本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「成長」
です。
「いらっしゃいませ!」
親友のオススメの店に連れてってもらう。
「居酒屋だけど、しっかりしてるとこだから」
広々とした店内。
各席はコロナ対策もあってか、だいぶ離して設置してある。
「きれいなお店やね」
「うん。ちょっと高級感あっていいでしょ」
予約した席に通されて、早速注文。
「今日は水炊きでいこうと思うけど大丈夫?」
「お、いいね! ぜひ」
親友の紹介するお店で、オススメの水炊きを食べる。
これだけでも福岡に来て良かった。
「こちら、お通しになります」
店員さんがお通しを出してくれる。
僕と親友、そして親友の奥さんの3つ。
赤ん坊のかーくんはそれをずっと見ている。
奥さんがすぐさま、お通しをテーブルの隅へ移動する。
あれ、どうしたんだろう。
「かーくんがすぐ食べようとするから」
奥さんの膝の上で待機していたはずのかーくんが、すぐさまお通しに手を伸ばす。
「かーくんはこっち」
そう言って、奥さんが出したのは離乳食。
「だぁ!」
嬉しそうにかーくんは離乳食を食べ始める。
「なんかすごいね」
「かーくん。かわいいっちゃろ。なんでも口に入れようとするけん」
「食いしん坊だもんねー」
奥さんの腕の中で、かーくんは幸せそうに離乳食を食べ続ける。
「食べるものあったら、永遠に食べるから」
「食欲すごいね」
「うん。最初は心配だったけどね」
友人の顔が少し曇る。
「何かあった?」
「いや、1歳になる前までハイハイが全然できなくって。みんなできるのにかーくんだけ、ハイハイやろうとすると、頭が引っかかって」
「そうそう。発達障害かなって心配して」
ええ!
「どうなったの?」
「それで、子どもの障害とかに詳しい人を紹介してもらって、ハイハイのやり方を教えてもらいに行って」
「へぇ~」
ハイハイはみんなが自然にできるとは限らないらしい。
知らなかった。
「1週間おきにまた来てくださいねーって言われたんやけど」
「どうなったん?」
「次の日からハイハイするようになって、1週間後に立ち上がった」
「マジで!?」
かーくんの急成長!!
「なんかコツが分かれば早いっちゃね。子どもはなんでも」
「でもやっぱり心配だったんですよ。私達の子どもだけおかしいんじゃないかって」
周りができているのに、自分達の子どもだけできない。
不安になる気持ちは分かる気がする。
「でも今はこんなに食べて、食いしん坊だもんね。かーくん?」
かーくんは口にご飯つぶをつけながら笑っている。
「こちら水炊きです。準備しますねー」
「ありがとうございます」
メインの水炊きがやってきて、僕たちの楽しい夕食は始まったのでした・・・。
追伸
やっぱり会わなかった3年間で、友人の生活環境はかなり変化したみたいですね。
子どもが生まれてから、生活の中心が子どもになって。
「元気に育ってくれれば」
と思いながらも、初めての子育てに戸惑う日々。
話を聞いてて、やっぱり大変なんだなと思いました。
僕自身、昔付き合った女性に5歳になる男の子がいて、よく遊んだことがありました。
他にも小学校時代に、3つ下の従兄弟がよく遊びに来て、ずっと面倒を見ていました。
僕は子どもと遊ぶのは得意。
そう思っていましたが、過去を振り返っても、僕が赤ちゃんと接することってあんまりなかったんですよね。
「かわいい」だけじゃ子育てはやっていけない。
話を聞いてて思います。
でも、
自分の子どもの事を話す時の親友は楽しそうで。
子どもを育てるというのは、喜びも大きいみたいですね。