スタッフはどんどん辞めていく原因は私が感情的になり口調が粗くなることでした。
私の難発性吃音がコミュニケーションの妨げになっていた、
言いたくても言えない、みて見ぬ振りをするしかなかった。
名前を呼ぶにも相手の名前が出てこない、だからそのまま呼べなくてイライラしたり、もしくはオイ!とか、なあとか、ねえと言うように、粗末な扱いをするしか出来なかった。
その時は店舗の厨房のリーダーを任されていたのもあり、こうでなきゃだめだ感が半端なく軍隊みたいなきっちりしなければ気が済まなかった。
私語ダメ歩いて行動するのダメ、ちゃんと言われたことをやらなければだめって感じのガチガチの恐怖政治の職場だった。
当然皆の笑顔なんてない、だがそれが仕事だろと思っていたのも事実である。
反抗してくるスタッフやため口を聞いてくるスタッフはいない。
反抗されるような中途半端に感情的になる事はしなかった、
辞めても仕方ないというのも頭にあった。
自分の中でこのラインを超えたらキレてしまう、これが抑えられなかった。
間違ってため口をきいてきたスタッフにも「俺にため口か!」などと
皆の前で言うほど心も小さい男だった。
当時の上司からはお前のせいで皆辞めていくんだよ!
次辞めさせたら許さないということを言われるが、
なかなか治らなかった。
スタッフが辞める理由は最初は学校の事情とか、親の関係とか、勉強についていけないとか言って店長に申し出るが、
その店長はホントの事を言ってくれと辞めるスタッフに問い詰めた、
皆そろって私の名前をあげていた。
私は店長にも時にはキレることもあり、スタッフや社員を辞めさせるような問題社員なのに辞めさせることはしなかった。
それは常に人で不足で他の店舗も同じく人で不足で、一人でも社員が必要だったからでした。
ある時あまりにスタッフがいなくて、店舗運営が出来ない日があって、
他の店舗の店長がヘルプに厨房に来た時があったんです。
僕の後輩社員です。
その後輩は店長になったばかりだったと思います。
私は接客ができなかったので、当然追い越されていきます。
そして私は衝撃な状況をみた。
そのヘルプにきた店長は知らないスタッフとしゃべりながら仕事をしているんです。
私には考えらえなかった、しゃべりながら仕事するってどういうこと?が
頭から離れずにいました。
だが皆の顔には笑顔があるんです。
厨房に笑顔なんていらないだろとまで思っていた私には、
訳がわからなくなっていた。
そこで思ったことがあります。
店長がしゃべりながらやっている、、、それでもいいのか?
それがいいのか?
その方がいいのか?
それでいいんだねみたいな感じで、ガッチガチにやる必要はないのかと
考えるようになった。
それから力を抜くとこは抜いた、
ただ私がつい感情的になってしまうラインの線引きだけは持とうと
決めた、
それは挨拶、返事、ありがとう、ごめんなさい、報告、仲間を侮辱することや、新人さんを粗末にすること、横柄な態度をとること、は徹底的に指導した。
他は力を抜こうときめた。あまりにひどければ、軽く指導する程度にした。
それから休みの日は本を買ってみました。
リーダーシップ、部下が辞める理由、コーチング、心理学、コミュニケーション、伝える技術、教育関係、ビジネス、マネジメントの本をとにかく読みました。
それ以来、私のいる店舗の離職は減り続けた。
しかも私が教えたスタッフはどの店舗のスタッフ以上の実力をつけてくれた。
アルバイトで店長代理や、厨房の責任者や、
エリア地域の優秀スタッフに選ばれた。
当然スキルは私を完全に超えていますけどね。
仲間の成長が感じられる瞬間が最高にうれしかった。
当時はまだ私の劣等感は感じることはなかった。
とにかく必死で状況を改善することに力をいれていました。