中小企業経営のための情報発信ブログ53:無能なリーダー

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ビジネス・マーケティング
今日もご覧いただきありがとうございます。
さて、今日は「組織を停滞させる無能なリーダー」について書いていきます。
先日の「マーケティング近視眼」でも書きましたが、成長企業や主要企業でもいつかは衰退します。企業の成長が脅かされたり鈍ったり止まったりする原因は、市場の飽和にあるのではなく、経営者による経営の失敗にあるのです。
いくら有望な市場でも、どれだけ有能な人材を集めても、リーダー次第で組織は停滞するのです。
1.組織の停滞はリーダーに原因
ジェームズ・C・コリンズの「ビジョナリー・カンパニーZERO」で「Mシンドローム」と名付けられた現象があります。
 Mとは、「ビジョナリー・カンパニーZERO」に出てくるリーダーの名前ですが、極めて無能な経営者のイニシャルであるとともに「malaise(停滞)」の頭文字を表しています。
 MはIQは高く、MBAと博士号を持ち、業界では20年以上の勤務経験があり、有力者とも親密、週に80時間働き、年率30%以上のペースで成長する市場に身を置いています。それにもかかわらず、Mの会社は創業当時こそ成功したもののその後伸び悩み、下降スパイラルに陥り、覇気のない停滞した凡庸な企業になっています。
 この原因は、Mのリーダーシップスタイルに問題があったのです。
 Mの特徴として次のようなものが挙げられています。
 Ⅰ:「仲間をリスペクトせよ」と説いたが、自分は決して他の人をリスペクトしない
 Ⅱ:チームワークを説いたが、自分への服従を要求した
 Ⅲ:優柔不断である。重要な判断に直面すると、延々と分析し、行動を先送りした
 Ⅳ:明確な優先順位を決めない。部下には「すべてを最優先でやれ」と言い切った
 Ⅴ:執務室に閉じこもり、社内や部下の様子を見ることがない
 Ⅵ:常に部下を批判する一方、ポジティブな励ましの言葉をかけたことがない
 Ⅶ:会社のビジョンをきちんと伝えたことがない
 Ⅷ:話すときも書くとき難しい言葉や専門用語を使った
 Ⅸ:会社の成長が頭打ちになっても、リスクを伴う新しい大胆な挑戦を拒んだ
 Mの抑圧的で冷酷な態度が、組織全体を冷たい霧のように覆い、社員を暗い気持ちにさせ、自信を蝕み、徐々にエネルギーとインスピレーションを奪っていきます。Mのリーダーシップが日を追うごとに、週を追うごとに、会社の息を止めていったのです。
 Mの例からわかるように、偉大な企業への道を阻むのは往々にして無能なリーダーです。
 どれほど最先端のテクノロジーがあっても、優秀な人材がいても、優れた戦略があっても、そして業務の遂行力があっても、リーダーシップ・スタイルがお粗末ではどうにもなりません。
 これはあらゆる企業に言えることですが、特にトップリーダーが日々の活動に与える影響が非常に強い中小企業ではとりわけその傾向が強いのです。
 中小企業では、組織のトップのリーダーシップ・スタイルによって組織全体のトーンが決まります。トップの振る舞いが、会社・組織全体の行動パターンに影響を与えるのです。
2.リーダーシップのスタイルはさまざま
 誰もが同じリーダーシップ・スタイルを身につけることは不可能ですし、その必要もありません。リーダーシップ・スタイルは、人それぞれの性格的な特徴で決まるものです。効果的なスタイルは色々あって、自分の性格的特徴に合致したリーダーシップ・スタイルを身につければいいのです。
 優秀なリーダーでも、物静かで内気で控えめな人もいれば、陽気で社交的な人もいます。活発で衝動的な人もいれば、慎重な人もいます。年配で堅実で経験豊かな人もいれば、若く勢いがあり向こう見ずな人もいます。人前で話すのが得意な人もいれば、あがり症の人もいます。カリスマ的な人もいれば、そうでない人もいます。有能なリーダーといってもその性格は十人十色です。
 自分らしいリーダーシップ・スタイルを身につけるしかありません。別の誰かになろうとしても、自分にそぐわないスタイルを身につけても何の役にも立ちません。
 それでは、どうやって自分に合ったリーダーシップ・スタイルを見つけ、それを磨いていけばいいいのでしょうか? 
 自分の性格を客観的に把握して、自分とよく似た性格のリーダーを見つけ、そのリーダーシップ・スタイルや思考・行動様式を真似ていくことがスタートではないかと思います。
 人それぞれだから他人を真似ても意味がないという人もいます。しかし、他の人のリーダーシップ・スタイルを真似することが必ずしも無意味だとは思いません。
 手本がなければ自分に合ったリーダーシップスタイルを見つけることはできません。まずは真似をして、自分に合わないところは軌道修正して自分なりのリーダーシップ・スタイルとして創り上げていくしかないのではないでしょうか。
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