こんにちは。
本日は、5月8日時点のドル円相場について、現在の市場環境と今後の注目ポイントを整理していきます。
昨日の米国市場では、米国株が下落しました。
NYダウ:下落
S&P500:−28ポイント
ナスダック:−32ポイント
一方、為替市場ではドル高が進行しています。
背景には、中東情勢への警戒感があります。
ベト・イラン和平合意への期待が後退し、リスク回避の流れから原油高・ドル高が進みました。
9兆円規模とも言われる為替介入
現在、市場で大きな話題になっているのが日本政府・日銀による為替介入です。
専門家の推計によると、4月30日以降の介入規模は約9兆円に達している可能性があります。
4月30日にはドル円が160円台へ上昇しましたが、その後、強い口先介入が入り、一時159円前半まで急落。
さらに実弾介入も実施されたと見られています。
ただ、現時点では157円付近。
結果的に「160円台定着は防げたものの、円高へ大きく流れを変えるには至っていない」というのが現状です。
なぜ円高になりにくいのか?
最大の理由は、日本の実質金利が依然として大きくマイナスだからです。
つまり、
日本円を持っていても金利メリットが少ない
ドルを持った方が有利
という構造が続いています。
そのため、為替介入だけでは円安トレンドを根本的に変えるのが難しい状況です。
もし日銀の政策金利が1.5〜1.75%程度まで上昇すれば、状況はかなり変わる可能性があります。
ただし、現在の政権や日銀の姿勢を見る限り、そこまでの利上げは来年以降になるとの見方が強いです。
今晩は米雇用統計に注目
本日21時30分には、米4月雇用統計が発表されます。
ここで、
米景気の強さ
FRBの利下げ時期
ドル買い継続かどうか
が改めて市場で判断されます。
また、雇用統計後からニューヨーク市場クローズまでの間に、追加の為替介入があるかどうかも注目ポイントです。
来週は米財務長官が来日予定
さらに来週は、ベッセント米財務長官の来日が予定されています。
ここで、
日本の為替介入への評価
日銀の金融政策への言及
円安に対する米国側のスタンス
などが話題になる可能性があります。
市場はかなり敏感に反応するかもしれません。
現在の戦略
基本戦略は「ドル円の戻り売り」を継続。
ただし注意したいのは、155円以下です。
ここは政府・日銀の介入警戒感が非常に強く、値動きが荒くなる可能性があります。
そのため、
155円以下で売りを追いかけすぎない
急変動リスクを警戒する
介入後の戻しも想定する
といった慎重な対応が重要だと考えています。
最後に
過去にも、日本政府は円売り介入を行っていました。
しかし、当時も「介入しても一時的に動くだけで、結局は元のトレンドへ戻る」という場面が何度もありました。
今回も、もし追加介入を行っても市場環境が変わらなければ、再び160円台を試す展開は十分あり得ます。
短期的な値動きだけではなく、金利差や金融政策という“本質”を見ることが大切ですね。
本日も良いトレードを。