いつも記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「人の選択肢の中に入る」
です。
「奥様の問題とはなんでしょう?」
「うーん・・・」
彼は考えている。
「休日にゴロゴロしていると怒られるんですよね?」
「はい」
「ということは、もしかしたら奥様は何かを求めているのかもしれません」「え?」
何も求めていなければ、ゴロゴロしていても怒られることはない。
「何を求めているんでしょうか」
「何か言われた事はありませんか?」
彼は腕を組んで・・・。
「子ども・・・。子どもと遊んできてとか」
奥様が求めているのは、子どもと遊ぶこと。
「普段、お子さんと遊んでいるんですか?」
「はい。遊んでますよ」
「休日でも?」
「むしろ、休日の方が遊んでます。普段仕事なので・・・。だから、何で妻にそう言われるのか分からないんですけど」
なるほど。
「奥様はお子さんと一緒に遊んでいるところを見てます?」
「たぶん・・・。見てるかどうかも関係あるんですか?」
「そうですね。奥様が見ていないところで遊んでいたら、奥様からすると遊んでないっていう認識になりますから」
「それって、僕の責任なんですかね?」
納得がいかない表情。
「僕がやっているのをあいつが見てないから、僕のせいってなんか嫌ですけどね」
確かに、人の責任まで負うと気分は良くないのかもしれない。
「まぁ、今回は相談を受けられる人間になるためのお話なので。ご自身が相談に乗れるとしたらどんな分野ですか?」
「そうですね。。」
「何でもいいですよ。得意なものとかでも」
「サッカーですかね。高校はサッカーで推薦入学しました」
「サッカーが得意なんですね!」
「はい。うちの子とは、サッカーでよく遊びます」
素晴らしい!
「子どもにサッカーを教えてほしいと思っているクライアントがいたとします」
「はい」
「自分ならサッカーを教えられる。そう思いますよね?」
「はい」
「でもそのクライアントは、あなたの存在を知らなくて、別の人に依頼しました」
彼はじっとこちらを見つめている。
「クライアントがあなたを知らないのは誰の責任ですか?」
「誰の責任でもないような気が」
「でも、クライアントがあなたの事を知っていたら、自分に相談が来たのかもしれません」
「まぁ、確かに」
「僕が最初に言ったこと覚えてます?」
「え」
「何かを相談しようと思った時、相談する相手っていうのはだいたい思い浮かんでくる」
「はい」
「相談されるには、まず自分をアピールして、その候補に入る事が大切なんです」
相手に合わせるのが重要。
「妻にもですか?」
「それは、ご自身が奥様の相談に乗りたければという形ですね」
「無理に乗らなくてもいいんですよね?」
「それはご自身の判断ですが」
ただ、
「普段から相談に乗っていると、人が相談しやすい雰囲気みたいなものは出てくるかもしれません」
彼は黙って頷いていたのでした。
追伸
相談に乗る相手が身内になると、冷静な判断ができなくなる時があります。
日頃から知っている相手の性格。
そして、それに対する先入観。
彼はもしかしたら、奥様に怒られるのが不満だったのかもしれません。
その点についての相談に切り替えようとも思いましたが、
まずは彼の疑問に答えるところからアプローチしていきました。
彼は奥様の信頼を勝ち取ることができるのか。
続きます。