自分に合った収納を考える③視覚以外の好み

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こんにちは。

自分に合った収納を考えるの巻、今回は視覚以外の好みについてお話します。

好きな収納は?と聞くと思い浮かべるのは、視覚的な情報が多い気がします。
つまり、色形などの見た目やデザインですね。

しかし、視覚だけでなく、ほかの要素も併せて考えることで「自分に合った収納」の解像度が上がります。

例えば、ハンガー選び。

ハンガーには金属製、プラスチック製、木製、複数の素材が合わさっているもののほか、樹脂コーティングされた滑り落ちにくいものもあります。
私は金属製のハンガーを愛用していますが、選ぶ際参考にしたレビューの中に「音が気になる」というものがいくつかありました。
金属製のバーにかけて横にずらすときに、金属同士がこすれる音が気になる、というもの。
ハンガー同士がぶつかって鳴る、甲高い金属音が苦手だというもの。

実際、試しに数本購入して使ってみましたが、結果、私自身は全然気になりませんでした。

これは聴覚的な違いですよね。同じ音を聞いていても、気にならない人もいればとても気になる人もいます
また、同じ人でも環境や体調、年齢によっても感じ方は違います。

視覚以外の要素、一つ目は聴覚です。



また、他にも「重い」というものもちらほら見かけました。

しっかりした作りなのはいいが、重いため高い位置にあるバーに掛けるのが大変だった、というもの。
以前使っていたものがプラ製の軽いものだったから、重さが堪えた、というもの。

こちらも、普段使っているものとの差や環境(かける場所の高さや広さ)、本人のチカラ(単純に重いと感じるかどうか)などの要素で同じものでも感じ方は様々です。

ちなみに私は重さも気になりませんでした。むしろ、しっかりしたつくりでたわみもなく快適に使えました。

というわけで、視覚以外の要素、二つ目は重量です。

ここからはハンガーではなく収納ボックスの話。
先日片づけサポートに伺ったお客さまは、カゴや布など自然素材を使ったBOXを多く使用されていました。
理由を聞いてみると、
「今まで自分が自然素材のものを多く使っているという実感もないまま選んでました。だから、今はじめて考えるけど、見た目ももちろん好きなんですけど、温かみがある手触りが好きなんだと思います」
とおっしゃっていました。

このお客様は、手触りなど質感が好きという理由で収納ボックスを選んでいたのですね。
他にも、金属は冷たそうに感じて嫌だという方、逆にクールで清潔感があって好きという方、様々です。
というわけで、三つめは触覚

そして、最後は嗅覚です。
これは、プラスチックの石油系のにおいが苦手、使用している木の種類によって好きな匂い嫌いな匂いがある、布の独特のにおいが嫌だ、など。

使用しているにつれて気にならなくなってくる場合もありますが、嗅覚が敏感な方は不快なにおいが部屋にあることはとてもつらいことだと思います。

実物を確認しにくいネットショップでの買い物で失敗する例が多いようですので、嗅覚が敏感だという自覚のある方はご注意くださいね。

視覚重視の収納選びに、聴覚、重量、触覚、などの要素も加えると、より自分に合った収納が見つけやすくなるので、一度考えてみることをおすすめします。
これらは、素材という言葉に置き換えるとわかりやすいかもしれません。
プラスチック製、木製、金属製、カゴ類、布系、紙製など、素材によって特徴が違います。聴覚、重量、触覚から、好きな素材にたどり着くと、心地よい収納への足掛かりにつながるでしょう。

自分が重きを置いている条件を知ると、また違った目で収納用品選びを楽しむことができます。そういったところにも、心地よい暮らしのヒントが隠されているのです。

それでは、今日もかたづけで楽しい暮らしを。

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