中小企業経営のための情報発信ブログ32:おじさん構文

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ビジネス・マーケティング
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は休日ということもあって、堅苦しい経営論や戦略の話はやめましょう。
今日は「おじさん構文」を取り上げます。
いつでしたか、朝の情報番組「めざましテレビ」で「おじさん構文」が取り上げられていました。
「おじさん構文」は、もともと「気持ち悪い」「おじさん感が強すぎる」など、おじさん独特の文体を揶揄する意味で使われていました。しかし、最近では若い女性を中心にブームとなり、若者が真似てわざと「おじさん構文」を使うようになってきているというのです。
1.おじさん構文とは?
 「おじさん構文」というのは、絵文字や!、!!、?、?? などを多用したり、句読点の打ち方、語尾のカタカナ変換などに特徴のある、中高年の男性が女性に送る文体のことだそうです。
 テレワークの機会が増え、チャットツールなど、テキストだけのコミュニケーションが以前よりも増えました。社内だからとフランクな言葉遣いや絵文字を多用したメッセージのやり取りをしていると、部下や後輩に「おじさん構文を使っている」と馬鹿にされるかもしれません。
 部下とのコミュニケーションの重要性は言うまでもありませんが、プライベートとは違います。仕事上ではそれに見合った文体があります。プライベートならいざ知らず、仕事で「おじさん構文」を多用すると人間関係が良くなるとか信頼関係が生まれるとかありません。むしろ逆効果です。
 おじさん構文が相手にストレスを与えかねないのです。
 「おじさん構文」の特徴は
①絵文字が多すぎる
②不自然なカタカナを使用
③一文が長く、句読点が多くて読みづらい
④何に対して話しているのかわかりずらい
などです。
 こうした「おじさん構文」と言われるメッセージは、相手にストレスを与えます。それは「心理的距離感を勘違いして、相手と温度差がある」からです。   テキストコミュニケーションは、対面で話すときよりも相手が読み取れる情報が少ないのです。表情や言葉の強弱・抑揚などから得られる情報がないのです。相手と違う温度感でメッセージを送るということは、伝えたい内容以前に、相手に不快感を与えます。そのような状況で、業務上の指示やアドバイスをしても説得力はありませんし、相手も素直に聞く耳を持ちません。
 「おじさん構文」を不快と感じる理由は「相手との距離感が分かっておらず、一方的なコミュニケーションに終始している」からですから、社内やビジネスシーンでそうならないためには、「相手への思いやり」をもって文章を書くことが大切です。
 また、対面ではタメ口でも違和感がない場合でも、テキストコミュニケーションの場合には敬語を使う方が無難です。なぜなら、両者に良好な関係性が構築されているとはいいきれず、心理的距離感がお互いに違う可能性もあるからです。冗談で書いた一言が取り返しなつかない事態を生むこともありますし、分かるだろうと相手の読解力に甘えるのも相手にストレスを与え不本意な受け取られ方をされることもあります。
 チャットなどのカジュアルなコミュニケーションができるツールでも節度と思いやりを持って、相手に伝わる文章を送ることが大事です。
2.無意識にやっている「4つの問題行動」
 おじさん世代が無意識に行っている問題行動として次のようなものがあります。おじさんとしては、少しでも若者との距離を縮めたい、コミュニケーションを取りたいという切羽詰まった思いからやっているわけですが、前述のように逆効果です。
 Ⅰ:感情を表現した絵文字とカタカナが相手を「ゾワッ」とさせる・・・絵文字は絶対禁止ではなく、多様せず、見やすい文章を送るのです。語尾のカタカナは、そもそも不自然なので使わないのがいいのです。
Ⅱ:「情報が多いから」とくどくど書いたチャットがストレスになる・・・多くの情報を伝えたいときこそ、分かりやすい簡潔な文章を心掛けるのです。最後まで読まないと分からない文章ではなく、まずは結論から書くのです。情報を整理して伝える、最初にタイトルを入れるのも伝わりやすくなります。
Ⅲ:「あれ」「それ」などの指示語はすれ違いや誤解を生む・・・「あれ」「それ」が何を意味するか考えることがストレスになることもあり、認識が違うまま話が進む可能性もあります。何について話しているのかを明確にすることが大切です。
Ⅳ:チャットツールの機能を使えない、知らない、で流れを止める・・・機能をしっかり把握していない、便利な機能があるのに使っていない、ということがないようにすることです。複数のメンバーがいるチャットグループの場合、以前投稿された内容に突然用件を伝えても、誰宛てなのか、何についてなのかが把握できず、誰もリアクションができないということになります。
3.世代間のギャップを甘く見るな!
 コミュニケーションのすれ違いは、世代間が離れていればいるほど出てきてしまいますし、簡単には埋められない溝です。スマホとSNS慣れした世代と、顔文字・絵文字が流行ったガラケー世代のコミュニケーションは大きく異なるのです。
 中高年のおじさんと、30代のミレニアル世代、20代のZ世代、10代のα世代とは育った環境が違い考え方も価値観も違います。ある意味別の人種のように思える時もあります。このことを心の中にとどめておくことです。
 この溝を無理に埋めようとしても、それは不可能です。そのために、相手との距離を縮めようとおじさん構文を多用しても、心理的距離感は縮まるどころかさらに離れてしまいます。必要なことは、相手を思いやる心です。相手を思いやる心がなく、形式だけで親近感を示そうと「おじさん構文」を使っても、若者は引いてしまうだけです。
 敢て溝を埋めようとする必要はありません。溝があることを前提として接していけばいいのです。溝があっても相手を思いやることはできます。相手を思いやる心をもって相手に接すれば、世代間の溝があっても心理的な溝は縮まりるはずです。形式よりは中身です。
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