弥生三月の春の嵐が過ぎ、首都圏での桜の花の開花が進み”花見”に浮かれる時節が近づいている。
北海道の道東十勝は、厳寒期の放射冷却が原因でマイナス20度台はザラで、時に30度台に成る事もあり、本州の桜”ソメイヨシノ”などは冬を越せない。
そういった厳しい自然環境の中で育つのは”エゾヤマザクラ”である。
しかしながら足の長いその桜は、胴太短足の”ソメイヨシノ”を見慣れてる身には物足りない。
そんな事もあって、数年前に山梨で法事が有った時に、富士河口湖町で”富士桜”の苗木を5本ほど購入して、庭に植えている。
富士山の標高1000m近くでもしっかり生息する”富士桜”は、北海道南十勝の厳しい環境でも育つのではないか、と仮説を立てたからである。
エゾヤマザクラ
その中で現時点でちゃんと根付いたのは3本のみで、このまま順調に育つかどうかは何とも言えない。
それら”富士桜”の花が開花するのは、まだ2・3週間は先だと想われる。
私が札幌や函館に行って戻って来るその頃には、既に開花しているであろうか?それとも未だし、なのであろうか・・。気になるところである。
来週からは、連日最高気温が2桁台になるから、である。
富士桜
0405
昨日2週間ほどの札幌・函館遠征の帰りに、日高山脈の中腹からいよいよ十勝に入る、という道東「新得」の山麓で特急列車が、急停車した。
”列車が何モノかに衝突したので、停車します”
との車内アナウンスが流れた。
その間、乗務員が列車の車両前部辺りを確認した様で、14・5分間停車していた。
運転再開を待つ間私は”何に”衝突したのだろうか、と思いを巡らせつつ車窓から周囲を見廻した。
小鹿が跳ねながら右上奥に消えた
すると、山間の鉄路に架かる小川の先を白いお尻をしたベージュ色の小動物が、ピョンピョンと跳ねて林の中に逃げていくうしろ姿が観えた。
そういえばJR「追分駅」を過ぎて日高山脈に入り、「新夕張駅」を越えた辺りから、車窓から何匹かのエゾシカを目撃したことを思い出した。
「占冠」周辺では母鹿に率いられたと想われる4・5匹のファミリー、
「トマム」を過ぎた辺りでは立派な角を生やした牡鹿や、それとは別の親子2匹連れ、といった具合にである。
山のあちこちには、そこかしこにフキノトウの群生が確認できたから、ようやく日高山脈でも春の息吹が感じられていたのだ。
それら春の山の恵みを求めて、厳しい冬を越したエゾシカたちが夕食を兼ねて、早春の日高山脈を闊歩していたのかもしれないな、などと想い始めた。
残雪の中のフキノトウ
先ほどの小鹿が、小川沿いの林の中に逃げ込んだのはひょっとして、連れ立って夕食を求め闊歩していた母鹿や、兄弟鹿・姉妹鹿が特急列車の犠牲になったから、なのだろうか・・。
とそんな風に想像したら、少し心が痛んだ。
0421
🌸 🌸 🌸 🌸 🌸
あと一日で4月が終わるという、GWのさなかに小雪が降った。” 戻り寒波 ”である。
4・5年に一度の事ではあるが、北海道ではGWが終わりきる頃までの間に雪が降り、それなりに積もることがある。
今年の場合は4・5㎝で済んだから、まだましな方である。まれに数10㎝積もることもあるからだ。
とはいえこの時期の雪は水分量の多い雪で、根雪になる心配はなく、2・3日の内に溶けてなくなる。
従って全く心配はしていない。
新芽の出始めた緑の牧草地にも雪が積もる。
問題なのは、冬用の雪タイヤから夏タイヤに交換してしまった場合は運転に支障が起きる事であるが、幸い現時点で我が家はまだ雪タイヤのままである。
それとGWが始まった先週末辺りから来道している観光客が、慣れない運転でスリップ事故を引き起こす事である。
観光客さんよ、GWが済むまで北海道は雪にご注意ですぞ⁉
とアドバイスしておきます。
因みに明日からの週間天気は、再た最高気温が二桁台で推移するという事で、この雪も間違いなく1・2日で溶けることに成るだろう。
ー昭和の日ー