「景気が悪いから。」
「競合店ができたから。」
「人手不足だから。」
飲食店では、売上が下がる理由として、こうした言葉を耳にすることがあります。
もちろん、それらが影響することもあります。
しかし、私は25年以上飲食業の現場で働いてきて、一つの考えを大切にしています。
売上が下がるということは、お客様からの評価である。
少し厳しい言葉かもしれません。
ですが、お客様は必要だと感じたお店には、時間とお金を使って来店してくださいます。
逆に来店されないということは、今のお店の価値が十分に伝わっていない可能性があります。
だから私は、売上だけを見るのではなく、
「なぜお客様に選ばれなくなったのか。」
その理由を考えることが何より大切だと思っています。
本当に考えるべきこと
料理がおいしい。
接客が丁寧。
内装がおしゃれ。
もちろん、それらは飲食店にとって大切な要素です。
しかし、それだけで長く選ばれ続けることはできません。
本当に考えるべきなのは、
「自分たちの強みが、この地域のお客様に必要とされているのか。」
ということです。
どれだけ自信のある料理でも、
どれだけ技術があっても、
地域のお客様が求めていなければ来店にはつながりません。
逆に、お客様が求めている価値を正しく届けることができれば、お店は自然と選ばれるようになります。
経営とは、自分たちが売りたいものを提供することではなく、
お客様に必要とされる価値を提供し続けることだと私は考えています。
お客様に向き合える環境をつくることが経営の仕事
飲食店は、人がサービスを提供する仕事です。
だから一番大切なのは、
スタッフ全員が、お客様にしっかり向き合える環境をつくること。
忙しすぎて笑顔がない。
スタッフ同士がギスギスしている。
目の前の仕事に追われ、お客様を見る余裕がない。
そんな環境では、どれだけ料理がおいしくても、お客様はその空気を感じ取ります。
だからこそ、経営者や店長の役割は、お客様と丁寧に向き合える環境を整えることです。
スタッフが安心して働ける環境があり、その先に、お客様への良いサービスがあります。
「やりたいこと」だけでは、お店は続きません。
経営者だから。
料理長だから。
店長だから。
「自分がやりたいこと」を形にしたい気持ちは、とても大切です。
しかし、それだけでは長く続くお店にはなりません。
私は、
「できることをやる」のではなく、「必要とされることができるようになる」ことが大切だと考えています。
そのためには、
学ぶこと。
技術を磨くこと。
新しい知識を身につけること。
そして、お店をブラッシュアップし続けること。
経営者も、店長も、料理長も、成長を止めてはいけません。
地域のお客様が求めるものに応えられるよう、自分たちも変わり続けることが必要です。
話題のお店より、また来たいと思われるお店へ
私は、
「面白いお店だから。」
「料理が変わっているから。」
「SNSで話題だから。」
それだけでは、本当の意味で長く愛されるお店にはならないと思っています。
もちろん、それらは来店のきっかけにはなります。
しかし、お客様がもう一度足を運ぶ理由は別にあります。
「また来たい。」
そう思っていただける体験を積み重ねること。
お客様との信頼関係を築くこと。
それこそが、飲食店が長く続く一番の理由だと私は考えています。
飲食店の課題を、一緒に整理しませんか?
売上が下がる理由は、お店によって違います。
数字だけでは分からないことも、現場にはたくさんあります。
私は25年以上、料理人・店長・マネージャー・事業部長として現場に立ち続けてきました。
だからこそ、数字だけではなく、お客様の立場や現場の空気も含めて課題を整理し、改善策を考えることを大切にしています。
お店の強みを見つけ、それを地域のお客様に伝わる価値へと磨き上げる。
そのお手伝いができればと思っています。
お気軽にご相談ください。