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……(前略)……おとといは海外で進行中の戦争に反対する運動で、マイクを両手で持って一点を見つめながら訴えかける人の足元に、まるで銃殺されたように倒れ伏した人がいた 。一目見たときは熱中症なのかなと思ったが、なんのことはない、そういう反戦 パフォーマンスなのだった。
長い赤信号を持つ人々の隙間に入り込む。数メートル横では小ぎれいな身なりをしたショートボブの中年女性が募金に応じている。海外ブランドのフラグメントケースから取り出された千円札。私は火炎放射器みたいな太陽光を正面から浴びて気分が悪くなる。
向かいから来る人と肩をぶつけあいながら交差点を渡る。大学のキャンパスが近いためか、昼の一時をすぎていても人が多く、その大部分が若者か、観光客らしき外国人だ。信号は通りすぎたのに突然人の波が止まったのでいぶかしんでいたら、なかなか本格的なカメラを抱えた男と、タウンレポートかなにかを任されたニュースキャスターのような恰好の女二人が数メートル先の歩道をふさいでいる。