ん?私の書いた脚本、ドラマになってる???
自分の書いたシナリオを、改めて見直してみて「……?なんか面白くない」と思う事ってありませんか?
かく言う私は毎回思います(え?私だけ???)
シナリオには答えなんてありません。ただ、型はあります。
「型」に当てはめて書いた後に、更にオリジナリティを加えると、その作品はぐっと面白くなる!
じゃあ、面白くないなぁと思った時に、その基本の型にまず当てはまってるか?を確認してみましょう。
※このブログは私が勉強してるものを書いています。
アウトプットは最高のインプット!→私がオペレーター時代に、尊敬する先輩から教わった一言です^^半分は自分の為、半分は読んで下さっている貴方の為に!!
面白くない要因、その1・ドラマになってるか!?
そう!まず、全体を見渡してみて、そのシナリオ、ドラマになってますか???
って言うか、そもそもドラマって何ですか?って話。
ドラマって「人間」です。そう、人間ドラマを書くんです。
じゃあ、人は人間の何を見て、面白いと感じるのか???
それは【変化】です。シナリオセンターでは、ドラマは【変化】だと教わります。
例えば……
出来ない人→出来るようになる
貧乏→金持ちになる
嫌われていた女子→好きになってくれる
口下手で無口だった主人公→ついに告白出来た!
イジメられてばかりののび太くん→ジャイアンに立ち向かった!
他の子よりちょっと野球が上手だった本田吾郎(小学生)→打ち取られてしまった
イジメられてばかりのシンデレラ→かぼちゃの馬車とドレスで王級へ
……応援したくなりませんか?
じゃあ、あなたのその脚本、「人間の変化」が書けてますか???
そのチェック項目を5つ、纏めてみました!
チェックその①:主人公はにかしら問題を抱えていますか?
作家って、基本的にSだと思います(笑)
主人公を苛めて苛めて苛め抜いて……
な話が、私はなかなか書けないのですが(笑)
「この問題、どうやって解決するんだろう?」
「この主人公、大丈夫かなぁ?」
「うわー、この主人公、勘違いしてるわー。いつ気が付くんだろう?」
視聴者の方々が、ハラハラ、ドキドキしたり、心配してくれたら、その先も見て頂ける!
主人公が何かしらの問題を抱え→それと向き合い失敗しながら「葛藤」し、
【主人公が何かに困っている】を提示する!
チェックその②:その問題を解決する為に、能動的に動いていますか?
そう!今回、私が書いたシナリオコンクールのシナリオは、ココが弱かったなぁと後で反省した所です。シナリオ初心者がよくやる間違いがこれだそうです。
それは、主人公が自分から動こうとせず、周りに身を任せたり、時間の経過で、何かしらの物事が変わったりして、解決していく……みたいな。
ドラマが盛り上がらない原因の一つだとか。うーむ。
シナリオコンクールで1次、2次と受かって行く為には、主人公が問題解決に繋がる何かに気が付いて、自らそれを実践し、「これだ”!」って動く……とより面白い物語になります。
……あー今からでも書き直して、提出したい。
凄く、悔やんでる所があります……。次はその反省を活かして!
チェックその③:共感する主人公になっていますか?
当たり前ですが、見ておられる視聴者様が、主人公に共感してないと、続きなんて誰も見てくれません。「そうだよね~。うんうん。」って。
じゃあ、どんな主人公なら共感するの???って話ですが、例えば……
どんな敵でもばったばったとなぎ倒す無敵のヒーロー……
超天才級、超ハンサム、頭脳明晰で運動神経抜群でモテモテの男子高校生……
ミス一つなく、完璧に仕事をやり遂げるキャリアウーマン……
……うーん、まったくリアリティがない。
じゃあ、それをどう変えるのか!?って事ですが。
色々とあるとは思いますが、その一つの方法として、次の方法は如何でしょう?
チェック④主人公やストーリーにリアリティがありますか?
そう!リアリティが無ければ、共感なんて出来ません!!(笑)
例えば、主人公で考えてみましょう。さっきの例で行くと……
どんな敵でもばったばったとなぎ倒す無敵のヒーロー……【だけど】
超天才級、超ハンサム、頭脳明晰で運動神経抜群でモテモテの男子高校生……
【なのに】
ミス一つなく、完璧に仕事をやり遂げるキャリアウーマン……【でも】
その後の文章に、主人公の落ち度や欠点、悪い癖なんかを付け足す。
どんな敵でもばったばったとなぎ倒す無敵のヒーロー……【だけど】猫ちゃんをこよなく愛し、猫ちゃんを見つけると、敵そっちのけで撫でに行く
超天才級、超ハンサム、頭脳明晰で運動神経抜群でモテモテの男子高校生……【なのに】女の子に肩を触られただけで、顔が真っ赤になり、ドタドタと逃げていく
ミス一つなく、完璧に仕事をやり遂げるキャリアウーマン……【でも】大のアンパンマンン大好き。家に帰るとアンパンマンのDVDを見て、アンパンマングッズがずらりと並んでいる
みたいな。
つまり「なーんだ、私たちと対してかわらないじゃない」って言うギャップ、欠点、落ち度、悪い癖みたいのがあると、一気にリアリティが増して、共感してもらえますよね。
他の主要なキャラクターも、人間味がないと、共感出来るドラマとは言えませんね。
チェック⑤脚本家さんのオリジナルは反映されてますか?
いくら、型に当てはめてはいても、ステレオタイプばかりじゃ「あー、またか。どうせそうなんでしょ?」ってなっちゃう。→安心して見れるけど、面白味に欠けますよね。
その中に、あなたらしさはありますか?オリジナリティはありますか?
なにか、貴方の【武器】を持ちましょう!
因みに私は、江戸弁を使った武器と、江戸の数学を使った武器を磨いている最中です^^
チェック⑥説明セリフだらけのドラマになってませんか?
ドラマって、枠を切り取ったり、時間を盗んだり、映像で魅せる事が出来ます。そこが、小説とか舞台と違う所!
セリフで何でも説明させたら楽だし、簡単だけど、味気ないよね。
説明台詞の良い所は、例えばコナン君が、金田一少年が、犯人を説明するシーンとかね。そんな時にこそ、説明台詞は生きていきます。
チェック⑦貫通行動が出来ていますか?
主人公は何かに向かって突っ走っています。
そう!目的が必要なんです。
途中で道がずれてもいい(ハリウッドなんかで良く使われる三幕構成なんかがそうですよね)三幕構成については、今度詳しくブログで書きますね。
でもね、それでも、全体を通じて、その「目的」に向かって、最後まで突っ走る!これが「貫通行動」ってやつです。
ここはぶらしちゃいけねぇぜ、旦那!(笑)
チェック⑧主人公を貴方は愛してますか?
冒頭でもお伝えした様に、たぶん、Sにならないとドラマって作れない(笑)
皆様、主人公を苛めて苛めて苛め抜いてませんか?
これでもか、これでもか、これでもか!!って。(笑)
でもね、シナリオって、別名「主人公へのラブレター」って言うんだそうな。
例えば、あの名作、ルパン三世!
毎回、ルパンがこれでもか!って位ピンチに遭ってるんだけど、
その中のとっても良い、私の大好きなセリフをお伝えします^^
ルパン「なあ、次元。こうしてるとさ、聞こえてこねぇか?いい音楽がさ」
次元、五右衛門、きょろきょろする。
音楽はなにも聞こえない。
次元「音楽?」
ルパン「主人公が逆転するときにかかる、かっこいぃやつだよ」
次元、呆れて。
次元「ルパン、人生は物語じゃねぇぞ」
ルパン、身を乗り出し。
ルパン「なら、物語にすればいいじゃねぇか」
次元「なぁんだって?」
ルパン「俺って人生の視聴者は俺だけだぁ。だったら俺が続きをみたくなるような物語じゃないと意味がないだろう?」
次元「えぇっ?」
ルパン、手でジェスチャーをしながら。
ルパン「すごいピンチだけど、あいつどうやって切り抜けるんだろう?強すぎんじゃねぇかこの敵!こっからどうやって勝つのかなぁ?ってな。俺は俺に期待したいんだよ」
次元「結末がお前さんの望んだものじゃなかったら、どうする?」
ルパン「ちっくしょう!きぃもたせやがって!逆転は次回までおあずけかぁ」
とルパン、両腕をまげて両手を上に向ける。
次元、身を乗り出し。
次元「その逆転がいつまで待ってもこなかったら!?」
ルパン「そんときゃあ、俺って視聴者はいなくなる」
次元、目を見開く。
次元「えっ!?」
ルパン「だからよ、次元。終わりがくるその日まで、俺はルパン三世でいたいんだよ」
カッコいいですよね……。あんだけ苛めまくられているルパンに対する、作家さんの愛がふんだんに込められています。
主人公とキャラクター達に愛を持って、シナリオ書かないとダメなんだそう!
プロのシナリオライターさんが、前こんな事仰ってました。
主要なキャラクター達には、必ず何か決め台詞を言って頂く。そうすることで、「次もこの脚本家の脚本に出たい!」って思って貰えるとの事です。
ここで言う決め台詞とは、人生の教訓みたいなセリフ……ではなく、
葛藤後にようやく言えた一言とか、無口なキャラが、ちょっとはなった粋な一言とか……そんなやつです。
じゃあ、どんなセリフが、いいのか?
新井一先生が教えてくれたセリフの技術を幾つか、次回のブログでお伝えしましょう^^
今日もお読みいただき、ありがとうございました!!