鳥山明先生の訃報を受けて

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コラム
唐突に、鳥山先生の訃報が入ってきた
大切な人や尊敬する人の訃報に接したとき、共通するのは「何言ってんの?」という信じられない気持ち
それが悪い冗談などではなく、本当のことだとわかったとき、まずは身体から力が抜けて、何も考えられなくなる
今回の訃報でも、やはり同じ状態に陥った
私にとっての鳥山明は、少年時代の感性を思いきり豊かにしてくれた大恩人だ
その感性は、物書きの端くれとなった現在でも生きている
鳥山明がいかにすごいかという考察は至る所で見られるので、私は少々違った角度で鳥山明を語ってみたい

鳥山作品の女性はすごい
鳥山明が描く女の子や女性というのは、それまでの少年誌のものとは違っていて、基本的に男(だいたい主人公)に頼らず、精神的に自立している
象徴的なのがドラゴンボールのブルマだ。悟空のお姉さん的な立ち位置にいながら、時に身勝手な行動をして仲間を振り回す
それでも、要所での言動が仲間を救ったりする
それはつまり、男にとって都合のいい、守られるだけの女ではないということだ
一度は地球を滅ぼそうとしたベジータと結婚してしまうのも、ぶっとんでいるがたくましい
悟空と結婚することになるチチも、違った意味で象徴的だ
生意気な女の子として登場したチチは、成長して悟空と再会すると悟空にゾッコンになる
しかし結婚して悟飯が生まれると、何をおいても子供を最優先するママキャラとなる
ある意味、非常に現実的な女性像だと思うが、悟飯だけでなく、しっかりと悟空を思っているという描写があるのは素敵だった
こんな女性の変遷を描いた少年漫画は、当時にはなかったと思う
ドラゴンボールの連載開始が1984年だが、当時から鳥山明は現代的で現実的な女性観を作品に反映させていたことになる
ドラゴンボール以降、日本の漫画では高い自立性を持つ女性キャラが増えたように思うのは私だけだろうか

今日、アメリカでは少々フェミニズムが暴走し、男性を敵視し排斥するような映画が作られているようだ
改めてドラゴンボール(アニメ版)を視聴してもらいたい

鳥山先生、本当にお疲れ様でした。
あなたのおかげで日本のエンターテインメントは飛躍しました。
そして、あなたの意思を受け継いだ作家たちがさらに盛り上げていきます。
どうか安らかにお眠りください。
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