~就業規則を整えて、助成金にもチャレンジしてみませんか~
「これまではアルバイトさんやパートさんに来てもらって、何とか回してきたんです」
そんなお話を伺うことがよくあります。
事業が少しずつ大きくなってくると、
「そろそろ自分の仕事の一部を任せられる人が欲しいな」
「フルタイムで働いてくれる正社員候補を迎えたいな」
と感じるタイミングがやってきます。
すでに入社が決まっているケースもあれば、これから探すという方もいらっしゃいます。
どちらの場合でも、経営者の方が共通して感じるのは、
“正社員を雇うって、責任が大きいことなんじゃないか”
という不安です。
正社員になると、その方の生活や将来にも関わってきます。
給与や昇給、賞与の考え方など、会社としての仕組みが必要になるため、
「うちの会社に、ちゃんとしたルールがあると言えるのだろうか…」
と心配されるのは、とても自然なことです。
今回は、そんな経営者の方に向けて、
就業規則を整える意味 と 助成金に挑戦するための準備 を、やさしくお話ししていきます。
正社員を迎える前に「会社のルール」を整えておくと安心です
アルバイトさんやパートさんだけで回していた頃は、
「今日はこの時間でお願いね」
「来週はこの日だけ来てくれれば大丈夫」
と、その場のやり取りで何とかなっていたかもしれません。
でも、正社員を迎えるとなると、少し状況が変わります。
正社員は、会社の中心となって働く存在。
だからこそ、働くうえでのルールを明確にしておくことが大切になります。
たとえば、
• 勤務時間や休憩の取り方
• 給与・昇給・賞与の考え方
• 有給休暇の扱い
• 遅刻・早退・欠勤のルール
• ハラスメント防止
• 退職や解雇の取り扱い
こうした内容をまとめたものが 就業規則 です。
「うちは従業員10人もいないし、まだ早いかな…」
と思われる方もいますが、人数に関係なく、就業規則があると本当に安心です。
経営者にとっても、従業員にとっても、トラブルを防ぐ大切な土台になります。
就業規則があると、雇用契約書もスムーズに作れます
正社員を迎えるときには、必ず 労働条件通知書兼雇用契約書 を作成します。
これは、働く条件をお互いに確認するための大切な書面。
正社員の場合は、責任範囲が広くなるため、より丁寧な設計が必要になります。
• 基本給の決め方
• 昇給のタイミング
• 賞与の考え方
• 試用期間の扱い
• 期待する役割や業務内容
これらを曖昧にしたまま採用すると、後々「言った・言わない」のトラブルにつながりやすくなります。
就業規則が整っていると、労働条件通知書兼雇用契約書に書くべき内容が自然と整理され、
「会社としての軸」がしっかりしてきます。
助成金に挑戦するなら、まずは“整えること”から
従業員が増えてきたタイミングで、
「助成金って使えるのかな?」
と興味を持つ経営者の方も多いです。
ただ、助成金は
“会社のルールが整っていること”
“日々の労務管理がきちんとできていること”
が前提。
たとえば、よく利用されるキャリアアップ助成金などは、
• 就業規則が整備されている
• 雇用契約書が適切に作成されている
• 出勤簿・賃金台帳が正しく管理されている
といった基本ができていないと申請できません。
つまり、
正社員を迎える準備をすること=助成金に挑戦する準備にもなる
ということなんです。
経営者が不安になるのは、当たり前のこと
「正社員を雇うのは初めてで不安」
「会社としての仕組みが整っていない気がする」
「何から始めればいいのか分からない」
こうした声は、本当にたくさんいただきます。
決して“知らないと恥ずかしいこと”ではありません。
むしろ、
従業員の人生を預かる責任を感じているからこそ生まれる不安
なんですよね。
その気持ちを大切にしながら、一つずつ整えていけば大丈夫です。
まとめ:次のステージに進むための準備を一緒に
従業員が増えてきたということは、会社が成長している証。
そのタイミングで、
• 就業規則を整える
• 労働条件通知書兼雇用契約書を見直す
• 助成金に挑戦する準備をする
こうした取り組みを進めることで、経営者も従業員も安心して働ける環境が整います。
「こんなこと聞いてもいいのかな…」
そんな疑問こそ、遠慮なく社労士に相談してください。
一緒に、次のステージに進む準備をしていきましょう。
経営者が不安になるのは、当たり前のことです。
どうぞ遠慮なく、WORK LABO社労士事務所にご相談ください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回予告
次回は「問題のある従業員の対応 困った社員を抱える経営者向け」をお届けします。