本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「人と違う事を理解する」
です。
「そういう事だったんですね・・・」
彼女は感慨深く頷いている。
「まぁ、正解は本人の中なので。必ずしもそうとは限らないのですが」
「いえ。あの時どんな言葉をかけても、全然響かない感じだったので。そもそもプレゼンが成功したと思っている人と、失敗したと思っている人。考えている事が違ったら、すれ違うのも当然ですよね」
同じものを見ても、人は違う結末を出せる生き物。
「どうしたらいいんでしょうかね?」
「何がですか?」
「彼女との向き合い方」
うーん。
「会社で十年来の付き合いができているのなら、接し方は間違っていないと思います」
「そうですかね」
「はい。人は本当に嫌なところからは逃げていく生き物なので」
会社を辞めたいと言って、続けているだけでもすごいことだとは思う。
「正直、彼女の扱いをどうしたらいいのか分からなくて。その日以来、こっちも腫れ物を扱うみたいになってしまって。ちゃんと対応はするんですけど」
そういう関係性になるのも仕方がないのかもしれない。
「例えば、彼女のどの部分が分からないですか?」
彼女は腕を組みながら考えている。
「そうですね。プレゼンの前日に私がプレゼンを見ましたよね」
「はい」
「その日にダメな点を指摘したのに、次の日も同じようなプレゼンだったとか。言われたら頑張って直すと思うんですよ」
「一つ確認してもいいですか?」
「はい」
「前日のプレゼンで彼女の良いところは伝えましたか?」
「良いところ?」
「はい」
彼女は首をかしげている。
「言ってないですね」
「それは何でですか?」
「仕事としてやるなら、ちゃんとしないといけないので。できてないのに褒めたら勘違いするじゃないですか」
なるほど。
「彼女からプレゼンを見てくださいと言ってきたんですよね?」
「はい」
「その意欲を褒めてあげるとか」
「それは確かにそうですけど。でも、結果が伴ってなかったらダメですよね。仕事なので」
厳しい世界で生きて来られたんだろうなぁ。
「彼女がプレゼンを前日に見てもらいたかったのは何でだと思います?」
「それはもちろん、次の日のプレゼンを失敗したくないからですよね」
いや、おそらく・・・。
「自信をつけたかったんじゃないですか?」
「え」
「もしかしたら、彼女はもともと率先して意思表示をする方ではないかもしれません。少なくとも、ご自身の前では」
「言われたらやる子ですから、受け身ですね」
「そんな人が自分からやりたいって言ったんですよ」
「確かに・・・そうですね」
彼女は再び考えている。
「お子さんはおられますか?」
「突然ですね(笑) 小学校3年生と4歳です」
「子どもはお母さんの事大好きじゃないですか」
「まぁ、そうでしょうね」
考えていた顔が、お子さんの事を思い浮かべてか、少し笑顔になる。
「子どもが自分から言ってくる言葉って、どんな言葉ですか?」
「どんな言葉・・・?」
「ママ、◯◯できたよって言葉は褒められたい時に使いますか? 怒られたい時に使いますか?」
「それはもちろん、褒められたいからですよね!」
「そうなんです。自分が怒られるために、わざわざ報告する子どもはいないかもしれませんね」
「あっ!」
普段から自己主張をしない社員の彼女が、求めていた答えは、
「褒められたかったってことですか!」
「そういう事ですね」
「だって彼女は大人ですよ」
「そうです。でも、大人になる前は、みんな子どもなんですよ」
彼女はただただ、うなづいていたのでした。
追伸
この話をご覧になっている皆さんはどう思われたでしょうか。
社員の女性に共感される方、社長の女性の共感される方。
色々おられると思います。
この話を見ている人でさえ、
自分に当てはめると違った解釈になります。
それぐらい、
人間というのは本来、それぐらい奥が深いものなんです。
「自分と同じ」
という前提で話をしてしまうとこじれてしまう。
皆さんには、
どんなお話に聞こえて、
どのように感じていますか?