値上げのチャンス到来 20回

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1.初めに。。。

日本は30年間デフレが続いています。これは世界的に見ても稀有な存在だそうです。私が生まれてから10年ほどはバブルと言われていたとても華やかな時代がありました。

その当時は子供ながらに、何やら世の中がイケイケな感じが伝わってきましたし、大人たちのお金の使い方が派手だったのをぼんやりと記憶しています。

さて、日本の不況の原因について様々な意見があります。先日見ていたyoutubeの中で経済の専門家の先生が科学的なデータから分析した結果について述べていました。
それによるとバブルが崩壊してデフレが長期化した原因は、銀行が市場に出すお金の量をずっと抑制していることだそうです。

おそらくバブルで物価が上がったので、消費行動を抑えることを目的として、市場に出回るお金を減らし、お金の価値を高めることで、消費行動を抑制する政策をしたと推測されます。

その状態が長く続いた結果、会社は銀行からお金を借りにくくなり、少なくなったお金を給料に出さなくなり、人々の給料が減ることに繋がりました。バブルが弾けて落ち着きを取り戻しても、日本は市場に出回るお金が減らしたままの政策を続けたそうです。

これは日本以外の先進国ではなかった現象で、他の国では市場に出回る現金が増えて、相対的に経済が成長しているようです。

安倍ノミクス以降、黒田総裁により日本銀行はお金をそれまでに比べて多く発行して市場にお金を出しているようですが、それまでに出さなかった反動を補えるほどではないようです。事の真偽の程は今後より一層解明されるとは思います。

2. 今こそ値上げを!
さて、中小企業の経営者をしていると多くの仕事をします。人事、商品開発、営業、新規事業計画など様々です。その中の一つに値付けというものがあります。

日本では定価をベースとした値付けがあります。経営者によってはメーカーの希望価格をそのまま値段にする人もいます。消費者においても商品の価格は全国一律同じと思い込んでいる人もいるようです。しかし、仕入れ先と約束事がない限りにおいて、値段は経営者が自分の思うようにつけて問題なしです。

さて、先ほどの話にリンクしますが、日本は30年ぶりの円安になっているようです。あらゆる商品の値段が上がっています。そこで私としては自社の商品も便乗して値上げをしようと考えています。

値上げは消費者にとっては損ですが、会社側にとってはこれ以上ないチャンスです。生真面目に仕入れにかかる費用分だけ値上げするのではなく、それ以上に値上げしてしまえば良いと思います。

仮に仕入れ値が変わっていない商品があったとして、それを値上げした場合、値上げ分は丸儲けになります。今は値上げすることが、SDGSのようにその言葉を使えば皆が何も言えなくなるように状態です。自社の商品の値上げをするならこの機会を利用しなければ損です。悪いことをしているわけではないですが、赤信号、皆で渡れば怖くない(目立たない)の精神です。

3 日本の景気を回復させるのは値上げ。

ここで皆が一斉に値上げすることで物価が上昇します。その中で私がしているように仕入れ値が変わらないものも値上げをすることで、その企業は儲かります。

その儲けがやがてスタッフの給料になり、会社の設備投資になり、そして日本経済が潤います。

需要が高まれば銀行もお金をたくさん発行し、経済がますます良くなっていきます。

自社の商品の中で値上げできるものは、少し高めに値上げしてしまいましょう。早く儲けて早く潤う。先手必勝ですね。

この時に注意しないといけない事は、ライバル商品の動向です。ライバルが値上げしていない時は、様子見て値上げしないと損をするケースがあります。しかし、品薄でライバルに在庫がない場合は安心して値上げもできるかもしれません。

自社オリジナル商品でライバルがいない場合は、将来を見据えて高めに値段設定しましょう。
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