介護してて"ツライ"のは 損‼

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コラム
施設介護、在宅介護、『なんとかしなきゃ...』

と思っている時、つらい事、しんどいことばかりでした!

以前ブログで『魔法の言葉で楽になる』話をしましたが

私が施設で実際に行った、認知症の方への対応を紹介します。

Kさん・女性・認知症・70才くらい・帰宅願望強い・すぐ忘れる・難聴

の方がおられました。
ご飯も食べず、何とかして帰ろうと、ウロウロされています。
「ここはどこじゃ?出口はどこじゃ?お金は払うんか?お父さんはどこじゃ?もう帰るからお世話になりました。」
と無限ループで、大声でフロアを歩き回り、何度説明してもすぐ忘れてしまわ
れるので

職員も全員、疲れ果てていました...

おやつを出したり、お茶を出したり、昔話をしてみたり、一緒に散歩したり
何とかあきらめておうと必死でしたが、何をしても

「で、いつ帰らしてくれるんや?」と...

本当に何ともならない人は、何ともならないのかぁ...?
疲れて根負けされるのを待つしかないのか?

たまたまナースコールが鳴り、私の持っていたピッチが鳴りました。

「なんや、電話もってるんか?家に電話するからそれ貸してくれ」
とおっしゃいます。すぐ忘れてしまわれる方に、ご家族から何度説得されても
ダメでしたので、解決にはなりませんし、何回か説明してお断りしたのですが

ダメもとで『ここはひと芝居打ってみよう』と私は思いました。

ピッチで着信音をならして電話に出るふりをします。
「はいもしもし~、あ!Kさんの?どうもお世話になっております!ああKさんですか?今横にいらっしゃいますよ。はい、では変わりますね~」

と、どこにも繋がっていないピッチをKさんに渡しました。
Kさんは食堂の椅子に座ってピッチを受け取り

Kさん「誰や?もしもし?〇〇かぁ?」

私はKさんの後ろに回り、しゃがんで、誰か分からない〇〇さんになりきり
Kさんのピッチの方面に向かってはなしますww←ドキドキ大きく深呼吸

「おばぁちゃん‼お誕生日おめでと~‼」

Kさん「??私?誕生日か?なんやあんた〇〇か?」←〇〇って誰ぞ?

「そうや!〇〇やで!おばぁちゃんお誕生日おめでとう~‼久しぶりやね!どう?そこの宿はいい宿でしょ?」←なりきれ!

Kさん「いや~久しぶりやな~!いやしかし、いい宿って、あんたここ、どこか知ってんのんか?なんでや?ほんで私は家に帰りたいから、あんた迎えに来てよ!」

「ええ~そうか~...私からのお誕生日プレゼントで、お風呂付きの一泊旅行やったんやけどな~...なんか汚いとか、狭いとか、不自由してるの?嫌やったら迎えに行こうか?ごめんなぁ~...」

Kさん「いや!ほんまかいな、いや、それは知らんかったから!なんやこれはあんたからのプレゼントか!そうか!」

「そうよ~驚かそうと思ってさぁ。実は明日そっちに会いに行くから、できればその宿に泊まって、温泉頂いて、ゆっくり待っといてほしいんやけど、どうしてもあれやったら...今から迎えに行こうか?」

Kさん「い~や~温泉まであるんか?」

「そうよ~せっかくやし、明日温泉頂いてからでも、帰るのはそれからでもいいんじゃない?料金も変わらへんしさぁ...」

Kさん「そうかそうか、ありがとうやで~」

....みたいな感じで終始笑顔で、電話を切られたKさん。

Kさん、ほくほく顔で「孫がな、どうしてもここに泊まって欲しい、プレゼントや言うのよ!ほほほ~てなわけで、今日は泊まらせてもらいます!私の部屋はどっち?」

とまぁ、すすんで寝巻きに着替え、おトイレを済ませお部屋でお休みになりました!

サンキューお孫さん‼ありがとう家族の愛情‼涙なみだ!

そして、耳が遠いかたで、うまく電話してると思い込んでくださったのも

うまくいった要因でもありましたね。

認知症の方だって、なぜか分からない理由で拘束されているような状況は

安心できないし、家のほうがいいに決まってますよね?

おばぁちゃんの心を動かしたのは、

お孫さんへの愛情と お孫さんからの感謝の気持ち

ただそれだけでした!

いつもなんでもすぐ忘れてしまわれるのに、朝になってもボンヤリと覚えてお

られました。

それからは、毎日、お孫さんのお話をたくさん聞いて、「明日、お孫さんがお迎えに来られますよ~、今日はゆっくりお休みください!」

と伝えて、Kさんは、何日も笑顔で過ごされました。

なんとかしよう、どうにかしよう、ではなく

ちょっとこころに余裕をもって

好きな人とお話ししてもらう。

愛のこもった居場所だよ。と伝える。

やりかた、形は大きく変形していますが

「家には帰れないから!ここが家だから!一人で何もできないでしょ⁉」

理解不能な厳しい現実をいくら伝えても人の心は動かないけど

この日ほど

『嘘も方便』という言葉を実感した日はありませんでした。

【!!注意!!】
このお話の中に、悪い人は一人もいません!ご注意ください‼(笑)

みなさんも、立場や人物をいれかえて、

自分の居場所が分からない人に、女優 俳優になってなりきって

おはなしを、してみてあげて下さい!

直接 相談を聞いて欲しい方、愚痴だけ聞いて欲しい方
メッセージしてみて下さい。
よそで聞いたことがないようなお返事で、あなたを笑顔にしますよ(*^^*)

















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