コラム 35 使う力

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 お金を使うのはとても難しいと思います。私は貯金や資産運用を行なっていますが、日々少しずつ収入からそれらに回していくことで、数字上はお金が増えていきます。特に株式投資は近年新NISAの導入を見据えて盛り上がりを見せていますが、地道にやればそれなりの成果が出ている方も多いのではないでしょうか? 
 しかし、いざそれらを切り崩して使うとなると勇気がいります。それはなぜかというとまず、数字が減ってしまうことが淋しいことと、そこまでの決意で切り崩した結果、今そのお金を有効に使えるかどうか半信半疑だからだと思います。お金は、それ自体は紙切れであり、ただの数字であり価値はありません。お金を何かと交換することによって初めて価値を引き出すことができます。つまり交換する能力(使う力)がないと、価値がないものと交換してしまうなど、損をする結果になりかねません。
 一般的には若いときに使うお金は価値があるとされています。それはそのお金から得られるであろう経験が、若いときの方が価値があるからです。20代で100万円かけて旅行する経験と、歳をとってから同金額で旅行をするのでは何かが(もしくは全ての見える世界が)違うことはなんとなく想像がつくでしょうし、食事なども同じことが言えると思います。
 ところが、私を含めて多くの方は貯金をします。それは老後ないしは比較的不確かな未来にお金がないと困ると考えているからです。そして、貯金をしていればなんとなく未来の自分が有意義に使ってくれると信じているからかもしれません。相続で子孫に残したいと考えている人もいるかもしれません。
 でも、よくよく考えみると僕自身は未来にうまくお金を価値があるものに交換できる自信はあんまりありません。結局天寿を全うする時が一番お金持ちという最悪なシナリオがなんとなく見えてくるような気がしてならないのです。僕が「最悪のシナリオ」と述べたのは、現在40代で持っている資金を使って有意義な経験ができたはずなのにそのチャンスを逃して時期を逸してしまい続けた結果がその「最悪のシナリオ」だと考えているからです。正直なところを言うと、自分で稼いだお金はできる限り使い切りたいです。それは家族や友人との貴重な経験を得ることに使ったり、自分のスキルアップに役立てたりしていきたいです。お金を増やすことのみに執着せず、今の自分にとってどのようにお金を使うのが有意義かを常々考えながら生きていきます。そうする事によってお金を使う力を身につければ、将来の自分が上手にお金を良い経験や高い価値に交換できるのではないでしょうか。

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