前回の記事「Excel2007」がエクセルのバージョンアップの歴史において転換点であるとお伝えしました。
そして扱えるデータ量が大幅に増えたことも解説しました。
■「Excel2003」まで
1シート当たりの行数 65,536行
1シート当たりの列数 256列
■「Excel2007」~「Microsoft365」
1シート当たりの行数 1,048,576行
1シート当たりの列数 16,384列
ちなみにエクセルシート数に上限はあるのでしょうか?
今回はその事に触れてみたいと思います。
結論から申し上げますとエクセルシートの上限は、そのPCのメモリ量に拠るので決まった上限数があるわけではありません。
ということで実際に何シートまで増やせるのか検証してみたいと思います。
といっても1シートずつ手作業で増やすのは、手間暇が掛りすぎで現実的ではありません。
VBA(プログラム)を使って自動的にシートを増やし、どこまでシートが追加されるのかを検証します。
VBAプログラムは以下の通りとてもシンプル(たったの6行)です。
【検証結果】シートはどこまで増やせたか!?
プログラムを走らせて10数分して以下のようなエラーが出ました。
はたして何シートまでできたのでしょうか?
「Sheet5452」まで追加できました。
ちなみにこの後このファイルはすぐに落ちてしまいまともに使える代物ではありませんでした。
【まとめ】
■エクセルシートは私のPC環境下では5452シートまでシート作成できました。
■とは言え、メモリ不足状態でまともに使えるファイルではありませんでした。
⇒物事に常識的限度があるようです。。。
以上くだらない検証にお付き合いいただきありがとうございました。