加藤諦三著
「家族が幸せになる心理学」より
「忍耐をしていれば いつかは報われる」は誤りだ
誰かが忍耐をしている限り
皆は自分の矛盾に直面していかないから楽である
矛盾に直面しなくても生きていかれるなら
こんなに楽なことはない
(中略)
人は誰かを犠牲にして生きるのが最も楽な生き方なのである
だから、ずるい人は何とか理由を付けて他人を犠牲にして生きようとする
矛盾する関係を維持するために、誰かが矛盾に耐えてしまうと
皆がその人の忍耐に頼って生きてしまう
他の人にとって、これほど楽な生き方はないから