大傑作「ベイビーワルキューレ」

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風邪で安静のために寝ていたときに見た映画の話をもう少し続けます。

「トップガン」の後、U-Nextで次の映画を探していると、「ベイビーワルキューレ」(監督 : 阪元裕吾)という作品が紹介されていました。

なんでも2人の女子高校生殺し屋の話とのこと。

B級感満載ですが、構いません。

私はこんなのが大好きなのです。

とにかくピストルバンバン、血しぶきドバドバだったら文句ありません。

その上、主役が女子高校生ときたら、観ない選択肢はない。

それであまり期待していなかったのですが、これが大変な傑作でした。

本当に驚きました。

ここ数年間に観たアクション映画で5本の指に入るというか、下手をするとトップです。

とにかくアクションがすばらしい。

アクション担当は伊澤彩織さん(スタントパフォーマーだそうです)といいますが、日本であんなに体を動かすことができる女優がいるとは思いませんでした。

有名になることは間違いないでしょうが、アクション専門だと大女優になるのは難しいかも知れませんね。

そして、このアクションパートと対比をなす主人公たちの日常生活がものすごく緩いんですね。

会話がユーモアたっぷりで思わず吹き出しますが、何か腑に落ちます。

すぐ後に出てくる「大怪獣のあとしまつ」とは根本的にというか、次元が違う。

阪元監督は本物のコメディセンスがあります。

今年、続編が作られるそうですから、今度は映画館で観たいと思っています。

ついでに書いておくと、参考のためと怖いもの見たさで、昨年のワーストワンとの呼び声も高い「大怪獣のあとしまつ」を観ました。

確かに酷かったことは否定できませんが、あの空前にして絶後の駄作「デビルマン」の牙城に迫るほどではなかったですね。

やはり「デビルマン」の壁はそう簡単には乗り越えられないようです。

とはいえ、どうしようもない作品であることは間違いありません。

監督の三木聡氏は脚本も書いていますが、演出にも脚本にも才能はないと思います。

とにかく、ストーリーに関わりなく頻出するジョークがすべて外しまくりで、悲しくなるほどでした。

映画会社もこんな監督よりも、上述の阪元監督にお金を出して上げるべきでしょう。

いろいろとしがらみのある日本では無理なのかな。

ただ、今はハリウッドも近くなっていますから、アメリカの制作会社が阪元監督に出資し、伊澤彩織さん主演の映画を撮らせるというのは必ずしも夢物語ではない。

そんな日が本当に来るといいいですね。

では

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