こんにちは、あるいはこんばんは
金融ペンギンと申します。
私は金融機関のトレード室で3年間勤務した後に、個人トレーダーとして3年過ごし、現在は社会との関わりを求めて大手金融機関向けコンサルティング会社にフルリモート体系で勤務しております。
もちろん、現在もFXは生活の主軸であり、このブログはそんな私がFXに関して発信しているものです。
さて、早速本題の「2023/10/31に開催された日銀決定会合の内容解説」に移ります。
結論として、本会合後、2円近く円が急落し、ドル円が急騰しました。その理由は日銀決定会合の内容にあります。
本会合ではYCC(イールドカーブ・コントロール、円10円債利回りを1.0%に抑え込み、低金利を続ける政策)の柔軟化が決定されました。
会合前のYCCは円10年債利回りを1.0%に厳格に留める内容でしたが、本会合では1.0%は目安で1.2%などそれ以上に金利が上がる事も容認する内容でした。
これだけ見ると金利上昇容認=円の価値高騰で円買い要因ですが、市場は1.5%まで容認するという内容を予想していた為、予想に届かず失望で円が売られました。
また、円が急落した要因の追加要素として、マイナス金利解除の時期についての植田総裁の発言があります。
日銀がマイナス金利解除をする要件は「安定的な物価上昇=コアCPIが年+2.0%で推移する事」であり、現在の日本のコアCPIは+2.8%で2.0%以上を達成しており、市場では来年1月にマイナス金利解除を織り込んでいました。
しかし、決定会合後の植田総裁の会見で物価上昇の安定については認めたものの、あくまで賃金の上昇を確認しない事にはマイナス金利解除は難しいと発言した為、来年の春闘=4月までマイナス金利解除はないと判断され、円が売られました。
まとめますと、総じて市場の期待を裏切る形でハト派(金融緩和より)の日銀決定会合+その後の植田総裁の会見でした。
ここから円は当面売られる事が予想され、日銀としては、急激な円安に対抗する為、円買い介入を行い、出来得る限り金融緩和を続けていく展開が想定されます。
次回は円買い介入の要件について発信していこうと考えております。
ファンダメンタルズに対する詳しい内容や私の手法に関して、興味をもたれた場合はぜひメッセージでご連絡をいただければと存じます。
長文にも関わらず、ご覧いただき誠にありがとうございました。