前回の続きです。
どうしても公立高校に受からなければ、ステレオは手にならない。
ということで、まずは私立の滑り止め受験。
結果は、合格!
これでどこにも行けないことはなくなった。
その後もずっと勉強してほしいステレオのカタログを見ながら進めた。
いよいよ公立高校の受験。
結果は・・・
合格!
ステレオゲット
何度か、下見に秋葉原へ。
当時は、山田とか小島とか野島とかなかった。
電気製品を安く買うのは秋葉原だ。
単品のステレオを親父と買いに行った。
もう決まっていたので、通っていた店員の担当者に値切って購入。
23万円。
嬉しかった。
帰りの電車で、親父がボソッと、「俺はなんのために働いているのだろう」と言われた。賭けに勝ったわけだし私立よりは格段に学費が安いので、親孝行だと思った。しかし、しかしあの親父の寂しそうな顔は、今でも忘れない。
高校に入ると、すぐに音響好きの友達ができた。
その友人もステレオが欲しかったらしい。
後から友達の両親から聞いた話だが、単品のステレオが欲しいと言っていたらしい。
学校が終わると毎日、近所の電気屋に行って店員と話したり、音を聞かせてもらったり。
そして、良くカタログにある定格の意味を調べた。
SN比や、ダイナミックレンジなど。
週刊FMだったか。名前忘れたが、ステレオの事が書いてある雑誌があって2人で楽しかった。当時はカセットテープにいかにレコードの音を綺麗に録音するかを研究した。ドルビーCとかBとか。
ところがトラブル発生。
カセットテープに録音した音が、こもるのだ。高音が、スッとでない。
毎日通う電気屋に相談して修理してもらうことにした。
原因はカセットテープが、まっすぐ、ヘッドに当たっていないことが原因だった。この調整機能をアジマスと言います。このアジマスは、ねじを回して、ヘッドが水平に当たるよう調整するもの。ネジ止め剤をつかっても何度もオートリバースするため、ズレてしまうのだ。何度も修理を依頼することになった。
しかし、何度やっても直らず。電気製品も風邪をひくからと説明した。
すかさず、うちの母が、風邪ひいたら直りますよね。といった。
修理に来た人は黙ってしまった。結局直せず、2年くらい使ったダブルデッキ。返品することになった。購入した秋葉原の店員から現金を受け取った。そのお金で、3ヘッドのカセットテープデッキを購入した。
3ヘッドはオートリバースしない片道走行なので、ヘッドはズレない。
こんな、失敗もあって友人には3ヘッドを進めた。
アンプも山水がいい。スピーカーはダイアトーンがいい。
友人は俺が欲しがった単品コンポをすべて購入した。うらやましかった。
俺たちは、最高のステレオで、アイドルの曲を聴いた。
高校2年になると、修学旅行もあり、ちょっとだけ女の子にも興味があった。けどやはりステレオにはかなわなかった。
ある日、その友達と自転車で帰り別れた後、自分は事故にあったらしい。