朝、鏡を見るのが怖かった私が、薄毛を止めた話

記事
コラム
私は薄毛経験者だ。
そして今は、AGAを止めた側にいる。

朝、目が覚めると最初に考えるのは――
「今日はどれくらい透けているか」だった。

すぐ洗面所に向かい、手鏡で後頭部を確認する。
その薄さの確認から絶望の1日が始まるのだ。

私の知人には何人かハゲてる人がいる。
年齢と共に薄くなったよなぁ~と思う人もそこそこいる。

しかし彼らは明るい。
現実を受け入れているのか?

朝、鏡を見て絶望していないのか?
私にはこんな1日の始まりが耐えられない。

私は服好き人間だ。
週末や休日は妻と出かける際には服屋に立ち寄ることが多い。

トレンドにもわりと敏感である。
なのにこの薄毛が、気に入った服を選んでもすべて台無しにしてしまう。

試着室の鏡に映る自分を見て、この世から消えてしまいたくなる。
そういえば、服屋で“同じ側の人”を見たことがない。

当事者にしかわからないが、
内心めちゃめちゃ深刻な悩みをもっていることに気がついた。

高校生の時、「ハゲ」というワードを出すだけで減点する先生もいたが、
自分が薄毛を経験してその気持ちがわかった。

私は50年生きてきて、4度の薄毛を経験している。
最初の薄毛は20代初めの頃だった。

なんだか分け目がペタっと寝て、ボリュームが明らかになかった。
私の友達も噂ではもうかなり薄くなってると聞くやつが3人いた。

「この歳で俺も来たのか⁉」と思った。
しかしなんとか耐え、毛量が少なくなった感はあったが8割はもどった。

30代初めの頃、ボリュームがなくなるどころか
頭皮が透けてみえるくらい薄くなった。

「年齢的にきたのか⁉」と思ったが原因に心当たりがあった。
この頃、深刻な家庭問題を抱えていたのだ。

長く続いた家庭問題が解決すると、次第にもどっていった。
40代半ば、またもや頭皮が透けるくらい薄くなった。

これはもう年齢だろうと思った。
うちの両親も、母は私が幼いころから薄かったし、
父は50代で薄くなっていくのを見ていた。

この頃スポーツジムに通い、筋トレに力を入れていたのだが、
筋トレは男性ホルモンの影響でハゲるという噂があった。

仕事が忙しくなりジムに通えなくなったのだが
そのせいで元のだらしない体になったものの、
透けていた頭皮もいつのまにか髪が戻っていた。

50代にさしかかった頃だ。
今までの抜け毛の量と速さが明らかに違った。
放っておいて回復する次元ではないと直感した。

床に落ちた髪の毛の量が全然違ったのだ。
部屋のいたるところに自分であろう髪の毛がおちているのだ。

みるみる透けていく頭皮は絶望でしかなかった。
だが幸いにも、このとき救いの一手を私は得ていた。

私はAGA治療の知識を得ていたのだ。
AGAの薬に効果があることを知っていたのだ。

AGAの仕組みを知るまでは
「薬で髪の毛が生えるわけないじゃん」
って思っていた。

実家の洗面所には私が小学校の頃から
テレビのCMで見たことのある薬用育毛剤が置かれていた。

だが両親の毛量に改善はなかった。
それを見ていただけに、私には薬が信用できなかった。

でも抜け毛のメカニズムを知った時、
自分が経験した抜け毛の原因と一致したのだ。

抜け毛の原因は食事、ストレス、睡眠と言われるが、
そんな根拠があいまいなものではなかった。

私の睡眠時間は3時間だし、
ストレスなら日々の嫌がらせで20年以上受けている。

AGAとは男性型脱毛症のことだ。

男性ホルモンのテストステロンが
5αリダクターゼという酵素と結びついて生成される
ジヒドロテストステロンが毛根を攻撃して
毛髪が成長する前に抜けてしまうという仕組みだ。

この酵素の結びつきを薬で阻止できると知った時
抜け毛防止の薬に興味をもったのだ。

その薬の名は「フィナステリド」と「デュタステリド」。
抜け毛を防止する薬だ。

そして「ミノキシジル」。
こちらは発毛した毛髪の成長を促す薬だ。

現在AGA治療薬はこの2種類で、
この2つの併用が主となっている。

だが私は薬の服用に踏み切れなかった。
効果がなかったらどうしよう…という迷いがあった。

効くかどうかも分からないものを体に入れる怖さもあった。

そんなときだった。
私が薬の服用の決め手となるできごとがあった。

それは妻からの情報だった。
私の妻は看護士である。

妻の勤務するクリニックでの話。

そのクリニックは内科。
一見、髪の毛の治療には関係なさそうと思うだろう。

だが医師には薬を処方できる資格がある。
ここのクリニックの院長が薄毛に悩んでいる患者に
厚意で薬の処方をしているのだそうだ。

現在4人の患者が服用を続けているのだが、
最初見たときは表情が暗く、年齢以上に老けて見えたそうだ。

院長に服用を勧められたとき
どの患者も「いかがわしい」という表情をうかべ
渋々承諾したそうだ。

だが服用を続けていくうちに次第に産毛が見え始め
スケスケだった地肌には黒い髪の毛が存在するようになっていった。

患者達はみんなそろって表情が明るくなっていったという。
服用を勧められたとき懐疑的だった患者達も
「もうこの薬は手放せません!」
と積極的にもらいにくるようになったそうだ。

この妻の話が、薬に懐疑的だった私の迷いを吹き飛ばしたのだ。

今や情報は探せばいくらでも手に入る。

ネットの情報はPV稼ぎで誇張されたものもあるので
いまいち信じ切れていなかった。

妻の医療現場で見たリアルな話がなければ
私はAGAの薬に手を出さなかったかもしれない。

この妻の話がネットの情報を確信へと変えたのだ。
ただ、このAGA治療には注意点がある。

それは継続が必要ということ。
服用をやめればまた抜け毛は進行する。

継続するだけの経済力が必要になってくる。
保険が効かないので自費となる。
金額は月8000円ほど。

患者の中にはそこに不満をもらす方もいるようで、
髪の毛の価値が問われるところなのだ。

でも、それは医者を通した場合であって
別の入手法があるのだ。

私は個人輸入を使って手に入れている。
1箱100錠入り、3箱で15000円ほどだ。
継続に差し支えないくらい格安だ。

ただ品質や流通は自己責任をお願いする。

また国内でもオンライン診療で安く手に入るところもある。
医師処方の方が安全性が高いことは確かだ。

ではこの薬の効果について話したいと思う。

現在55歳。私は服用を始めて5年が過ぎた。
私と同じ時期に服用を始めた友人2人の経過も話したいと思う。

友人1人は同い年。
もう一人は59歳。

まず1つ目の心配事は海外製の薬ということ。
海外製と聞くと品質に懸念がある。

だが国内で処方されている薬でジェネリック(後発品)の多くは
海外製なのだ。

それならAGAに限らず、他の処方でもすでに服用してきた。
医師に処方してもらったか、個人輸入かのちがいだけだ。

偽物では?という疑いもあるが、
この薬の価格は偽物として扱うには割にあわないほど安価なものだ。

高価でもない薬にリスクはとらないというのが通説だ。
友人2人もそこは気にしていないという意見だった。

2つ目は副作用についてだ。

性欲減退、射精障害、肝機能低下、うつなど聞く。
年齢的に性欲はなくてもいいのだが、
性欲は減退してはいない。

射精障害ももう子供が成人しているので気にはしていないが
これも問題ない。

肝機能低下について。
私はかかりつけのクリニックで年2回血液検査を受けている。

肝臓の数値は正常を保てている。
うつはない。

2人の友人もこれらの項目に問題ないと言っている。
だがネットの情報の中には肝臓の数値に問題がでた方、
うつ症状が出た方を見受けたので、個人で服用の管理は必要だと思う。

3つ目は効果についてだ。
私が最初に服用を始めたのがフィナステリド。

しかも、ネットの情報では分割して半分でも効果があると言っていたので
1mgを半分に分割して0.5㎎から服用を始めてみた。

効果を感じ始めたのは2週間経ったころ、
抜け毛の量に変化があった。

シャンプー時に気になるほど抜け落ちていた毛髪が
少なくなっていることに気が付いた。

59歳の友人A氏もそう言っていた。
半年すぎた頃、59歳の友人A氏と会うことになった。

A氏に会った時私は驚いた。
私より薄毛、いやハゲと言ってもいいくらいのA氏の頭頂部に
明らかな変化が見られたのだ。

もちろん私も透けていた頭皮が隠れるくらいの回復をしていた。
引き続き2人とも順調に回復をしていった。

それから服用1年たった頃だった。
A氏に最近どうです?と連絡をとってみた。

実は私の回復具合が思わしくなかったからだ。
A氏も同じ意見だった。

ネットで得ていた情報にも
1年で効果が見られなくなったという人が何人かいた。

私は焦った。
A氏も悩んでいた。

とりあえず1粒(1mg)飲んで様子をみようということになった。
だが日ごとに頭皮の透け具合は進行していた。

私はもう一つの情報をもっていた。
それは「ディユタステリド」の服用だった。

このデュタステリドなのだが、
ネットの情報では肝機能低下、うつ発症という症例が見受けられたのだ。

私は躊躇した。

これらの症状がでたらどうしようと心配だったのだ。
しかし、そんなことも言ってられないほど抜け毛は止まらなかった。

私は決心した。
飲んでみないと分からないと。

服用開始。

血液検査は3か月後に控えている。
3カ月飲んで肝臓の数値に異常があったら服用をやめようと。

心配なのは数値が悪かった時のことだ。
もう打つ手がないのだ。

もう何も思いつかない。
髪の毛を生やす情報はそれ以外見つからないのだ。

3か月後、血液検査を行った。
結果は2週間後。

運命の結果は。
肝機能:正常だった!

そして抜け毛は治まり、また頭皮に髪の毛が増えていた。
ちなみに、妻の勤務するクリニックの患者4人。

1人は8年フィナステリドのまま髪を維持できているが、
あとの3人はデュタステリドに切り替え
髪は今でも維持できいているとのことだ。

さっそくA氏に連絡。
A氏も「それ飲む!俺も欲しい!」と言ってくれたので
私の手持ちの1箱を譲ることにした。

3か月後、A氏に連絡。
順調に回復しているとの報告。
血液検査も異常なし。

服用1年たった頃、
またA氏と会うことに。

またも驚いた。
A氏が肩まで髪を伸ばし、パーマまであてていたのだ。

私もフサフサと言えるくらい髪は生え、
ボブヘアーにカットしていた。

A氏は喜び、身なりまで洒落た装いをしていた。
最近は筋トレを始めたとのこと。

同い年の友人B君も仲間との飲み会で久しぶりに会えた。
B君はまさにカッパだったのだが、かなりの改善がみられた。

まじまじと見なければ、普通の髪型にしかみえなかった。
服用を決意して本当に良かったと思った。

ところが事態は思わぬ方向に進み始めた。
私も髪が増えたことに喜んで3カ月前から筋トレを再開していた。

体が引き締まりを見せ始めたころだった。
シャンプー時に異変を感じ始めた。

なんだか最近抜け毛が多い。
フサフサだった髪の毛もなんだかボリュームに欠ける。

ある日から洗面台に映る自分の頭頂部に地肌が見え出したのだ。
私は焦った。

これが効かなくなったらもう打つ手がない!
頭によぎったのは「筋トレ」だった。

過去を思い出しても筋トレを頑張ったときは
薄毛を経験していたのだ。

自分の場合はその関連を強く感じた。
この日から筋トレは一切行わなかった。

それでも抜け毛は止まらなかった。
日増しに露わになる地肌。

また絶望の朝が始まったのだ。
A氏にきいてみた。

「髪の毛大丈夫ですか?」

「順調だよ♪」

「筋トレは?」

「続けてる~♪ 今ムキムキだよ!」

私の絶望はさらに深さを増した。

余計なことをしてしまった。
やはり筋トレは自分には合わないのか、と疑った。

私は焦った。出かける気も失せていった。

ネットでAGAの情報を発信している人のページ、
動画をとにかく漁りまくった。

1人興味深い情報を発信している人を見つけた。
その人はとんでもないことをしていた。

それはデュタステリドとフィナステリドの併用の服用だった。
そしてさらに、内服薬のミノキシジルまで服用していたのだ。

ミノキシジルは私も使っているが、
私のはリキッドタイプで頭皮に直塗するやつだ。

服用の錠剤もあるのは知っているのだが、
これに手を出すのは最終手段としていたのだ。

まだ実証が不完全で、服用するには
医師の間ではご法度とされているものだった。

デュタステリドとフィナステリドの併用でさえ
やってはいけない行為として挙げられているのに
かなり極端な方法に見えた。

しかも1錠ではない。フィナステリドは2錠飲んでいる。
しかしそれ以上に驚いたのは、
血液検査が正常値であることだった。

この人たしか67歳と言っていた。

髪の量は多くはないが、67歳にしてはまともにある方だ。
さすがにこの領域に踏み込むにはかなりの抵抗があった。

私は迷った。

でもまた思ったのだ。
ダメならやめればいいと。

私は禁断の領域に踏み込むことにした。
今は髪の毛が最優先だった。

ただし、この記事を読む方にお伝えしておきたい。
安易に増薬はおすすめしない。

医師の管理なしではリスクがあるからだ。
まずは基本治療で十分な人が多い。

私は自己責任で行っているが、一般的には非推奨。
再現性は保障できないことをお忘れなく。

まず、朝はデュタステリド 1錠、
夜にフィナステリド 1錠
ミノキシジル・リキッド 1日2回

服用開始して2週間ほどだった。
シャンプー時に抜け毛が減っている事を感じた。

1か月たった頃、頭頂部の地肌の透け具合が止まっていた。
そこからは抜け毛がおさまり、順調に回復へ向かっていった。

半年後には洗面台に映る自分の頭頂部が
しっかり茂っていることが確認できた。

運命の血液検査がやってきた。
結果は正常値だった。

私はもう筋トレは2度とすまいと決めた。
だが残念なことに体はだらしなくなっているのは否めない。

ここまででわかったことは
筋トレを行ってもフサフサなのが一般的だが、
人によっては
「筋トレによるジヒドロテストステロンがハゲを誘発する」
ことが当てはまる人もいるということだ。

少なくとも自分の体質では、影響を感じたのは確かだ。

私は考えた。
テストステロンが出なければいいのだと。

過去に「ロングブレス」で結果を出したことがあった。
呼吸だけで痩せることができたのだ。

これだ!と思った。
ロングブレスを1日5回やっていった。

3カ月たって、私は体重を減らすことに結果を出せた。

食事制限だけではどうしても59㎏を下回る数値がでなかったのだが、
ロングブレスを行うようになって58㎏を下回る数値がでるようになった。

私は嬉しくなりロングブレスを継続した。
髪の毛も順調に伸びていった。

ところがだ。
また異変が起こった。

シャンプー時に抜け毛が増えたのを感じるようになった。
頭頂部の髪の毛はパカっと分かれ、また地肌が見えるようになったのだ。

タイミング的にロングブレスと重なっていたため、私は影響を疑った。
こんな呼吸法を行っただけでも
私の体質はジヒドロテストステロンの影響を受けるのかと苛まれた。

これは私の個人差による見解で、
一般的な因果関係ははっきりしていないが、
心当たりある方は参考にしていただきたい。

薬の服用量は前に増やした時のまま変わっていない。

ネットの情報では、
こうした増量や併用は一般的な治療ではないが
薬を服用しても抜け毛の進行の方が勝っていると
薬の効果が追い付かないともあった。

そうなると服用量が足りないと判断せざるを得ない。
私はさらに禁断の手を打った。

夜のフィナステリドを1.5錠に増やしたのだ。

それから半年経った今、
私は再び髪の毛を取り戻し、
只今ロン毛を楽しんでいる。

私のケースはあくまで例外的だ。
この方法でうまくいったが、再現性は保証できない。

結論:
まずは単剤(フィナステリド or デュタステリド)から開始。
3〜6ヶ月は変えずに様子を見る。

効果が不十分な場合のみミノキシジルを追加。
それでも不足する場合に次の手を検討。

ミノキシジル内服は医師管理下を推奨。
最終的な判断はご自身でお願いします。

私はこの選択で、朝の絶望から抜け出せた。

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