1. 2026年1月 米CPI結果(2月13日発表)
市場予想に対して「総合」が下振れ、インフレの落ち着きが改めて確認されました。
項目
結果 (前年比)
予想
前回
総合CPI
2.4%
2.5%
2.7%
コアCPI
2.5%
2.5%
2.6%
ポイント: 総合指数が2021年以来の低水準(2.4%)まで低下したことがサプライズとなりました。エネルギー価格の下落が寄与していますが、コア指数も着実に鈍化しており、「インフレ再燃」への過度な警戒は一旦解けた形です。
2. 今後の相場考察と戦略
■ 為替:ドル安・円高バイアス
CPIを受けて「年内4回程度の利下げ」が正当化されるとの見方が強まりました。
ドル円: 発表直後に153円台から152円台へ下落。日米の金利差縮小が意識されやすいため、短期的には下押し圧力がかかりやすい展開です。
注目点: 日本国内では衆院選後の自公安定(316議席獲得)を受けた「日本買い」の動きも重なっており、150円の節目を試す流れに注意が必要です。
■ 株式:景気後退リスクとの「天秤」
「インフレ鈍化=利下げ期待=株高」という単純な構図から、少し複雑な局面に移行しています。
グロース株: 金利低下は追い風ですが、直近では新規失業保険申請件数の増加など「労働市場の翳り」も報じられています。
戦略: CPIが弱かったことで、市場の関心は「インフレ」から「景気(リセッション)」へとシフトし始めています。今後は物価指標よりも雇用統計や製造業景況指数(ISM)など、実体経済の強さを示す指標への感応度が高まりそうです。
■ コモディティ:金(ゴールド)の反発
ドル安と金利低下の兆しを受け、一時4,800ドル台まで調整していた金価格には底打ちの兆しが見られます。安全資産としての需要が再び意識される可能性があります。
3. 結論:目先のシナリオ
今回のCPI通過で、「利上げの恐怖」はほぼ消滅し、「利下げのペースと景気維持」が主戦場になりました。
メインシナリオ:
ドル円は150円〜155円のレンジ下限を目指す。米国株は短期的な買い戻しが入るものの、景気減速懸念から上値は重く、ボラティリティが高い状態が続きそう🤔
週明けからは、FRB高官の発言で「利下げ時期」がどう修正されるかに注目ですね。☝️