【塾長だけが知っている】大阪府 高校選びのコツ

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2022年11月時点での「大阪府 高校入試情報」を基に高校の選び方をまとめています。

(指導歴10年以上、大手個別指導塾での教室長経験から最適な高校選びをご紹介。)

今回は2つの観点からお伝えします。



では、スタート。

その1 高校選びの基本


現在大阪府には256校の高校が存在します。(2022年11月時点)

長年進路指導をしてきた私の高校選びの基準は、

・公立高校か私立高校か

・基準は公立高校

・アクセス

・高校で何がしたいか(部活やコース選択)

・高校卒業後の進路

・学校の雰囲気

ざっとこの4つが挙がります。

・公立高校か私立高校か

公立と私立の大きな違いは「経済的な負担」です。

大阪の私立高校の授業料は、公立高校の約5倍かかると言われています。さらに「入学金」や「諸費用」など公立ではかからない費用もあります。かなりの負担です。「その学費を払ってでも通う魅力ある学校。」というのも私立高校選びの基準になるかもしれません。

一方で、私立高校入学時に特待生制度や私立高校授業料無償化などを利用して経済的な負担を抑えるという方法もあります。特待生制度や授業料無償化の制度を受けるには「特待生になり得る基準をクリアする」か「大阪府の定める無償化対象の枠に入っている」ことが条件です。


・基準は公立高校

「どうしても〇〇高校に行きたい」という強い希望がないなら、まずは公立高校を基準に考えましょう。

なぜなら・・・

①私立入試は2月。公立入試は3月。

早々に私立に絞ってしまうと3月まで勉強のモチベーションが保てません。

②学校の懇談で容認されにくい。

私立専願から公立併願へ変更した場合、偏差値をかなり下げないといけないケースが多いです。さらに成績によっては、専願で「受けて大丈夫」と言われた私立高校が「併願だと難しい」と言われてしまうこともあります。(併願の方が偏差値が上がる⇧)

一方で・・・

公立併願→私立専願への変更は容認されやすい傾向があります。(専願の方が偏差値が下がる⇩)さらに、かなりギリギリの申し出であっても中学校からOKが出ます!実際に「私立願書提出3日前に私立専願に変えた」という生徒もいます。(担任の先生は調査書の準備大変だっただろうな・・・)

・アクセス

家からのアクセス。3年間、ほとんど毎日通うのでやっぱり大事。
「家から1時間以内」「〇〇線を使いたい」など、まずは地域を絞りましょう。

ここでは書けませんが、参考になるサイトもいくつかあります。
気になる方は⇩

・高校で何をしたいか

「〇〇部に入りたい」「専門的なことを学びたい」「高校生活を謳歌したい」など、漠然としたもので良いから子供と「高校で何をしたいか」を話し合いましょう。

ここでは「専門学科」か「普通科」を絞ると共に、学校の特色(生徒数の多いマンモス校、少人数制を取り入れている など)や雰囲気が子供の性格に合うかも見ましょう。

たとえば・・・
生徒の人数が多い高校・・・公立普通科、私立大阪高校、私立上宮高校
少人数制の高校・・・公立専門学科、私立大阪偕星学園高校

・高校卒業後の進路

「大学進学する」のか「専門職に就く」のか、今の時点で良いので目標はありますか?

「決まっていない」場合は大学進学できる環境、つまり普通科への進学がオススメです。

かく言う私も高校で英語科に入りましたが、途中で自分将来やりたいことが理系であると気づき、少し悔しい思いをしました。

(今は英語講師として、日々やりがいを感じています☺)

専門学科に入ると選択科目の幅が狭まります。明らかに「理系脳」もしくは「文系脳」と判断できない場合は普通科への進学をオススメします。「中学の時は文系だと思っていたけど、高校では理系科目の方が得意になった。」なんてことはザラにあります。

そこから将来就く職業の選択肢も広がるし、高校3年間での子供の成長ってすごいんですよ。みんな意外と自分の「やりたいこと」「得意なこと」から将来を考えています。

(「まだ働きたくない。まだ遊びたい。」だけで大学進学を決めた私とは大違い☆)

・学校の雰囲気

上記の項目で2~5校に絞り込んだら、オープンスクールや説明会に参加しましょう。

実際に足を運ぶことで「最寄り駅からのアクセスが悪い」「校舎がきれい」「先輩たちが楽しそう」など実際に見ないとわからない部分が見えてきます。


その2 偏差値とは

よく耳にする偏差値。「やっぱり知っておいた方がいい?」

はい。志望高校の偏差値と自分の偏差値を知りましょう。

高校の偏差値はネットで検索すればたくさん出てきます。

ただしサイトによってかなり差があります。

数多くの受験生の進路を見届けた結果、私が一番信頼できるのは・・・

「五ツ木摸試」「大阪進研 Vもし」

やはりこの2強ですね。

摸試での偏差値と実際に合格した生徒の成績を照らし合わせており、大阪府内中の塾から毎年データ集めをしているのでかなり信憑性が高いです!

ただし、この2つの偏差値表は一般に出回っていません。

気になる方は⇩


自分の偏差値を知る方法。一番の良いのは外部摸試を受けること。五ツ木摸試や大阪進研Vもし、大手進学塾が運営している公開テストなんかも参考になります。

学校の実力テストから偏差値を出すこともできますが、やはり校内の情報に留まってしますのでそれだけでは不安です。

外部摸試は基本的に、月1回ペースで開催されているので

夏休み前に受けて課題を発見→夏休みに勉強→夏休み明けに成果を確認

というような使い方もオススメです。



おまけ 志望校が決まったら

とにかく頑張ります。死ぬ気で勉強します。

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