こんばんは。
FP2級・簿記2級を活かしてマネー相談をしている、コウダイです。
今日は、少し重たいテーマですが、非常に大切な話をします。
それは、「取り返したい」という感情の危うさについて。
FXで150万円を失ったとき、僕の頭の中を支配していたのは、たった一つの思考でした。
「どうやって、この負けを取り戻すか。」
でも今なら断言できます。この思考こそが、生活を壊す入り口でした。
■ 1. お金ではなく「自尊心」を取り返そうとしている
実は、人が必死に「取り返したい」と願っているのは、お金そのものではありません。
・負けた自分を認めたくない
・判断を誤った自分を許せない
・「バカだった」と思われたくない
これは投資ではなく、傷ついた**「自尊心の回復作業」**です。
しかし、市場(マーケット)は、あなたのプライドには一切興味がありません。感情で挑めば挑むほど、さらに深い傷を負うだけなのです。
■ 2. 「サンクコスト(埋没費用)」という心理の罠
簿記の世界には、意思決定において**「無視すべきコスト」があります。それがサンクコスト**です。
150万円失った。だから今さらやめられない。
でも、冷静に考えてみてください。失ったお金はもう戻りません。
次の1回のトレードは、常に「ゼロからの新しい勝負」です。
それなのに「ここまで注ぎ込んだんだから」という思考が、あなたにさらなる追証(追加の資金)を強いてしまいます。
■ 3. 判断の「基準」が壊れる恐怖
本来、副業や投資の判断基準はシンプルです。
再現性はあるか?
リスクは許容範囲内か?
生活を壊さないか?
しかし、「取り返したい」という感情が入ると、この**「利益基準」が「感情基準」にすり替わります。**
倍賭け、ハイレバレッジ、短期勝負……。
「稼ぐための戦略」が「ギャンブルの言い訳」に変わったとき、破滅はすぐそこまで来ています。
■ 4. 長期投資には「取り返す」という概念がない
『お金の大学』で説かれているのは、徹底した「守り」と「合理性」です。
生活防衛資金を確保する
余剰資金で積み立てる
長期・分散・低コストを徹底する
ここには「取り返す」という概念がありません。
なぜなら、最初から「誰かとの勝負」をしていないからです。時間を味方にする設計。これこそが、僕たち個人が選ぶべき本来の投資の姿です。
■ 最後に:僕が壊しかけたもの
正直に言います。失ったのはお金だけではありませんでした。
質の高い睡眠
本業への集中力
大切な人との時間
そして、自分を信じる力
これらが、じわじわと削り取られていきました。
「取り返したい」という執着は、最後にあなたの「心」に止めを刺します。
もし今、あなたが「負けたままでは終われない」と苦しんでいるなら。
“やめる勇気”は、敗北ではありません。
それは「これ以上、大切なものを失わない」という、あなた自身の未来を守るための決断です。
本当の敵は相場ではなく、自分の内側にある感情でした。
一人で抱えるのが苦しいときは、いつでもメッセージをください。
僕と一緒に、感情ではなく「数字」で人生を整え直しましょう。
ではまた。