女性教員の多い学部での昇進事情

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どの職場でも昇進を気にする人もいれば、そうでない人もいるでしょう。

大学でも似た感じです。

近年、大学では女子学生を多く確保する状況が増えました。女性を取り巻く環境は以前に比べて徐々にですが、確実に変化していると思います。

では、大学で女性の教員が働く場合、その昇進はどうでしょうか?

男性と女性で規定に違いがあるわけではありません。

研究業績が一番重要とするところが多いかと思いますが、男女ともに同じような努力が必要とされます。

ただ、男女で異なるのは、「女性は既婚かどうか」がやはり大きな影響を与えていると感じます。

ある学部で、女性教員が非常に多い場合、教授になると仕事量が多く、責任も重くなるため、既婚かつ小さいこどもを育てている女性は昇進を避ける傾向が強いです。

家庭と仕事を両立する場合、それは仕方のないことだと思います。

昇進せずそれでも安定した収入を得続け、家庭円満でいられるなら、結果的に夫婦での収入が確保もでき、子どもとの時間が増えることにもなるので、そのような働き方がベストと考える優秀な女性は結構います

一方、独身の女性ですと、家庭との両立をほとんど考えずに(介護は別ですが)仕事にたっぷりの時間を費やすことができます。朝早くから来て、夜遅く、場合によっては大学で一晩過ごしていく女性教員もいますが、問題ないわけです。

そして、仕事がやりがいであり、それに邁進することで、家庭でどのように過ごすか向き合うことも減ります。

そのため、それほど優秀ではない人でも、仕事に向き合う時間的な量が増えるので、自然と研究業績は増えますし、「この先生にさまざまな委員会の責任を任せるとなると、家庭との両立は大丈夫かな?」という上司の心配もありません。

そのため、
独身女性:昇進しやすい(本人も満足)*優秀でない人でも
既婚女性:昇進しにくい(本人も満足)*優秀な人でも

となります。

女性教員が多い学部では、
教授が優秀とは限らない 

という構図が成り立ってしまうのですね。

男性教員が多い学部では、こうはなりません。
女性ならではの複雑な立場がこのような状況を生むのだと思います。


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