こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。
今回は食文化について触れてみたいと思います。
🌏 中国・韓国に残る犬食文化
中国や韓国では、未だに犬肉を食べる文化が残っているようです。
🇯🇵 日本でもかつて犬を食べていた
現在では信じられないことですが、江戸時代の中期までは、日本でも普通に犬肉を食べる習慣があったようです。
📜宣教師ルイス・フロイスの記録
ルイス・フロイスという宣教師がいます。
キリスト教伝道のために1562年に来日し、織田信長や豊臣秀吉とも面会した人物です。
フロイスは1585年に『日欧文化比較』という小冊子を著しました。
その中で、日本とヨーロッパの食文化を比較した記述があります。
💬 記述抜粋
🌿「ヨーロッパ人は牝鶏(メスのニワトリ)や鶉(ウズラ)、パイ、プラモンジュ(デザートの一種)などを好む。
日本人は野犬や鶴、大猿、猫、生の海藻などをよろこぶ。」
🌿「われわれは犬を食べないで牛を食べる。
彼らは牛を食べず、家庭薬として見事に犬を食べる。」
この記録によると、豊臣・織田時代の日本では犬食が普通であり、猫や猿も食べていたことがわかります。
また、当時の日本には牛肉を食べる文化がなかったこともわかります。
🏯 犬食文化の起源と衰退
日本は中国文化の影響を強く受けており、漢字や儒教と共に犬食文化も伝わったのではないかと考えられています。
しかし、江戸幕府5代将軍 徳川綱吉 が1685年に出した『生類憐みの令』によって、犬食をタブー視する風潮が強まりました。
結果として犬食文化は徐々に消滅していきます。
🕰️それでも続いていた犬食文化
「生類憐みの令」により直ちに犬食が廃絶されたわけではありません。
江戸時代中期の兵学者 大道寺友山重祐(だいどうじ ゆうざん しげひろ)が1727年に著した『📖落穂集』には次の記述があります。
💬 記述抜粋
🌿「江戸の町方に犬はほとんどいない。
武家方・町方ともに江戸の町では犬は稀にしか見ることができない。
犬が居たとすれば、これ以上のうまい物はないと人々に考えられ、
見つけ次第撃ち殺して食べてしまう状況であったのである。」
この記述からも、綱吉の没後、18世紀初頭まで犬食文化が残っていたことがわかります。
🌐世界における犬食の現状
現代の日本では犬を食べることなど考えられませんが、世界では年間2,000万〜3,000万頭の犬が食用として扱われているとの統計があります。
🤝食文化に対する相互理解の難しさ
クジラを食べる日本の文化は国際的に批判されることがありますが、犬食・豚食・牛食も同様に食文化です。
他国の食文化を一方的に批判することは慎重にすべきであり、「食文化の違い」は非常に難しい問題だといえるでしょう。