。これが人間の真実です。
つまり、上手に歌える人は、そのテクニックを応用すれば、対話においても好感度があがるということです。
基本はリラックス状態で発声すること。
これは対話やカウンセリングにおいても、とても重要なポイントです。
リップロールは特に重要と思います。
ヒトカラは意外とお金がかからない
私は近所のカラオケ店で午前中に歌うことが多いのですが、2時間で400円です。もちろん、ドリンクなどを注文しないで、歌うことに集中します。
年末の夜間だと2時間で2000円近いときもあり、期間や時間帯を選ぶ必要がありますが、工夫をすればたいした金額にはなりません。
2時間で20曲くらい歌って録音し、家に帰ってから自分の歌声を聞いてみます。
すると奥さんから「今日の取れ高は?」と聞かれます。
「3つくらい獲れた!」とか、「今日はイマイチだった~」
といった話をします。
これは上手な歌声で録音ができたかどうか、という話です。
その日の声の状態、使用した部屋の器機やマイクの性質などで、録音されたデータの質に違いがでるのです。
「これはいいぞ」と思った録音データでも、あとで聴いてみると全然ダメと思うことがよくあります。
また、奇跡的に上手に歌えてしまう時もあり、「あわよくばもう一度と!」と挑戦しても、なかなかうまく行かないことがよくあります。
というわけで、ヒトカラ道は自分の意思だけではなんともできない複雑な要素が絡んでいて、歌うたびにどんな結果になるかがわかりません。
そこがヒトカラの面白さでもあるでしょう。
楽しみ方はいろいろ
私は年齢の割に最新の曲をよく歌います。
若者でも難しいような高音域の曲にも挑戦します。
ヒゲダン、バックナンバー、ミセスグリーンアップル、VAUNDYなども歌います。
最初は高音が出せなくて苦労しましたが、練習しているうちにいろいろなテクニックがあることに気がつき、徐々に習得していくうちにたいていの楽曲が歌えるようになりました。
ボイストレーニングという言葉がありますが、まさにトレーニングだと思います。歌うための筋肉が徐々に発達してゆくのでしょう。
かといって、声を張り上げるのはダメでして、いかに無駄なく力を抜いて歌うかが重要なポイントです。
私の場合は、なるべく小さい声で脱力状態で歌うようにしますので、録音してみると声が小さくで聞き取りにくかったりします。
点数はあまり気にしません。点数が高くても聞き心地が悪いことがよくありますし、その逆の現象もあります。
義理のお父さんに「DAMとも」を教えてあげたら、最初は抵抗があったようですが、今では楽曲を公開できるところにまで慣れて、楽しみが一つ増えたと喜んでいます。
ヒマさえあれば一人でカラオケ屋さんに行って、歌って帰ってきます。長いときは半日ずうっとカラオケ屋さんにいたりします。
そのあと、公開された歌を聴いてうんちくを述べ合うのもなかなか楽しいひとときです。
「DAMとも」では他人の公開データも聴くことができ、それについて「いいね」を押してあげることができますし、友達をつくることができる点も面白いと思います。
ネット上でカラオケ仲間をつくって手軽に楽しめるなんて、とても素敵なサービスです。知らない人とデュエットもできますよ。
歌詞には深い意味がある
歌うためには歌詞を覚えなければなりません。上手に歌うには歌詞を理解し感情を込めることが大事。
これを頑張ると、歌詞の意味を考えるクセもつきます。
すると、この曲はこういう意味だったんだ!
という発見もあります。
思いのほか、歌詞には深い意味が込められていて、それが悩みを解決するヒントにつながることがあります。
また、感情を込めて歌うことで心理的な抑圧から解放されることもあります。
心理カウンセラーとしておすすめの曲もたくさんあります。
気分が落ち込んだり悩んでしまっているときには、Mrs.Greenappleの「僕のこと」や「ナハトムジーク」。
部下や子供との関係がうまく行かないときは、official髭ダンディズムの「Subtitle」の歌詞がよいヒントになるかも。
生きるのに疲れた感じのときは、AMAZARASHIの「僕が死のうと思ったのは(中島美嘉さんのもイイ)」「つじつま合わせに生まれた僕等」とか。
元気がでないときや未来に不安を感じたときに、私は山下達郎さんの「someday」をよく聞きます。
声で癒して欲しいときは小田和正さん、クリストファー・クロス、又はAIKOさんに頼ります。
気分に合わせてお気に入りの曲を探すのも実に楽しいものです。
我が家全員ヒトカラ好き
というわけで、いつか僕が仕事をしない時が来ても、ヒマになることはたぶんないでしょう。
時間を作ってはカラオケ屋さんで歌を歌い、録音し、次はどんな曲を歌おうか、どんな風に歌おうかと考え、新しい曲を聴き、作戦を練るだけで時間はどんどん過ぎていきます。
歌詞、メロディ、歌い方などをマスターするためには頭脳と体を激しく使わざるを得ません。
今どきの楽曲は一曲おぼえるだけでも大変ですから、ボケ予防には最適だと思います。
歳をとっても最新の曲を聞いてマスターする。
そういうお年寄りになりたいです。
我が家では家族全員が定期的にヒトカラに行きます。
子どもたちも、特殊な訓練していないけれど、歌うことには自信を持っています。
奥さんが歌ったら、その録音データを聴いて、
「おお~、さらによい聞き心地になっとるよー。」
などと会話もはずむし、奥さんはさらにやる気がでて、さらに健康の努力をしてくれます。
奥さんの運動不足を心配している私にとっては、ジョギングは無理でもカラオケをしてくれるなら、それでOKです。
歌うことで自分が自由に表現することへの自信が生まれます。
それは人生において、いろいろな意味を持つことになるでしょう。
というわけで、我が家が家族でカラオケ屋さんに行くと、全員が一人で別々の部屋に散らばります。
変な家族だとよく言われますが、それはそれで楽しいですよ。
恥ずかしいという感情を打破する意味
お金をかけず健康に、老化を予防しながら楽しく時間を過ごせるひとりカラオケ。
恥ずかしいと感じるブレーキを一度解除して、挑戦してみませんか。
そのプライドはあなたを幸せにしているのでしょうか。
思い込みの解除が今を許し他者を許すことにもつながって、対人関係を良好にし、人生をよりいっそう明るくするかもしれません。
私は楽しく努力を続けることをお勧めする人です。我慢はいけません。
ヒトカラを楽しむことで、いつの間にか健康になり、ストレスを発散でき、好感度もアップし、人生の様々な気づきを得られる。
なんて無駄なく合理的なのでしょう!
というわけで、心理カウンセラーである私としては、皆さんにもぜひひとりカラオケに挑戦して、人生をはじけさせていただきたいと思います。
「自分には無理~」
なんて思いこむのはもったいないです。
人生はあなたの気分次第。あなたの限界はあなたが作っているのです。
皆さんの時間がもっと豊かになりますように。