“達成できそうな少し高い目標”は、飛躍的な成長の妨げ

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ビジネス・マーケティング
「能力を大きく上回る目標では達成しようとしないから、達成できそうな能力よりも少し高い目標を設定する」というリーダーがいます。また、この言葉は、目標設定の常識としてよく耳にします。

では、果たして、どれだけのリーダーが部下の能力を正確に把握できているでしょうか? そもそも、1人ひとりの部下の能力を正確に把握できると思うこと自体、上司の思い上がりになっていないでしょうか?

裏を返せば、「あいつにはこれくらいの能力しかない」、「あいつにはこれは無理だ」と、やる前から決めつけている、或いは、過ぎ去った過去の事例を引き合いにバイアスをかけ、部下の飛躍的な成長を妨げてはいないでしょうか?


部下に、「こんなに高い目標でも、もしかしたら達成できるかもしれない」、「高い目標にチャレンジしてみよう」と思ってもらい、そのための後押しをする方が、たとえ部下ひとりで目標が達成できなくても、部下の成長度合いは大きくないでしょうか?

何もサポートせずに、任せっぱなしにしておいても離れたところから安心して見ていられる、その安心感の方を優先した上司都合の目標設定になってはいないでしょうか?


・・・できるかどうかではなく、どんな目標にチャレンジするのか、それによって部下の成長度合いが変わる⇒部下の将来が変わる、ということを意識して目標設定する。目標設定の際、そんな視点を持つとよいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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