ゼロ円マイホームを建てる際の大切な考え方をお伝えしたいと思います。
この考えができるかどうかで、成否が分かれるといっても過言ではありません。
完璧主義の方ほど成功しずらくなるので、自分は当てはまるなという方は特に気を付けて頂きたいと思います。
そもそもなぜゼロ円マイホームを選ぶのか?
それは、私の場合は「お金を稼いでくれる家を手に入れて、住宅ローンをゼロにしたい」からです。
この目的を達成するためには、前段の「お金を稼いでくれる家」というのが必須条件なんです。
よく相談を受けるのが、「自宅にもこだわりたい」、「住宅ローンもゼロ円にしたい」、「場所もここじゃなきゃダメ」、「子供の学区はここ以外考えられない!」など、どの条件も重要ですべて満たしたい!が可能ですか?という質問です。
「可能は可能だけど、可能性は低くなります」という回答になります。
つまり、条件が厳しければ厳しいほど出てくる土地物件自体も少なくなります。
土地が少ないと賃貸ニーズや、建築ニーズ、収支ニーズに合う物件が出にくくなります。
賃貸ニーズとは、今後賃貸収入を安定して得られるかどうかを決定づける賃貸需要のことです。
建築ニーズとは、建築基準法に準拠しつつ、オーナーや賃貸人の居住スペースや採光、導線、避難経路確保などの建築要件のことです。
収支ニーズとは、ゼロ円マイホーム最大の目的である、住宅ローンをゼロ円にすることができるか?という点です。
こちらは、自分の条件に合う土地探しの時の絞り込みのイメージです。
最初の段階で絞りすぎると、検討する物件数自体が少なくなり条件を満たす土地が現れる可能性は非常に低くなります。
だから、できるだけ自分の条件の中で、優先順位の低い部分は条件を緩和することが大切なんです。これによって検討する物件数を増やし、結果として、賃貸ニーズや建築ニーズ、収支ニーズも満足する物件数が増えることにつながります。
つまり入口の段階ではできるだけ母数は大きくしておくことが結果的にゼロ円マイホーム建築につながります。
少し条件を緩和して(つまり妥協して)でも70点のゼロ円マイホームが建築できたら、得られるベネフィットは70点分です。
しかし、厳密な計画でいくら時間をかけて検討しても、建築できなければ得られるベネフィットはゼロです。
条件を厳しくすればするほど建築までたどり着かないのでリターンはゼロ。100点はそもそもあり得ません。自分なりのラインを見極め、70点でもメリットが大きいと判断したら進めるのが得策です。
土地は、一点ものなので全く同じ条件で比較することもできません。
あの土地がよかった、と言っても今目の前に売りに出されている土地で検討するしかないわけです。
そのため、自分の条件に優先順位をつけることは大事なんですね。
いや、優先順位というよりかは、優先しない条件を明確にして、その条件については妥協するということが大事なんですね。
この妥協を消極的な妥協とはとらえないでいただきたいです。
むしろ、ゼロ円マイホームを建てるための積極的な妥協という心構えで向き合ってみてください。
きっと一筋の光明が見えてくるはずです。
応援しています。