こんにちは!お元気でしたか?
今回は、脚本作りの重要な要素の起承転結の「承」につきまして、詳しく書いていきますね!!
「承」は、物語の導入部分である「起」に続く部分で、本格的にシナリオが動き出す部分!とても長くて骨が折れる所でもあります。
ここでは、登場人物たちの関係性や背景が深められ、物語の中心となる問題や葛藤が徐々に明らかになっていきます。
因みに、承は「承ける」つまり“引き受けて引き継ぐの意味です。
つまり継承するって事!
さぁ!主人公に間違わせて、気付かせて、修正させて行きますよ!!
①「承」の役割とは?
「承」の役割は、観客や読者を物語の世界にしっかりと引き込むことです。
ここでは、大きく分けて4つの要素が含まれます。
1.キャラクターの詳細な描写
2.物語の舞台設定の充実
3.主要な問題や葛藤の提示
4.物語の方向性の示唆
「承」は、物語全体の基盤を築く重要な部分です。
ここでしっかりと土台を作ることで、後の展開がより説得力を持ち、観客を惹きつけることができるのです。
②「承」の基本的な書き方
「承」を書く際には、どんなポイントを押さえたら良いでしょうか?
簡潔に4つに分けて説明しましょう。
1.キャラクターの深掘り
主要キャラクターの性格、背景、動機をより詳しく描写します。
2.世界観の構築
物語の舞台となる世界や環境について、より具体的に描写します。
3.問題の提示
主人公が直面する問題や葛藤を徐々に明らかにしていきます。
4.関係性の構築
登場人物間の関係性を描き、それぞれの立場や思惑を明確にします。
5.テンポの調整
情報提供と物語の進行のバランスを取りながら、適度なペースで展開します。
「承」では、「起」で提示した設定や人物をさらに掘り下げていくことが大切です。ただし情報を詰め込みすぎないよう注意しましょう。
観客の興味を引きつつ、適度に謎を残すことも重要です。
③キャラクターを魅力的に描く
「承」では、キャラクターの魅力たっぷりに描きます。
じゃあ、魅力的に描くって、どうしたらいいの?って思いますよね。
いくつかお伝えしますので、貴方の書きやすいものから、取り入れてみましょう。
1.行動を通じた性格描写
セリフだけでなく、キャラクターの行動を通じて「映像で性格を表現」しましょう。
2.内面の描写
「モノローグや表情、仕草」で、キャラクターの内面を描写しましょう。
3.他者との関係性
他のキャラクターとの交流させて、その「人物の特徴を浮き彫りに」する事が大事です。
4.背景の提示
キャラクターの「過去」や「環境」を少しずつ明らかにし、そのキャラクターに深みを持たせると、より深く、視聴者が見入ってくれます。
5.矛盾や弱点の描写
共感=リアリティ!を忘れず、完璧すぎないキャラクターの方が魅力的!
キャラクターに適度な欠点や矛盾を持たせて、視聴者に共感して貰う。
それぞれのキャラクターに独自の個性や魅力を持たせることを心がけましょう。
④伏線の張り方
「承」は、「転」につながる伏線を張る場所です。
でも、どんな伏線をはればいいの?って思いますよね?
では、こんな伏線の張り方は如何でしょうか?
1.さりげない会話
一見何気ない会話の中に、重要な情報を忍ばせます。
2.象徴的な小道具
後の展開で重要になる小道具を自然に登場させます。
3.環境描写
背景や環境の描写の中に、後で重要になる要素を含めます。
4.キャラクターの癖や特徴
後の展開で意味を持つキャラクターの特徴を示唆します。
5.不自然にならない程度の強調
重要な伏線は、さりげなく複数回登場させます。
伏線は、後の「転」や「結」で回収されることで、シナリオに深みと一体感を与えます。
ただし、あまりに露骨な伏線は、作者都合のシナリオになり、一気に視聴者は覚めてしまいます。
あくまでも、自然な流れの中に溶け込ませることが大切です。
⑤「承」の長さと構成
「承」の長さは物語全体のバランスによって変わりますが、一般的には全体の60〜80%程度を占めることが多いです。
とても長い分、視聴者がそのシナリオから離脱してしまう部分でもあります。
じゃあ、どんな構成で書いたら良いでしょうか?
その順番を簡単に書くと、こういう流れになります。
1.導入: 「起」からの自然な流れを作ります。
2.展開: キャラクターや世界観を深掘りしていきます。
3.問題提示: 主要な問題や葛藤を徐々に明らかにします。
4.緊張の高まり: 「転」へとつながる緊張感を徐々に高めていきます。
「承」の中でも、場面や時間の経過によって適度に区切りを付け、
メリハリをつけることが大切です。
単調な「承」は観客を退屈させる可能性があるので、適度な長さを心がけましょう。
⑥よくある失敗と注意点
シナリオが、こんな状態になっていたら、承を見直してみましょう。
1.話があちこち飛んでしまう
承の中に、必要以上の情報を詰め込みすぎて、視聴者を混乱させてしまいます。
あれもこれもを入れ込まず、一つの情報だけを深堀りしていく事が必要です。
2.だらだら長々とつまらない
承が終始、説明ばかりで、シナリオの進行が遅くなりすぎている可能性があります。
3.キャラクターに魅力が無い
全てのキャラクターを同じように描いてしまい、個性が無い可能性があります。
4.主要問題の不明確さ
主人公にいくつもの問題を背負わせてませんか?
話があちこち飛んでしまう為、そのシナリオの中心となる問題や葛藤を明確にしましょう。
5.想像通りのラストだった。
これ、ラストの転や結の問題かと思いきや、実は承の部分が大きく関わってきます。
伏線の露骨さが際立っていて、後の展開の面白さが無くなってしまっている可能性があります。
6.シナリオの意味が分からない
「起」との繋がりがなんだか不自然で、物語の流れが途切れてしまっている可能性があります。
※これらの失敗を避けるためには、常に物語全体のバランスを意識しながら書いて行きましょう。
観客の視点に立って内容を吟味することが大切です。
⑦まとめ
「承」を効果的に書くためのコツをまとめると、以下のようになり
1.キャラクターと世界観を深く掘り下げる
2.主要な問題や葛藤を徐々に明らかにする
3.自然な形で伏線を張る
4.情報提供と物語の進行のバランスを取る
5.観客の興味を引きつつ、適度に謎を残す
6.「起」からの自然な流れを作り、「転」への期待を高める
「承」は物語の基盤を作る重要な部分です。
ここでしっかりと土台を築くことで、後の展開がより魅力的なものになります。長々書くので、体力が必要ですよね!!
焦らず丁寧に書き上げることを心がけましょう。
この記事が、みなさんのシナリオ作りの参考になれば幸いです。
お互い、素晴らしいシナリオを書いて行きましょう!!!
次回は、シナリオがひっくり返る「転」をお伝えしますね!!
今日も、最後までお読み頂き、有難うございました(∩´∀`)∩
また会いましょう!!