古い瓦屋根の長屋は葺き替えで生き返る!

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コラム
古い長屋をリフォームするにあたって、瓦屋根の改善は最重要事項です。
特に築50年以上経過した瓦屋根はその耐久年数も経過しており、瓦と土の重量による建物の負荷への軽減も考えなければなりません。
大正末期から昭和にかけて大阪市南部の新市街地(阿倍野区、西成区、住吉区周辺)は、都市計画法による土地区画整理事業として、大大阪新開地と呼ばれる長屋住宅がたくさん建設されました。
当時関東地方では町屋建物の屋根は板屋根が多く使われておりましたが、関西地方、特に大阪では瓦屋根が早くから使われており、築100年近い建物も今尚、当時の瓦屋根のまま現存している建物も少なくはありません。
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このような建物のリフォームに着手する場合、屋根の葺き替えは必須になってきます。
長年経過した瓦屋根の耐久性はなく、瓦の割れやずれも多いのが現状です。
また瓦の重みによる建物への負担も深刻です。
それではこのような木造長屋住宅ではどんな屋根材を用いたらよいのでしょうか?
屋根材にはいろんな種類のものがありますが、やはりガルバリュウム鋼板をお勧めします。
理由として飛躍的な防錆性の向上とその価格です。昔のブリキのトタン屋根は、数年経過ですぐに出てくる錆が、一番の欠点でした。見た目も悪く腐食によって穴が開くことも稀ではなかったのです。一方、防錆性がより優れているステンレス屋根は、非常に高価で一般住宅の屋根材としては、現在でもほとんど普及していません。
そこで登場したのが、ガルバリウム鋼板なのです。錆は10年以上出ることはなく、価格もステンレスと比べて格段に低価格です。また、震災の影響もあり、屋根材の軽量化という観点からもガルバリウム鋼板への葺き替え工事がベストの選択と思われます。
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同価格帯のカラーベスト、いわゆるコロニアル屋根も以前は軽量で、低コストで普及していましたが、アスベストの除去により耐久性が非常に低下したようです。
そのような現時点での状況においてはやはりガルバリュウム鋼板がベストといえるのではないでしょうか。
また葺き替えのメリットとして最大の理由が建物の寿命が延びるという事です。
基本的には、下地を含む屋根材をすべて新しいものに替えるわけですから、屋根が新築になったのと同じです。生き物に例えると生まれ変わったわけですから、当然寿命が延びます。
最近のほとんどの屋根材は、昔に比べて性能がアップし、軽量化されています。施工方法も新技術の開発で随分簡素化されていて、これもまた軽量化されています。屋根が軽くなると、地震に強くなります。その理由は、屋根が軽くなると、建物全体の重みの中心が低くなり、振り子の原理で地震に対して揺れが小さくなるからです。
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ズレが目立ちます。
割れた瓦を差し替えたあとがあります。
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ガルバリュウム鋼板に葺き替え屋根の重みが軽減されました。
トタン屋根とは耐久性が全く異なります。
数年で錆び、腐食が出ることはありません。
古い建物だからこそ、躯体に与える負荷を軽減することが大切です。
屋根の葺き替えは建物再生に欠かせない重要事項のひとつなのです。

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