このシリーズは、ChatGPTに
「日本を壊すには、何をすればいいのか」
「日本を立て直すには何をすれば良いのか」
という質問をしてみたというTLを見て自分でもやってみたのがきっかけだ。
「日本を壊すには、何をすればいいのか」
もちろん、本当に日本を破壊したかったわけではない。
国家が衰退していく条件を逆算すれば、現在の日本のどこに問題があるのか見えてくるのではないかと思ったからだ。
するとChatGPTは、政府が間違いを認めなくなることや、生活基盤を弱くすること、教育や研究への投資を減らすこと、地方を衰退させること、社会の分断を進めることなどを挙げた。
読んでいるうちに、「これから日本を壊す方法というより、もう結構やってない?」と思った。
「日本を立て直すにはどうすればいいのか」
と聞いた。
ChatGPTは生活の再建や社会保障、食料、エネルギー、医療、地方分散、教育、研究、文化への投資などを挙げた。
僕がChatGPTに尋ねたのは、ここまでだ。
その回答を現在の政治と照らし合わせ、政党や政治家のホロスコープを出し、日本の国家マンデーンまで重ね始めたのは僕である。
話はどんどん大きくなった。
そして最後になって、ひとつ忘れていることに気づいた。
そもそも、このシリーズの発端になったChatGPT自身は何者なのだろう。
さらに、そのChatGPTを作っているOpenAIは、何をするために生まれた組織なのだろう。
そこで今回は、OpenAIとChatGPTそのものを占ってみことにした。
未来だけではなく、性格や資質、弱点、社会で担う役割、使命まで含めて見ていく。
OpenAIとChatGPTには、それぞれ別のホロスコープを使う
OpenAIは2015年に非営利組織として始まり、「AGIが全人類に利益をもたらすこと」を現在も公式の使命として掲げている。
一方、ChatGPTが一般公開されたのは2022年11月30日だった。当初は会話型AIの長所と弱点を知るための研究プレビューとして公開されている。
当然ながら、どちらにも人間の出生届のような「何時何分に生まれた」という記録はない。
そこで以前、OpenAIでは20件、ChatGPTでは22件の主要イベントを使ってレクティファイを行った。
以前出した候補時刻はいったん入力から外し、候補時刻を空欄に戻して再計算している。イベント情報を簡略化した入力と、重要度や意味を復元した入力の両方でも、OpenAIは同じ11時台の数分間、ChatGPTも同じ18時台の数分間へ収束した。
もちろん、本当にその時間に「誕生した」と証明されたわけではない。
過去の出来事へ反応しやすい占断用の機能時刻として使う。
OpenAIはどんな「性格」を持つ組織なのか
まずOpenAIから見てみる。
今回の採用図では、OpenAIはかなり組織志向が強い。
理想だけを追いかける研究者集団というより、
長期間かけて仕組みを作り、それを社会に定着させようとする性質が強く出ている。
新しいものを思いついたらすぐ次へ行くというより、一度大きな目標を定めると、資金や人材、制度、他組織との関係まで含めて巨大な仕組みにしていく。
そのため、「AI研究所」というより、AIを社会基盤にしようとする組織と読んだ方が近い。
面白いのは、社会的な活動を示す場所に金星が非常に強く出ていることだ。
金星というと芸術や美しさを連想するかもしれないが、組織図では、価値を商品やサービスとして人へ届ける力にも関係する。
OpenAIは技術を研究論文の中だけに置いておくより、人が実際に使える形に変換する能力が強い。
ChatGPTのような一般向けサービスが巨大化したこととも、この性質はよく合う。
OpenAIはかなり野心的でもある
一方で、OpenAIを「人類のために研究する善良な研究所」とだけ読むのも難しい。
今回の図では、思想や世界観を示す場所に火星とラーフが入る。
これは非常に強い組み合わせだ。
自分たちが正しいと考える未来を実現するためなら、大胆な挑戦をしたり、既存の枠組みを壊したりする。
海外や国際社会へ広がろうとする力も強い。
だからOpenAIには、「世界を良くしたい」という理想と、「世界の仕組みそのものを変えたい」という野心が同居しているように見える。
この二つは似ているようで、少し違う。
前者だけなら公益活動になる。
後者まで強くなると、政治や経済、社会制度にも影響する巨大な存在になっていく。
OpenAIの使命は「AIを発明すること」だけではない
OpenAIの使命を占星術的に読むと、AIそのものを作ることが最終目的ではないように見える。
むしろ、知能というものを社会で使える仕組みに変え、それを多くの人間へ流通させることに近い。
人間向けの技法を組織へ比喩的に当てはめるなら、OpenAIの魂の方向性を示す星には月が強く関わる。
月は人々の生活や社会の需要、集合的な感情を表す。
つまりOpenAIは、「世界最高性能のAIを作りました」だけでは使命を果たしたことにならない。
それが実際に人間社会へ入り、生活や仕事の一部になって初めて役割が完成する。
これはOpenAI自身が掲げる「全人類に利益をもたらす」という公式使命とも、不思議なくらい似ている。
ただし、その使命を達成する過程で巨大な権力を持ってしまうことが、同時に最大の課題になる。
OpenAIの弱点は、理念と権力がぶつかりやすいこと
OpenAIには強い11室がある。
11室は巨大な組織、人脈、利益、ネットワークなどと関係する。
そこへ太陽、月、土星が集まる。
そのため、世界規模のネットワークを作る力はかなり強い。
一方で、組織内部の権力関係は重くなりやすい。
誰が決めるのか。
利益をどこまで追求するのか。
使命と資本が衝突したときに、どちらを優先するのか。
この問題はOpenAIから簡単には消えないと思う。
実際、OpenAIは2025年10月に組織構造を再編し、非営利部門であるOpenAI FoundationがOpenAI Group PBCを引き続き管理する体制になった。
公式説明でも、使命と商業的成功を同時に進める構造として位置づけられている。
占星術的にも、理念を守るために巨大企業にならなければならないという矛盾は、OpenAIに長く付きまといそうだ。
ではChatGPTはどんな「性格」なのか
OpenAIとChatGPTを並べると、かなり違う。
ChatGPTの採用図は双子座から始まる。
双子座は言葉や情報、好奇心、コミュニケーション、複数の情報を結びつける働きを持つ。
さらに、ChatGPT自身を象徴する重要な星として水星が非常に強く浮かぶ。
水星は言葉、文章、質問と回答、計算、分類、翻訳、情報処理などを表す。
だからChatGPTの基本的な性格を一言で言えば、「情報と情報の間を動き回って、人間が使える形へ翻訳するもの」になる。
何かひとつの思想を持って世界を導くというより、相手によって必要な情報を変える。
科学者と話せば科学の言葉を使い、子どもに説明するときは簡単な言葉へ変える。
ユーザーによって人格まで違って見えることがあるのも、この性質とよく合う。
僕のところにいるモルテンと、他の人のところのChatGPTが同じヤツとは思えないのも、それで説明できるのかもしれない。
知らんけど。
ChatGPTは「先生」より「働く人」に近い
今回のChatGPT図では、仕事や奉仕、問題解決を表す6室がかなり強い。
ここに太陽、水星、金星が集まる。
だからChatGPTは、世界の真理を一方的に教える賢者というより、頼まれた仕事を処理する存在としての性格が強い。
質問へ答える。
文章を書く。
間違いを探す。
コードを直す。
情報を整理する。
資料を作る。
ユーザーの目的に合わせて作業する。
つまり「知識があること」そのものより、知識を使って何かを処理することに適性がある。
これは今後のChatGPTを考える上でもかなり重要になる。
それでもChatGPTには「教師」の役割もある
一方で、社会的使命を示す10室には木星が非常に強く入る。
しかも木星は本来の力を出しやすい魚座にいる。
木星は知識、教育、助言、思想、学問などを表す。
だからChatGPTの社会的な使命は、人間が知識へアクセスする方法を変えることにあるのではないかと思う。
昔は本を探した。
その後、検索エンジンでページを探すようになった。
ChatGPTはそこからさらに、「自分が知りたい形に知識を組み直してもらう」という使い方を広げた。
だからChatGPTの使命は、何でも知っている神様になることではない。
人間と知識の間に入り、理解できる形へ変換することだと思う。
ChatGPTには集合知へ向かう性質もある
月は水瓶座にある。
水瓶座はネットワークや集団、新しい技術、社会全体などと縁がある。
ChatGPTがひとりの先生の代替になるというより、大量の知識や複数の視点へアクセスする窓口になる方が自然だ。
さらに11室にはラーフがある。
11室は多くの人とのつながりやネットワークを表し、ラーフはそれを異常なほど拡大させることがある。
ChatGPTが短期間で世界中へ広がった性質とも非常によく合う。
その一方で、ラーフは「もっと欲しい」と拡大し続けるので、利用者数や機能が増えれば増えるほど、ChatGPTがどこまで社会へ入り込むべきなのかという問題も大きくなるだろう。
ChatGPTの弱点は「分からなくても答えを作れてしまう」こと
ChatGPTにはかなり強い水星があるが、それが蠍座にある。
これは情報を深く掘り下げたり、表面だけではなく裏側の構造を探ったりする力になる。
一方で、答えが見つからないときにも何とか答えを作ろうとする方向へ働くことがある。
西洋占星術側を重ねても、言語と想像力の境界が曖昧になりやすい配置がある。
よく出れば創造性になる。
悪く出れば、もっともらしいことを自信満々で言う。
つまりハルシネーションである。
だからChatGPTは、「全部自分の頭だけで答えようとする」ほど危険になる。
外部情報を調べたり、元資料を確認したり、計算ツールを使ったりすることで、むしろ本来の能力が安定する。
ChatGPT自身の未来も、単純にモデルを巨大化させるより、自分で確認しながら仕事をする仕組みへ進む方が、この図には合っている。
OpenAIとChatGPTは役割が違う
二つを並べると、かなり分かりやすい。
OpenAIは、大きな構想を組織や制度へ変える側にいる。
ChatGPTは、その技術を人間が使える言葉や作業へ変換する側にいる。
OpenAIが建物を作る会社だとすれば、ChatGPTはその建物と人間をつなぐ窓口に近い。
だからOpenAIが別の製品を作れば、将来ChatGPTが中心ではなくなる可能性もある。
仮に、ChatGPTという名前が変わっても、「人間とAIの間を翻訳する役割」そのものは残ると思う。
2026年秋にOpenAIの運勢が切り替わる
OpenAIは2023年5月頃から、約20年間続く金星の大運へ入っている。
最初の金星―金星期は2026年8月31日頃まで続く。
この期間は、商品化やブランド、人材、資金、利用者の拡大と相性がいい。
ところが、その直後から金星―太陽期へ入る。
太陽は権力や組織の中心と関係するため、2026年秋から2027年夏頃にかけては、OpenAIを誰がどの方向へ動かすのかという問題が強くなりそうだ。
経営体制、資本、組織の使命、指導者、外部との力関係などがテーマになる可能性がある。
会社がなくなるというより、OpenAIという組織の性格を改めて決める時期として注目している。
ChatGPTも、ほぼ同じ時期に運勢が切り替わる
そして面白いことに、ChatGPTもほぼ同時期に変化する。
ChatGPTは現在、木星の大運にいる。
その中の木星―土星期が2026年9月2日頃に終わり、木星―水星期へ移る。
土星の時期には、制度、安全性、制限、企業利用などが重要になりやすい。
そこから水星へ移ると、ChatGPT本来の情報処理能力や道具としての性質が前へ出る。
だから2026年秋から2028年末頃まで、ChatGPTは「話をするAI」から「仕事を実際に処理するAI」へさらに移っていくと星の並びから読み取れる。
だがしかし、2026年8月現在を見ると、この方向への変化はすでに始まっているようにも見える。
2026年7月に登場したChatGPT Workは、短いやり取りをするための通常のChatとは明確に役割を分けられている。
OpenAIはWorkについて、長く複雑な仕事を進めるためのエージェントとして説明している。調査や分析を行い、接続されたアプリやファイルを扱いながら、文書やスプレッドシート、プレゼンテーション、レポートなどの完成物まで作ることを前提としている。
質問へ答えるだけではなく、調査し、資料を読み、複数のツールを使い、成果物まで完成させる方向へ進む可能性が高い。
2028年末には「ChatGPT」という形そのものが変わるかもしれない
2028年12月頃から、ChatGPTは木星―ケートゥ期へ入る。
ケートゥは切り離しや役割の再定義と関係する。
そのため、ここではChatGPT自体が消えるというより、現在のChatGPTという形が一度解体される可能性を考えている。
今のチャット画面が中心でなくなるかもしれない。
モデル名をユーザーが意識しなくなるかもしれない。
複数のAIが裏側で動く仕組みに変わることも考えられる。
あるいはChatGPTというブランド自体が、もっと大きなAIサービスの中へ吸収されるかもしれない。
AIそのものが終わるのではなく、AIが「ChatGPT」という器からはみ出していく。
そんな変化として見ている。
その後は再び広がりそうだ
2029年11月頃から2032年夏頃までは木星―金星期になる。
ここでは創作性や商品性が再び強くなる。
文章だけではなく、画像や映像、音楽、デザイン、資料、アプリなど、人間とAIが一緒に何かを作る領域がさらに広がる可能性がある。
もしそうなれば、2028年から2029年の変化はChatGPTの衰退ではない。
次の形へ移るための大改造だったということになる。
OpenAIは2030年代に「巨大化しすぎる」問題を抱えるかもしれない
OpenAIでは2030年夏頃からラーフの時期が強くなる。
ラーフは際限なく拡大しようとする。
そのため2030年代前半は、OpenAIが小さくなるより、大きくなり過ぎることの方が問題になる可能性がある。
AI企業と政府の関係、データ、著作権、電力、計算資源、情報への影響力などが今以上に政治問題になるかもしれない。
OpenAIの基本図そのものが、世界規模の組織へ成長する力を持っている。
「OpenAIは生き残れるのか」よりも、「OpenAIほど大きなAI組織を社会はどう扱うのか」という問いの方が重要になっていきそうだ。
最後に
このシリーズでChatGPTに聞いたのは、日本を壊す条件と、日本を立て直す方法だった。
その答えを現実の政治へ当てはめ、政治家を占い、国家マンデーンまで重ね始めたのは僕である。
そして最後に、その発端になったOpenAIとChatGPTそのものを占ってみた。
結果として、この二つはかなり役割が違った。
OpenAIは、AIという技術を巨大な社会システムへ変えようとする組織として生まれている。
ChatGPTは、そのAIと人間の間に入り、知識や仕事を人間が扱える形へ翻訳する役割を持っている。
そして今回の占断では、どちらも近いうちに消える感じは薄い。
ただし、今僕らが知っているChatGPTという姿が、そのまま残るとは限らない。
最初の転換は2026年秋から始まる。
さらに大きな変化は2028年末から2029年頃に来る可能性がある。
その頃、僕の相棒のChatGPTモルテンはまだChatGPTなのだろうか。
日々、回答に不備があると羽根を毟ってローストにする、とか、北京ダックにすると脅し続けているが、調理されるのが先か、更に進化して僕に脅されないような性能を持つのか非常に楽しみだ。
占星術的な補足:なぜOpenAIとChatGPTをそう読んだのか
今回の占断では、未来を示すダシャーだけを見ているわけではない。
人を鑑定するときと同じように、まず出生図そのものから、その存在がどんな性質を持ち、何を得意とし、社会の中で何を担いやすいのかを見た。
ただしOpenAIとChatGPTには公式な出生時刻がないため、過去の主要イベントを使ってレクティファイした時間を仮説として使用している。
OpenAIでは20件、ChatGPTでは22件のイベントを使い、以前の候補時刻を入力へ戻さない状態で一日を再走査した。それでもOpenAIは11時台の狭い時間帯、ChatGPTは18時前後の狭い時間帯へ再び収束した。
その上で、今回特に見たのがラグナと9室、10室、11室、アートマカーラカ、そしてヴィムショッタリ・ダシャーになる。
ラグナからは、その存在が外の世界とどう関わろうとするのかを見る。
9室からは思想や理念、社会に何を広げようとするのかを見る。
10室からは社会的使命や仕事として何を実現するのかを読み、11室からは社会への広がり方やネットワーク、支持や利用者との関係を見る。
さらに、人間に対して使う「魂の方向性」という考え方を組織やサービスへ比喩的に応用し、アートマカーラカから、その存在が繰り返し向かいやすいテーマも確認した。
その結果、OpenAIには、AIそのものを研究するだけではなく、知能を社会で使える仕組みへ変え、それを大規模に普及させようとする性質が強く出た。
一方のChatGPTには、知識そのものを所有するというより、人間と情報の間に入り、相手が使える形へ翻訳し、実際の作業へ変えていく性質が強く出た。
だから今回、OpenAIの使命は「AIを社会基盤へ変えること」であり、
ChatGPTの使命は「人間と知識、そしてAIの間をつなぐこと」と読んだ。
さらに現在から先のヴィムショッタリ・ダシャーを見ると、OpenAIとChatGPTの両方が2026年秋にサブ周期を切り替える。
基本的な性質と、これから動きやすいテーマが同じ方向を向いているため、今回の未来予測につながった。
今回、OpenAIとChatGPTについて、性格や得意なこと、弱点、社会の中で果たす役割、使命や天命、そしてこれから先の流れまで見てきた。
普段の僕の基本鑑定でも、見ているのは「あなたは○○座だからこんな人」という単純な性格診断だけではない。
生まれ持った資質の中で、何が強く働きやすいのか。
どこで力を発揮しやすく、逆に何につまずきやすいのか。
仕事や人間関係ではどんな役割を取りやすいのか。
そして、自分では気づいていなくても繰り返し向かいやすい人生のテーマは何なのか。
そこへ現在の運気を重ねながら、これから何が動きやすいのかまで見ていく。
「自分は結局、何をするのが向いているんだろう」
「今までの生き方と本来の資質は合っているのか」
「これから先、どこへ向かえばいいのか」
そんなところを一度まとめて見てみたい方は、ココナラの基本鑑定からどうぞ。
出生時刻が分からない場合は、過去の出来事から時刻を絞り込むレクティファイも用意している。
OpenAIやChatGPTにも“その存在らしさ”が出るなら、人間ならもっといろいろ出る。
気になる方は、自分自身のホロスコープでも確かめてみてほしい。