本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「身近な人で見る可能性」
です。
プルルル、プルルル。
遠くから音が聞こえる。
なんだろう。
こっちは眠いのに、何で鳴ってるんだろう。
・・・。
あ!
やばっ!!
すぐさまスマホを手に取り確認する。
「今ホテルに着いたよー」
という友人の言葉を最後にメールが途絶えている。
周囲を確認する。
設置されたテレビ、白いベッド。そして、沸かしていたポット。
そうだ!
ここはホテルの部屋。
風呂に入って、サウナ水風呂で気持ち良くなって、そのまま眠ってしまったんだ。
時計を確認。
1時間経過している。
まずい!
急いで返信をして、着替える。
「今、ホテルのロビーにいるから」
という返信がすぐさま届く。
良かった。
「ごめん! 遅くなって」
ホテルのエレベーターが開いた瞬間、ソファーで待っていた友人に謝る。
「いいよいいよ。っていうか、痩せたね!!」
僕の姿を見て、友人が叫ぶ。
「そうかな?」
「痩せたよ! すごい痩せてる!」
奥さんと顔を見合わせながら、驚いている。
そして、奥さんの腕の中には・・・。
「あ、息子さん?」
「そうそう。ほら、かーくん挨拶して」
目がぱっちりした、まぁるいお顔の男の子。
「だぁだぁ」
言いながら、こちらを見つめている。
か、かわいい!!
「今、何歳?」
「1歳2ヶ月かな。ほら、ひろちゃんだよ。かーくん」
かーくんは、眠そうな目をこすりながらこちらを見ている。
ああ、
かわいい!
「とりあえず、店向かおうか」
「あ、ごめんごめん。そうだね」
福岡を訪れるのは、コロナ前だから3年ぶり。
その3年で友人は夫になって、父になっていた。
3年ってすごい!
友人の車の中で、3年の空白を埋める会話が始まる。
「なんでそんなに痩せたの?」
「痩せたっていう自覚はあんまりないんだけど。マラソンとかトレイルラン始めたからかも」
「ああ、確か前。突然、フルマラソン走ってきますって連絡くれた時あったよね」
「そうそう!」
何の前触れもなく、フルマラソンに出場する本番だけメールしたことがあった。
「トレイルもやると?」
「うん。今年の5月から始めた」
「俺の知り合いもトレイルやっとるとよ」
「へぇ~!」
「ひろちゃんの知ってる人だよ」
そう言われて写真を見せられる。
あ! この人。
昔、福岡に来た時に一緒に飲みに行った人だ。
「今じゃ平地の100kmは余裕だって言ってた。2日間で走る60kmのトレイルランとか走っとると」
すごい!
「毎月100kmは必ず走るって言ってた。やっぱりひろちゃんも走ってると?」
「そうやね。今はトライアスロンもやろうと思って、自転車でも走ってるから。先月もランニングと自転車合わせたら800kmぐらい走ってるよ」
「やばっ! 何になると!?」
友人はかなり驚いている。
「俺なんか、どんどん太りよるけんね!」
彼は自分のふくらんだお腹をなでながら、興奮している。
「福岡はご飯美味しいもんね」
「そうそう! 今日は水炊きの美味しい店に行くから!」
おおっ!
素晴らしい!!
「めっちゃ楽しみ!」
「早く行こう!」
僕は水炊きで頭がいっぱいになったのでした。。
追伸
やっぱり、すごい人は身近にいるもんなんですよね。
以前一緒に飲んだことのある人が、60kmのトレイルランを制覇している人だったとは。
その人は細身で、特別に鍛えている印象はまったくない人でした。
自分から身体を鍛えているという話をしてませんでしたし、たまに走っているという情報だけ知っていたぐらい。
それが、
平地の100km。
ウルトラマラソンまでクリアーしていたとは。
この事実を知ったことで、
「自分にもできるかも!」
という気持ちが強くなりました。
誰もやったことがない事は、達成できるか不安になります。
でも、
身近な人が達成しているということは、自分にも達成できる可能性があるということです。
もし、本当に困ったときにはその人にアドバイスを求めてもいいでしょうし、同じ人間ができる事ならきっと僕にもできるはず。
ちなみに、
僕は自分が痩せた事は全く気付いていませんでした。
原因があるとすれば、運動量。
人の体重は単純に考えると、
食べる量 ー 運動量 = 体重の増減
です。
1ヶ月800km走っている人間が、その消費カロリーを埋めるために食べる量はどれくらいだろう。
そう考えると、食べる量が追いついてないかもしれません。
自転車競技は最もお腹が空く競技と聞いていましたが、これはあながちウソではないのかもしれませんね。