こんにちは。
5月18日週の相場について、今の市場が何を織り込み始めているのかを整理していきます。
先週の金融市場は、非常にわかりやすく「ドル高」が主役でした。
米国株は下落。
S&P500は92ポイント安、NASDAQは410ポイント安となりました。
しかし為替市場ではドルが強く、ドル円は5連騰。
ついに159円目前まで上昇しています。
今回の上昇は「円安」というより、「ドル全面高」で説明した方が自然です。
世界で同時進行している「金利上昇」
現在の市場テーマはかなりシンプルです。
原油高
インフレ懸念
国債売り
金利上昇
ドル高
これが一直線につながっています。
特に大きいのが、ホルムズ海峡封鎖の長期化です。
WTI原油は102ドル台。
エネルギー価格の高騰が、世界中のインフレ再燃を意識させています。
その結果、日本もアメリカも国債が売られ、長期金利が上昇しています。
米10年利回りは4.61%。
市場は「高金利が長引く世界」を織り込み始めています。
ドル円で最も危険なのは“突然の3円下落”
ドル円は非常に強いです。
しかし、だからこそ市場が一番警戒しているのは「実弾介入」です。
4月30日、5月6日には実際に介入が入ったと考えられています。
そして現在、再びその水準へ戻ってきました。
つまり今の相場は、
上を追いたい投機筋
VS
いつ介入するかわからない本邦当局
という状態です。
特に怖いのは、介入が入る時は数分で3円規模動く可能性があることです。
テクニカル分析が通用しなくなる瞬間でもあります。
「利上げしても円高にならない」時代
6月15〜16日には日銀会合があります。
ただ、仮に追加利上げがあったとしても、円高効果は限定的だと思っています。
なぜなら現在の円安は、
日本が弱いから
ではなく、
世界的にドルが強すぎる
という側面が大きいからです。
原油高によるインフレ懸念が続く限り、FRBの高金利政策も長引きやすく、ドルが買われやすい環境が続きます。
つまり、日銀だけでは流れを変えにくい状況です。
本当に重要なのはホルムズ海峡
今後の最大テーマは、やはり中東情勢です。
もしホルムズ海峡問題が改善へ向かえば、
原油安
インフレ懸念後退
米金利低下
ドル安
という流れが一気に進む可能性があります。
逆に、封鎖長期化ならドル高トレンド継続も十分ありえます。
つまり今のドル円は、テクニカル以上に「地政学」で動いている面があります。
現在の戦略
私は現在、ドル円を戻り売りしています。
正直に言えば、含み損です。
ただ、159円〜160円台は、当局もかなり神経質になるゾーンだと考えています。
もちろん、さらに上昇してから介入する可能性もあります。
その場合、155円割れまで大きく崩れる展開は難しいかもしれません。
それでも、
「上昇スピードを抑えたい」
というのが当局の本音なら、どこかで再び強い介入警戒が高まる可能性があります。
そのため、もう少し戻り売り目線で粘ってみるつもりです。
まとめ
今の相場で重要なのは、次の3点です。
実弾介入があるのか
ホルムズ海峡問題がどう動くのか
米金利上昇がどこまで続くのか
ドル円は強いですが、非常に神経質な局面でもあります。
特に介入相場は、一瞬で景色が変わります。
無理に追いかけず、リスク管理を最優先にしていきたいところです。
それでは、今週も頑張っていきましょう。