こんにちは、HIROです。
金曜日の上昇に続き、週明けの米国市場はやや明るいムード。「おっ、年末ラリーくるか?」──そう思ったあなた。気持ちはわかります。ただ、表の顔が明るくても、裏ではちょっとした“AIの闇”が動いていました。
今週は、**「ナスダックの復活」「AIリスク除外」「決算ラッシュ」**の三本立て。どれもストーリー性が濃いので、順番にわかりやすく追っていきましょう。
① ナスダック先物がジワ上げ中。「利下げ期待」という名の魔法
日曜日の夜、米株先物が動き出しました。S&P500が+0.48%、ダウが+0.33%、そしてナスダック100が+0.67%。
はい、テック株にお金が戻ってきています。
背景はシンプル。「FRBがそろそろ利下げするかも?」という期待。
まるで、久々に告白OKをもらった投資家のように、市場がちょっと浮かれてるんですね。
金利が下がる=将来の利益が“今の価値”で高く見える=ハイテク株が買われる、という構図。AI・クラウド・半導体の“主役組”に、ようやくスポットライトが戻ってきた感じです。
テクニカル的にもナスダックは200日線を上抜けそう。このまま維持できれば「底打ちからの反転ステージ入り」も現実味を帯びてきます。
② AIリスク除外の波:保険会社が「AIはちょっと勘弁」と言い出した話
次に、思わず「マジかよ」と言いたくなるニュース。
AIG、グレート・アメリカン、WRバークレーなど、アメリカの大手保険会社が「AI関連の責任リスクを保険から除外したい」と要請したんです。
理由はこう。
「AIって何やってるかわからないし、誰が悪いのか判断できないから。」
まさに“ブラックボックス”問題の真骨頂。
実際、最近のAIトラブルは想像以上です。
GoogleのAIがウソ情報を出して、最大2億ドルの訴訟リスク
エア・カナダのチャットボットが勝手に割引を提案し、裁判で敗北
Arup社では、AIディープフェイクを使った詐欺で2,500万ドルが消失
──いや、もはや映画の世界。
これじゃあ保険会社も「AI?それはノーコメントで…」となるのも納得です。
今後は、AI企業が「自社でどこまで責任を負うのか」が焦点。**“AI時代のガバナンス”**が、株価を左右する時代に突入しています。
③ 感謝祭前の決算ラッシュ:テック&小売が試される
今週は、感謝祭ウィーク。「どうせ休みムードで静かでしょ?」と思うかもしれませんが──いや、むしろ大混戦です。
なぜなら、決算ラッシュ。テックも小売も、超ビッグネームが勢ぞろい。
たとえば…Dell、Workday、HP、Zoom、アナログ・デバイセズ、オートデスク、ネットアップ。
IT・半導体・クラウド系が勢ぞろいしていて、「企業のIT投資が戻っているか」が注目ポイントです。
一方、小売ではベスト・バイ、ディックス・スポーティング・グッズ、アーバン・アウトフィッターズ、アバクロンビー&フィッチなどが登場。
「ホリデー商戦の出足」は、ここでほぼ決まります。もし消費が強ければ、年末ラリーの引き金になる可能性も。
④ ベッセント財務長官の発言:「インフレを支えてるのはモノじゃなくサービス」
マクロ面でも興味深い発言がありました。スコット・ベッセント財務長官が、NBCの番組でこう発言。
「物価上昇の原因は“モノ”ではなく“サービス”だ。」
CPI(消費者物価指数)の約65%はサービスで構成されています。つまり、物価の“粘り強さ”はこの分野にある。
これはFRBにとって厄介です。なぜなら、金利を下げても、サービス価格はすぐには下がらないから。
ベッセント氏は「景気後退は来ない」と楽観的でしたが、住宅・自動車ローンなど金利に敏感な分野では苦戦も見えています。
要するに、「金利下げたいけど、インフレが邪魔」──FRBのジレンマはまだ続きそうです。
⑤ HIROのまとめ:「明るい材料と暗い材料が交錯する、まさに“助走期間”」
今週のキーワードをひとことで言うなら、**「落ち着かない安定期」**です。
利下げ期待が市場を支える一方で、AIリスクやサービスインフレという“地雷”も散らばっています。
個人的には、「ナスダックは上を目指すが、途中で何度か跳ね返される展開」になると見ています。
つまり、焦らず波に乗ることが大事。スイングトレードをするなら、短期で利益を積み上げるほうが現実的な週です。
今週のまとめ
ナスダック先物+0.67%、テック株に買い戻し
保険会社がAIリスク除外を要請
感謝祭前の決算ラッシュ、テックと小売が主役
インフレの主因は“サービス”であり、利下げは慎重に