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ビジネス・マーケティング
中小企業経営のための情報発信ブログ358:リーダーの立ち位置
記事
ビジネス・マーケティング
㈱ビジネスドクター 白井裕之
2022/11/15 10:24
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
識学代表取締役の安藤広大氏は「リーダーは自分が立っている『位置』について考える必要がある」と言い、多くの企業が取り入れている「『1on1ミーティング』は駄目なマネジメント法だ」と断言しています。
1.リーダーは「お願い」をするな
組織においてリーダーは部下を評価する立場にあり、正しい評価のために「平等に見ること」が求められます。しかし、「平等」とは、対等という意味ではありません。「
位置を明確にしたコミュニケーション
」を部下たち全員にできているかということです。部下に仕事を任せるときに、「時間があるときでいいから、資料をまとめておいてくれ」「やりたくなければ断ってもいいが、この仕事やってくれるかな」などというのは。典型的な「位置」を間違えた言い方です。これでは「指示」ではなく「お願い」です。対等な関係や場合によってはお願いされた方が上の立場になるような言い方は絶対やってはいけません。このような「位置」を間違えたコミュニケーションは徹底的になくさなければなりません。
2.「正しいほうれんそう」とは?
「位置」の概念は知らないうちに忘れがちになります。そうならないために、日常的に上司と部下の「位置」を部下に確認させる方法が必要になります。これが「
ほうれんそう
」、つまり、
報告・連絡・相談による管理
です。
安藤氏は、昨今はやりの「部下が自主的に行動すること」というマネジメント方法は間違っていると言います。これでは「成長する人はどんどん成長し、ダメな人はずっとダメなままになる」と警鐘を鳴らしています。
そして、「ほうれんそうによる管理」は「実行すれば、全員が成長できる」と言っています。なかなか結果が出ない部下には「ほうれんそうによる管理」の回数を増やし、結果が出てくれば回数を減らせばいいのです。部下から見るとほうれんそうは億劫になりますが、それは「できていないと怒られるんじゃないか」「間違っていたらどうしよう」などと感情が絡んだ「見えないハードル」があるからです。スムーズに「ほうれんそう」をさせるには、その場で褒めたり叱ったりせず、「機械的に事実を聞く」という態度がリーダーには必要なのです。ほうれんそうで感情的な評価をしてしまうと誰でも、報告も連絡もしたくなくなるからです。
3.1on1ミーティングが「ダメな方法」と言えるワケ
今。
1on1(ワンオンワン)ミーテイング
という手法がもてはやされています。部下に対して「最近の調子はどう?」「何か困っていることはないか」と個別にカウンセラーのようにヒアリングをし、モチベーションを向上させようとするマネジメント方法で、リモートワークの導入で活発に採用されています。有効に機能している面もありますが、安藤氏は「1on1ミーティング」は「位置を間違えたダメな方法だ」と断言します。「1on1」というのは「部下に寄り添うこと」を前提としています。部下に寄り添うことが、マネジャーやリーダーの役割だというのは大いなる勘違いだというのです。しかもこれはマネジャーやリーダーに悪気がないので厄介な勘違いです。
部下は上司に寄り添ってほしいなどと思っていません。部下が話を聞いてくれるリーダーを求めているのは、できなかったときの言い訳を聞いてほしいからです。これでは、寄り添っているつもりのリーダーが部下の成長を止め、あるいは部下の成長が止まった状態を正当化してしまうことになります。
上司が部下に確認するのは、あくまでも「情報を吸い上げる」という行為だけです。
4.上司が部下の相談に乗っていいのは「2つ」だけ
部下の相談に乗ってばかりいると部下の成長は止まります。安藤氏は、上司が部下の相談に乗っていいのは次の2つだけだと言います。
Ⅰ:「部下の権限では決められないこと」を決めるとき
Ⅱ:「部下が自分で決めていい範囲かどうか」を迷ったとき
相談に乗ってはいけないのは、明らかに部下の権限で決めることができる内容です。これについて、上司が部下の相談に乗り「こうすればいいんじゃない」と言えば部下の責任は「上司の言うとおりに提案すること」に切り替わります。必要以上に相談に乗ることは部下の責任範囲を狭くし、言い訳できる環境を作ります。確かにこの通りですが、部下が自分の責任範囲にある問題を相談に来た時に「突き放す」というのもいかがなものかと思います。部下も自分の責任範囲にあることは分かっています。それにもかかわらず、上司に相談するというのは思い悩んだ末に決めかねているからです。部下が何に悩んでいるかを聞き、その解決の糸口は何か、アドバイスすることは上司の役割だと思います。上司が結論を出すのではありません。結論を出すのはあくまでも部下ですがそれへの道筋をアドバイスするのは許されるはずです。
安藤氏が言うように「リーダーは自分が立っている『位置』を考える必要がある」というのも事実ですが、これにあまりにもこだわりすぎると、硬直的になり、かえつて上司と部下との人間関係、組織やチームの関係性にヒビを入れることにもなりかねません。
安藤氏の考えも一つの考え方・方法論と思い、部下とのより良い人間関係を築き上げるために自分の立ち位置を生かしていくというのがよいでしょう。
#リーダー
#リーダーシップ
#上司と部下
#報連相
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