昨日今日とドルを買ったあなたへ

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マネー・副業
本ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

私は金融機関のトレード室で3年、個人として3年相場と向き合ってる者です。

さて、早速本題ですが、昨日今日とドルが大暴落(7円ほど)しましたね。要因は米CPI(物価指標)が予想を下回った事ですが、ファンダメンタルズに明るく、直近のドル円の値動きを正しく見ていれば、非常に分かりやすい相場でした。普段、指標の前後は値動きが読みずらい為、トレードはしないようにしている私も、昨日のCPIは結果が公表され次第、すでに146円から144.60まで下落していた所からショートを振り、目標の140割れまで引っ張り利確しました。

このトレードで皆様にお伝えしたい事は、「テクニカル分析だけでは、大きなトレンドに乗れない」という事です。今回の下落では、日足の大きなレジスタンスを二つ(145円と142円)一気に割り込んでいます。レジスタンスではいったんの反発を狙う事が王道であるテクニカル分析では逆にレジスタンスでドルをロングしてしまい現在含み損になっているかもしれません。

ファンダメンタルズに明るいトレーダーは、この相場で絶対にロングを持ちません。少し長い解説になってしまいますが、お付き合いいただけると幸いです。

まず、現在のドル高を作り上げているのは日米金利差です。日本は変わらずマイナス金利ですが、アメリカは今年に入り、FF金利(アメリカでドルを調達する際の最低金利と思ってください)を4%まで引き上げています。単純に円を売ってドルを買えば、4%の利ザヤが稼げる(もう少し複雑ですが)為、皆がドルを欲しがり、円安ドル高が1年を通して継続していました。
アメリカがここまで急激な利上げを行った背景は物価の異常な高騰です。アメリカでは年に8%以上のインフレ(物価高騰)が起こっていました。利上げをすれば物を買わずドルをかき集めて金利を稼せぐ人が増えたり、高い金利を払ってドルを借りて住宅などを買う人が減る為、需要が陰り、物価が下がる仕組みです。なのでインフレさえ解消されれば利上げが終わり、もっと言えば、利上げによって経済が冷えすぎた場合、利下げを行う事で、日米金利差が縮小します。

日米金利差が縮小すれば、ドルのそこそこ高い金利より円の安定性が好まれドル買いポジションが減り、円が買われます。
今回のCPIでは年7.9%物価高騰が予想されていましたが、年7.6%にとどまり、物価に落ち着きが見られました。ここで重要なのがアメリカの利上げは来年6月まで続くとの予想が、今回のCPIを受けて、より早期に利上げが終了する可能性が出てきた事です。
そんな先々の事と思われるかもしれませんが、長期で資産を運用している大口(銀行やヘッジファンド)はこれを見て積み上げてきたドルポジションを利確していきます。半年後、日米金利差が縮小することがわかっているのに、このままドルを持ち続ける訳にはいかないからです。長期の大口は短期の大口とは比べ物にならないくらい大きなポジションを持っています。相場の転換点はいつも長期の大口が先々のファンダメンタルズを見越して持つポジションによって決まります。

この長期の大口はじわじわとポジションを作っていき、根拠が明確になれば一気にポジションを持つという特徴があります。
今回でいうと、先週発表された米雇用統計はそこまで悪い内容ではなかったにもかかわらず、ドルは一度上昇した後に、大きく売られました。ここから、長期の大口の目線が、アメリカの利上げ終了に向いてきていた事がわかります。ここまでの推測から、もしCPIが予想より下ブレた時、いよいよ長期の大口が積み上げたドル買いポジションの利確に走ると予想できます。

長くなってしましたしたが、ここまで詳細にファンダメンタルズを追いかけているからこそ、レジスタンスを無視した長期の大口の利確に合わせてショートが出来ました。なにも考えず、テクニカルだけでは決してできないトレードだと思います。

正直、日米金利差一つとってもまだまだ記載すべきことが山ほどありますが、一旦はここまでとさせていただきます。

皆さまも、今年のドル高トレンドやこれから始まるかもしれない円高トレンドのような大きなトレンドに乗りたい場合はぜひ、ファンダメンタルズを勉強してみてください。

今回の記事やその他相場についてご質問がある方は、メッセージをいただけると幸いです。

ここまでお時間を頂戴させていただき、誠にありがとうございました。

※投資は自己の判断のもと、自己責任で行っていただきますよう、お願いいたします。







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